東京国立近代美術館で、菱田春草の「王昭君」の絵を見てから、本屋大賞を受賞した「海賊とよばれた男」ゆかりで、仙のコレクションで有名な出光美術館に廻った。
今回は、国宝「伴大納言絵巻」をメインに「やまと絵」を特集した展示会でした。
鎌倉時代の「佐竹本三十六歌仙絵」、南北朝時代の「長谷寺縁起絵巻」、室町時代と桃山時代の屏風絵などの絵もあわせて楽しめました。
10年ぶり公開の伴大納言絵巻は三巻セットなので、次回、次々回と3回に分けての公開と特別展が開催されるようです。
出品リストを見ると、それぞれの展示会いずれも内容がバラエティに富んでいて、個人的には大変興味がそそられています。
夕食は独身時代によくかよった六本木ニコラスで、当時と店内雰囲気は似ているものの、建物はビルになっていて、時の流れを感じました。
北国は桜の季節も、まだ肌寒いです。
あれから5年たった三陸沿岸は、消えた砂浜や破損器物などの傷あとがいまだに残っており、見上げるビルの外壁には「津波浸水深ここまで」の青いプレートが貼り付けられています。
大がかりな予算で新たな防波堤や土地のかさ上げなどの復興工事が進行していますけど、本当に安全な防災集落造り工事なのか、便利さ優先の旧集落復元工事なのかは、設計変更が多々あるらしいので完成するまで見えません。
釜石港そばの居住禁止地区にある食堂で、この時期限定の桜牡蠣(真牡蠣で通常の5,6倍の大きさ)のスパゲティランチを食べました。
このあと世界遺産に選定された「橋野鉄鉱山」(現存する日本最古の洋式高炉跡)に行きましたが、崩れた石組みが点在しているのみでさびしい感じ。(復元建屋なく、古文書コピーの提示ばかりで、当時の鉄作りの仕組みが分かりにくい)
最後に立ち寄った国選定重要文化的景観地区「遠野 土淵集落」にある真新しい「山口の水車小屋」(数日前に修復完成)とその周辺は、「佐々木喜善の遠野昔語り」のイメージに近い風景でした。
9km、2時間30分のウォーキング。
多摩都市モノレールの柴崎体育館前駅近くの立川公園をスタート。
最初のチェックポイント普済寺には国宝の六面石幢が保存されている。
隣接して流れる残堀川沿いの桜を眺めながら下ると、根川緑道に入る。
ここの桜はちょうど満開で、オーバーな表現ながら「見事に尽きる!」と言えます。
矢川駅前から続く桜並木から右折して桜通りを進むと、谷保第三公園では「第39回くにたちさくらフェスティバル」が開催されており、屋台、ステージショー、ミニ乗り物があって、家族連れで賑わっていました。
JR国立駅に続く大学通りの歩道橋は桜回廊の絶景スポットで、多くの人で混雑しています。
一橋大学キャンパスの枝垂れ桜も、レトロな建物にマッチしていました。