八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

道をはずれたら

2010年09月09日 | Weblog

霧ヶ峰にはいくつかの登山道があります。八島湿原の周りもぐるりと歩道があって、3分の2は木道になっています。私たち人間はそこを歩くというルールがあります。だからそこを歩きます。

みなさん、気づいていましたか?いつも同じところを歩いているってことは、いつも同じ角度からでしか霧ヶ峰を見れないということです(物理的に)。私たちは「登山道からの霧ヶ峰」はよく知っていますが、「そうじゃない霧ヶ峰」はあまり知らないのではないでしょうか。

登山道をはずれた世界は普段私たちが見ている世界とまったく違うと思います。見慣れたはずの霧ヶ峰も、登山道を外れたらまったく別の山に感じるかもしれません。


そうなのか。きっとそうなんだ。迷うな、きっと。湿原の中とか、単純そうに見えて絶対複雑だろうな。
そんなことをいろいろ想像してしまいました。


いろいろ想像がふくらむのはきっと、登山道があって「霧ヶ峰のすべて」が見えないせいですね。だからいろいろ想像してどきどき(わくわくとも言います)できるのですね。そう、全部見ているよりちょっと隠れていたほうが…。

きっと登山道がなかった時代は、見えない部分を想像する楽しみはなかったでしょう。だって直接行って確かめればいいんだから。昔は全部この目で確認することができたのですから。想像して楽しむことができるのは今の時代の特権です。


などと考えていて、ふと後ろを振り向くと

たそがれ仲間が・・・。たそがれている時によく出会うハシブトガラスくんです。いつもありがとうございます。


*登山道からはずれないようによろしくお願いします*
道をはずれないように・・・ ま
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