井上ひさしの小説「吉里吉里人」で一気に知名度が上がった地区。
(小説の舞台は東北本線沿線で宮城と岩手の県境にある町なんですけど、それっぽい地名が無いもんで)
この地区は大槌市内でも小さな浜に面した集落ですが、ほぼ壊滅状態で行方不明者も含めて甚大な被害を受けました。
20年ぐらい前に、わが家族、妹家族、それに両親の計10人でこの浪板海岸に海水浴に行った、思い出の地。
波打ち際から遠浅の海に続く砂浜が、削られたみたいに消失していた。
浜辺の松の木も多数折れて消失していて、国道45号線をまたいで山側にあった住宅、建物もガレキ化していた。
海水浴場では無くったら、人も来ない只の海岸線になってしまうのか。
国道45号線から波打ち際の砂浜に降りていく入り口に今も建つホテルも被災しており、復旧した後も変わらずお客さんが来てくれるといいなと思っています。