こまつ座第142回公演。
井上ひさし作、鵜山仁演出。
終戦直前の閉塞感満載の日本でなお娯楽を提供しようとした演劇集団を描いた作品(実在し広島で被爆した移動演劇「さくら隊」をリスペクトして創作)で、しっかり感動させられました(園井恵子役による宝塚振付のパフォーマンスも絶品)。
紙屋町をキーワードに、数十年前の思い出がよみがりました。
大阪で商談のあと、広島城近くの紙屋町にあった得意先の店舗まで足を伸ばし、帰途広島空港に向かう途中「原爆ドーム」(それまでテレビ等で見ていた映像と違い、実際の現場はガレキもそのままで、大きなショックを受けました)にタクシーを止めて見学した時の事を。
全5幕
C.A.ドビュッシー作曲、ケイティ・ミッチェル演出、大野和士指揮、東京フィルハーモニー交響楽団。
ベルナール・リヒター(ペレアス)、カレン・ヴルシュ(メリザンド)、ロラン・ナウリ(ゴロー)、
妻屋秀和(アルケル)、浜田理恵(ジュヌヴィエーヴ)、九嶋香奈枝(イニョルド)、河野鉄平(医師)、メリザンドの分身(黙役)が安藤愛恵。
妻屋秀和(アルケル)、浜田理恵(ジュヌヴィエーヴ)、九嶋香奈枝(イニョルド)、河野鉄平(医師)、メリザンドの分身(黙役)が安藤愛恵。
ワーグナー風な音楽展開ながらアリアが少ない(特にメリザンドの)印象。
ヒロインの分身を登場させ、舞台を現代に置き換えて幻想的で斬新で、PG-15的な演出が新鮮。
☆☆☆☆
する
懐かしの歌手も出演するので、観に、聴きに行ってきました。
幕開けに山本リンダが進行役としてお約束コスチューム(赤いラメベストにショートパンツ、膝までのロングブーツ)で登場!(衣裳を替えてから歌ったバラードも良かった)大満足です。
「知りたくないの」菅原洋一(88歳)さんは、さすがにヨタヨタっぽい感じで登場しましたが、「マイ・ウェイ」(オリジナル歌詞?)を力強く歌いましたよ。