八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

小さく一周

2010年09月05日 | Weblog
ビジターセンターのカウンターにいると、よく「八島湿原をちょっと見たいんだけど、一周する時間はないし・・・どこを見ればよいですか?」という質問を受けます。うーん、お客さんの時間などにもよりますが、私は“小さく一周”をお勧めしたりします。

湿原一周は一時間半。湿原のまわりをぐるりと回るコースです。下の地図でご確認ください。
八島湿原イラストマップ

で、小さく一周とはどこのことかというと、
ここのこと。
湿原前の広場から湿原へ下り、また上り返してくるコースですね。これが2、30分くらい。ガイドウォークの基本のコースです。「ええ?ちいさいじゃん。もの足りないじゃん。」と思われるかもしれませんが、いやいや。なかなかよいコースなのです。
・・・というわけで、本日はこちらのコースの紹介です。写真多め、です。

ではまず湿原入り口から
     
こちらのトンネルをくぐると八島湿原です。湿原を一望できます。

     
ここがトンネルをくぐった先にある、湿原へ下る道。木道のスタートです。右側にたっているのはペットご遠慮くださいの看板。八島湿原の一周は、ペットの同伴をご遠慮いただいております。湿原前の広場までならOKです。よろしくお願いいたします。

     
湿原前の広場は湿原よりも一段高くなっております。ですので、湿原の近くに行くにはすこし下らなければなりません。

     
下りきると、木道は二手に分かれます。ここは右に行きます。すこし時間があるようでしたら、左に少し行ってもおもしろいかもしれません。昨日の記事の景色が楽しめます。

     
分岐の右がわの木道。見事な曲線を描いています。ここを歩いていきます。

     
ちょっといくと、池がこのように見られます。ここは私のお勧めのポイント。池を見ながらボーっとできます。

     
そのポイントをすぎると、今度はミズナラのちょっとした林に入ります。

     
ベンチがひとつ。この時期、ミズナラの木陰は天国です。このベンチは早い者勝ち。

     
そこを過ぎるとまた分岐です。左は 至 御射山、右は 至 八島園地と書いてありますので、右に行きましょう。広場に戻ることが出来ます。ゆるやかなのぼりです。

     
広場へと続く道はススキロード(仮)このあたりで後ろを振り返ってみてください。今まで歩いてきた道や、車山なんかが見えます。歩き始めに見た景色と、同じだけど、どこか違うかも。

     
白く見えているのはサラシナショウマ。秋の花ですね。



     
はい、広場に戻ってきました。このコースは短いけれど湿原も見れて木陰も楽しめて草原も楽しめる、お得なコースなんです。湿原一周はちょっと出来ないな・・・と思っている方!やっぱりお勧めですよ。



*おまけ*
小さく一周コースには、湿原一周で唯一ヨシを近くに見れるポイントがあります。(確か、違ったらすみません)そのヨシに、へんなものがいっぱいくっついていました。アブラムシ?小さくて、ちょこちょこ動いています。なんだろう??



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