苞葉の縁が切れ込まず全縁になるオトメエンゴサクです。全体的な花色をヤマエンゴサクと比べてみると、開口部と距の部分で、色のグラデーションが出る傾向があるように感じられます。
非常によく似たエゾエンゴサクは、北海道の画像などを見ると花色が空色をしていますが、このオトメエンゴサクも北に行くほど空色になるのでしょうか? こちらでは赤みがかる花も結構見られました。
👇ニリンソウと一緒に。
👇カタクリと一緒に。
👇キクザキイチゲと一緒に。
(撮影日 2023/4/27)
苞葉の縁が切れ込まず全縁になるオトメエンゴサクです。全体的な花色をヤマエンゴサクと比べてみると、開口部と距の部分で、色のグラデーションが出る傾向があるように感じられます。
非常によく似たエゾエンゴサクは、北海道の画像などを見ると花色が空色をしていますが、このオトメエンゴサクも北に行くほど空色になるのでしょうか? こちらでは赤みがかる花も結構見られました。
👇ニリンソウと一緒に。
👇カタクリと一緒に。
👇キクザキイチゲと一緒に。
(撮影日 2023/4/27)
常緑の葉を持ちブラシのような乳白色の花を咲かせます。花弁がないしべのみの花になり、太いしべが伸びる雄花は触腕を広げているようにも見えますね。グラウンドカバーにもなるそうで、地面に広がっている姿をよく見ます。
(撮影日 2023/4/27)
今年は、花色が赤みがかっているウスベニニリンソウの花が、いつもより多く見られたような気がします。写真を撮った前日は気温が低かったからでしょうか? 去年、一昨年と見た、花色が緑色になるミドリニリンソウには今年は出会えませんでした。がく片数が通常の5枚より多い花も載せてみました。
👇ウスベニニリンソウの花。
👇がく片数が5枚以上になる花。
👇3弁花!?と思ったら、開いている途中の花でした。
👇花茎が3つ出ている花。
👇蕾の色が赤っぽかったり白かったり。
側弁に毛が生え、距やがく、花柄にも毛が密生するアカネスミレです。花弁は大きめで丸みがあり、ふっくらとした印象です。1枚目の下にある先端が尖った葉は、同じスミレ科のヒナスミレの葉になります。スミレ類は、違う種が隣同士になる場面も見られる事があり、違う種の花色が目に見えて違っていると面白く感じます。
(撮影日 2023/4/22)
地面に張り付いているように生えるキランソウです。記事の写真はそうでもありませんが、ペタッとなっている大株のキランソウは、別名の「地獄の釜の蓋」と言われるように蓋みたいに見えます。シソ科の花になり、長い3裂する下唇が特徴的です。
(撮影日 2023/4/22)
長野県白馬村にある大出公園の桜です。もう葉桜にっていた桜も見られましたが、大きな枝垂れ桜は見ごろを迎えていました。桜全体の見ごろとしては少し遅かったかなという印象です。つり橋の大出大橋を入れた構図で、桜とモルゲンロートを撮れる撮影スポットでもあります。
👇1~4枚目は見ごろだった枝垂れ桜の写真になります。1枚目は、前日に降った雨で大きな水たまりができ、水鏡になっていました。水たまりの水は、段々と引いていって小さくなってしまうので、この大きさの水鏡はこの日だけの光景のように思いました。
👇大出公園の北東側にある小さな水車小屋です。
(撮影日 2023/4/19)
長野県白馬村野平地区にある一本桜と野平公民館周辺の桜です。山の山頂付近は雲がかかっていましたが、雪山とのコラボは存分に楽しめました。公民館周辺の桜もまた立派で、近くにある火の見櫓と桜の花が一緒に撮れたり、一本桜を引いた視点で見る事が出来ます。桜の枝の成長度合いにもよりますが、桜花の枠の中に一本桜を入れる・・なんていう視点も見付けられるかもしれませんね。
👇一本桜。
👇野平公民館周辺の桜。
👇高台にある桜と白馬岳。
👇カーブミラーの中の桜。
(撮影日 2023/4/19)
桜で吸蜜していたルリタテハ(上)とシータテハ(下)です。ピンク色の桜の花の中で、リルタテハのコバルトブルーがキラキラと輝き、強い印象を残していました。シータテハはちょっと遠かったのですが、なんとか撮る事が出来ました。
(撮影日 2023/4/19)
イワボタンの変種になるそうです。ネコノメソウのように花の周りが黄色くなりますが、全体的に灰色がかっています。新鮮な葯は赤い色をしていて、黄色との対比でよく目立ちますが、萎んで目立たなくなってしまっている葯もよく見かけます。
👇レンプクソウの花(右)と一緒に。
(撮影日 2023/4/19)
緑色の花のレンプクソウです。花径5㎜くらいの小さい花が、直立する茎の先端に集まって咲きます。草丈も10㎝くらいと低いので、あまり目立たない花です。薄黄色のふっくらとした葯は、緑色の花の中でアクセントになっています。
(撮影日 2023/4/19)
ヒメギフチョウはスミレの蜜がお気に入りのようです。スミレの花の他にもカタクリやヤマエンゴサクが咲いていましたが、止まって吸蜜するのはスミレの花でした。ヒメギフチョウやギフチョウの吸蜜場面は、春に一度は撮ってみたい光景です。
👇オオタチツボスミレで吸蜜。
👇スミレサイシンで吸蜜。
不明種センペルビウムの肥料実験の記事になります。以前の投稿からだいぶ時間が経ってしまい、春になって変化も見られたので、まとめの意味も込めてみました。実験内容を少し変えた部分もあるので、そこもまた追記してみます。
(※文章量がいつもより多くなっています)
《実験内容》
・実験開始日 2022年12月6日
・直径1㎝くらいの根が出ていない子株を使用
・用土(赤玉土小粒1:鹿沼土小粒1:腐葉土1)
{※腐葉土は5㎜目のふるいにかけて大きな朽ち葉などを取り除いています}
・用土の量(約300ml~350ml)
・水やり(25mlの水分を2週間に1度)
{※用土の乾き具合を見ながらになりますが、暖かくなってきたら50mlに戻すかもしれません}
・青クリップ(液肥ハイポネックスの2000倍溶液)
・黄クリップ(活力剤リキダスの1000倍溶液)
・白クリップ(1リットルの水に尿素3gを入れた尿素溶液)
・赤クリップ(3種類の化成肥料を合計約1g)
{※1 使った化成肥料は「化成肥料8・8・8」「有機化成6・6・6」「きれいな花を育てる!肥料(120日タイプ)8・12・10」}
{※2 化成肥料は4週のサイクルで新しく入れ替えたいと思います}
{※3 肥料分が多いと感じたので、12週目から各肥料3粒ずつにしました} ←NEW
・青、黄、白混合クリップ(液肥ハイポネックス+リキダス溶液に尿素溶液を加えたもの)
{※1 溶液の割合は適当で「液肥ハイポネックス+リキダス溶液2:尿素溶液1」です}
{※2 実験開始日から3週目に追加}
・無印(いつも使っている多肉用土を使い、水は水道水を使用)
{※実験開始日から2週目に追加}
・冬は基本部屋置き、天気の良い日には外に出すことを心がけました。
・土の底のほうがあまり乾いていないと感じたため、12週目から16週目の約一か月間、水を切りました。←NEW
一番の変化は成長期に入り、「液肥ハイポネックス」と「活力剤リキダス」の株、「尿素溶液」の株に差が出た事です。感じた事をまとめてみました。
◇ハイポネックスとリキダスの株の葉が思ったよりも伸びて、徒長のような様相になりました。これは、根が無い状態からの実験スタートだったので、土の中に溜まった栄養成分が影響したのでしょうか。株を横から見ると、今までの短い葉と新たに伸びた葉が段になっています。
◇肥料分が入っていないリキダスの株が、ハイポネックスの株と同じようになるとは思いもしませんした。微量要素やカルシウムなどを葉の先端まで届かせる機能が影響しているのでしょうか? 横から出たランナーも他の株より長く伸びています。
◇ハイポネックス+リキダス溶液に尿素溶液を加えた株は、ハイポネックスとリキダスの株と尿素溶液の株の間のような姿になりました。尿素に液肥や活力剤の吸収を抑える効果があるのでしょうか? 混合溶液の比率や尿素溶液の尿素グラム数を変えれば、また違った結果が出て来るように感じます。
◇尿素溶液の株は、冬でも成長が良いと感じていましたが、春の成長期に入ってみても全体の葉はあまり伸びませんでした。葉の形のバランスが良いとも言えます。写真では少し分かりづらいですが、葉色が一番濃くなっています。成長期に入る前は、他の株と比較して葉の厚みも感じられました。
尿素は葉肥えなので、もっと株が大きくなるのかと思っていました。意外な結果です。用土にいる尿素を分解する土壌微生物が少なくなったor元から少なかったからでしょうか?
◇化成肥料の株は、肥料分が多すぎたのか株が小さいままになってしまいました。成長実験としては失敗、肥料過多の影響としては成功・・・と言えるような言えないような状況となっています。化成肥料を各種3粒に変えてもあまり変わらず、小さいままです。
◇いつも使っている多肉用土の株は、特筆するべきこともなくおおむね順調と言えます。しいて言うなら、用土には肥料分が入っているので、葉の伸びに関しては想定内ですが、少し伸びすぎかなというくらいでしょうか。
◇葉の伸びに関する目視比較のイメージです。
『ハイポネックス≧リキダス>いつも使っている多肉用土>ハイポネックス+リキダス溶液に尿素溶液を加えたもの>尿素溶液>>>化成肥料』
👇観察して気なったリキダスの株(上)と尿素溶液の株(下)を取り上げてみました。
👇比較するため2種を並べてみました。
👇化成肥料の株の根を見るために、第11週目(2月21日ごろ)に株を掘り上げてみました。
根は生えてくるのですが、肥料分が強いせいか、根がある程度伸びると枯れて茶色くなってしまうようです。
👇直近の第20週目(4月25日ごろ)の様子です。
👇週ごとの変化を並べてみました。
第17週目(4月4日ごろ)あたりから、成長スイッチが入ったように感じます。
(※画像をクリックすると別タブで画像が拡大表示されます)
まだ実験途中ですが、肥料の効き方と冬や早春時における水やりや液肥の使用感が、少しだけ分かったような気がします。
株の根が無いまたは根があまり張っていない状態だと、土中に肥料成分が溜まってしまうのか、規定量希釈の液肥でも少し濃いような感じがしました。春の成長期に入りたての頃も、水や規定量液肥をドバっと与えると徒長してしまうような印象を受けます。
液肥は固形のものよりも肥料分が効きやすくなっているので、小さい株だと量や与えるタイミングが大事なように感じました。雨ざらしの環境では、今回の実験とはまた違った結果が出そうです。液肥はゆっくり効く固形肥料の補助として使ったほうが良さそうですね。
多肉植物の固形化成肥料は、通常のものよりも根酸で溶け出すマグァンプKや、肥料の表面がコートされているものなどのほうが良いようです。通常の化成肥料を使う場合は、使用量を極力少なくして様子を見ながらにしたほうが良さそうです。
個人的感想になりますが、根があまり出ていない初期の頃は、尿素溶液の株の成長が良いように感じました。ある程度成長してからリキダスに切り替えると良い感じになるかもしれません。尿素のグラム数を少なくした溶液を継続して与えてみても、面白い結果が得られるような気がします。
■センペルビウムは寒さにも強く結構強健な種ですが、エケベリアなどと比べると環境の変化に敏感に反応するようです。また経過観察を報告してみたいと思います。今度はエケベリアの子株を使って同じような実験をしてみたいですね。