秋田県現代詩人協会主催、「第29回国民文化祭あきた・2014」プレイベントの<秋田の詩祭2013>「詩の講座」が、22日午後、あきた文学資料館(秋田市)において開催された。
始めに、斉藤肇さん、田口映さん、長谷部美音子さん、かなさんの4名が自作詩を朗読。その後、男鹿市の小松春美さんが「自然を見つめて詩片をひろう」、大館市の若木由紀夫さんが「詩を書くことの意味」と題しそれぞれ詩作に対する姿勢や詩論を披瀝した。
小松さんは、自らの生い立ちを振り返りながらその都度感じてきたことや触れてきた文学作品の印象をを織り交ぜ、詩を書く現在とのかかわりを語った。小さい頃に読んだ「ジャックと豆の木」は、その蔓が空へ延びることに希望を感じたと言い、今でも辛い時は空を見るという。
若木さんは、”現代という時代”をはじめに位置づけし、そこから文芸や社会事象、そして詩と詩人の役割について問いかけた。「詩は書き続けなければ書けない。作らなければ作れない」と述べ、「詩は、詩によってしか批評できない」と言う。だから、詩は書かなければならない・・・そういうことであろう。
<<次のイベント>>
①10月12日(土)~14日(月) 「第29回国民文化祭あきた・2004」プレイベント 秋田市にぎわい交流館AU・・・詩のポスター展示、朗読など。(他ジャンルの公演等あり)
②10月20日(日) 「第29回国民文化祭あきた・2004」プレイベント 「詩表現を楽しむつどい」・・・北秋田市文化会館(北秋田市鷹巣)
※詳細は秋田県及び北秋田市のHPでご確認下さい。