八幡平を秋田方面に下った麓にある玉川温泉。
ここは、一か所からの湧出量日本一(毎分9千リットル)と日本一の強酸性の泉質(それを含むと歯が溶けそうです)、更にラジウム放射線に包まれることで全国的に有名な温泉です。
有害火山ガスがあちこちからヒューヒュー音を立てて噴出しています。
天然記念物指定の北投石(台湾の北投温泉にも存在)も転がっているようです。
そこいら中が岩盤浴スポットで、湯治場と言うより療養施設に近い雰囲気でした。
東洋一の規模を誇った松尾(硫黄)鉱山の栄華の名残を残す廃墟群を眺めつつ、頂上手前のトレッキングロードへ。
そこから急斜面を下って、残雪で滑らないように注意しつつ、密集した熊笹をもかき分けてのたけのこ狩りは、結構な体力が要ります。
その分ひと汗かいた後は周りの景色も含めて爽快な気分になれます。
でも、ふと我が手足を見回すと無数の虫に刺された痕で無残。
同行者はしっかり露出の少ない服装で防備してました。
ともあれ収穫したヒメタケは夜のお酒の肴におひたしでいただきましたが、思い入れも加味されてスゴク美味しかったです。
地下鉄竹橋駅そばの平川門より皇居東御苑へ入場。
季節柄、苑内二の丸庭園の菖蒲が花盛り、北桔橋門から出て北の丸公園へ回り、GENERATIONSのコンサートがあるらしく、若い女性で溢れている日本武道館の脇を通って靖国神社へ。
春先話題になる東京の桜開花判定の標準木も菰に巻かれて今はひっそりしています。
夜は焼肉+飲み放題(いつでもですけど)で過剰に栄養を身につけました。
今回は、伴大納言絵巻の中巻と水墨画を中心にした展示を楽しみました。
長谷川等伯と狩野元信の作品もあり、浦上玉堂、田能村竹田、谷文晁、そして池大雅と与謝蕪村の水墨画も鑑賞できました。
個人的に好きな俳句が多い与謝蕪村(最近読んだ本の「歌よみに与ふる書」で、正岡子規は松尾芭蕉より与謝蕪村を高く評価していました)が表現する絵には身近な雰囲気が感じられ、芸術性についてはわかりませんが親しみを感じました。
(私は「奥の細道」中の俳句も好きですけど)