現存天守のあるお城に行ってみた。
かなりの高台にあるので、リフトとロープウェイでアクセスできる(路面電車の大街道停留場からリフト乗り場へ行く途中には、司馬遼太郎「坂の上の雲」に語られる秋山兄弟生誕地がある)。
個人的には、どの城も似たような造りに見えるので、城内に行かなくとも遠くから眺めるだけでいいヮとか思ってしまうのだが、現地の人に「日本で現存天守は12あるけど、その内4つも四国にあるんですよ~」とか言われたので、今回の道中に城があったら一応寄ってみようかな・・・と。
ここには、日本で唯一現存する望楼型二重櫓(天守の原型らしい)の「野原櫓」や、「登り石垣」と言う遺構も残されているようだ。
道後温泉本館本館は建物の修理工事中ですが、北側の入り口から入場してお風呂(神の湯420円)には入れます。
その入口の上の2,3階の壁でプロジェクションマッピングのミニショー(手塚治虫の火の鳥をイメージした内容)が行われていました。
夜は道後温泉駅舎もライトアップされています。
駅前には明治時代の列車のレプリカ「坊っちゃん列車」が止まっており、アーケード街入り口の「坊っちゃんカラクリ時計」の動作もおもしろいです。
さらに、駅近くのお社脇には湯温の違う源泉をブレンドして配湯する分湯場(見学可能)もありました。
坂の町尾道、一世代前の映画の舞台にも。
足腰不安のオジサン的にはエレベーターかエスカレーターが要ります坂の上(しっかり片道320円の千光寺山ロープウェイがあって、頑張らなくとも手軽に山上の展望台に行けて、そこからの眺望を楽しめます)。
温暖で土砂災害も少なそうな環境ながら、昔と違って少子高齢化時代になってからは、歩くしかない狭い坂道だらけの日常生活の負担は大変そうに感じました。
やはり廃屋が目に付きました(一部は最低限の補強をして観光客向けのカフェに転換中のようですが)。
小津安二郎の映画「東京物語」のロケ地「浄土寺」(当時の映画のような雰囲気は薄い)下バス停~因島大橋(路線バス520円)、因島大橋から高速バス(1,750円)で「しまなみ海道」を通って今治駅に行き、JR電車で松山駅、路面電車に乗り換えて道後温泉に向かいました。
50人乗り程度の小型客船が季節運航(2,500円、所要時間一時間)している。
鞆漁港を出港して阿伏兎観音を眺めつつ、内海大橋をくぐって大規模な常石造船所の複数建造作業も眺め、厳島神社分社の海に建つ鳥居も遠く眺め、尾道大橋をくぐってJR尾道駅前桟橋に到着した(乗客3人だけでしたが気候にも恵まれ、気持ち良いクルージングでした)。
ちょうどその日「全国仮装大会IN尾道」が開催されていて、お手軽仮装団体や本格コスプレグループなどが集まっていた。
ジョーク?、城下町ではない尾道の山の上に立派そうなお城が建っている。