こんにちは、ジュニア野菜ソムリエの菊田朋子です。
長年住んだ仙台を離れ今年から気仙沼で暮らしています。震災前、１，２年した
ら実家の大島に帰リ、両親と一緒に暮らそうと準備していまし た。
実家には手頃な畑がいっぱいあリ、野菜を作っていたので、一角に果樹やハーブ
を植えて地元に根ざした食に関わって行きたいと考えていまし た。
ところが、震災が起き大津波で海沿いにあった家は一瞬で流され畑も大好きな庭
もすべて瓦礫の中に消えてしまいました。震災の影響で仕事は休みが増え時間
のない生活が一変ウソのように自由な時間がいっぱいになってしまいました。
日頃から野菜大好きと言っていた私ですが、近頃見たことがない新顔野菜に出会
う事が多く詳しく知りたいと思っていたのと、時間がいっぱい あることで前か
ら気になっていた野菜ソムリエの事を聞いて見ることにしました。丁度合宿講座
があることを知り、早速申し込みしました。タ イミングですね～。
これまで仕事を通して感じていたことは、栄養を気にせず毎日コンビニでオニギ
リとカップ麺で昼食をすませる人、幼い子供にスーパーの惣 菜、お弁当の夕食
を食べさせておしまいのママたち。大手スーパーで毎日廃棄される大量の野菜た
ち。何かおかしい。変。もっと食べることを 大切にして欲しい…と思っていまし
た。そんな思いで受けた講座は日々の疑問の答えがたくさんあり納得でした。
もう少し勉強したいと思っていた矢先、実家の母が骨折入院したのを機に実家に
戻ることになりました。
被災地の気仙沼に戻ってみると、水産関係はもとより地域の復興はまだまだ先の
事。家も仕事もなくし、農地もなくなってしまった人がたく さんいる反面、耕
作出来ず放棄されている土地が多い事に驚かされます。この現状をなんとか出来
ないか？うまく繋げられないものか？と自分 の中で課題になっています。
今、新しく建てた家の小さい畑で数種類の野菜を育てています。初めての野菜作
りは何でも面白い(^ー^) ひと粒の種からたくさんの野菜が出来、いっぱい種
を作り子孫を残していく過程が見事で感動します。種の形も理由があるんだと思
うといじらしくなります。
まだこれからのことは決められずにいますが、少しずつコミュニティーを作り自
分のやれることを考えて行きたいと思っています。
次にバトンをお渡しするのは、ジュニア野菜ソムリエの菊田希実子さんです。
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