切られお富!

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芝浜のそのあしたから早く起き

2011-12-15 23:59:59 | 新釈落語噺
談志が死んでにわかに「芝浜」ブームですね。しかし、「芝浜」といえば、なんといっても三代目桂三木助。表題は、三木助が生前好んで色紙に書いた句なんだそうな~。今年も残すところあと半月だから、余計思うな~。芝浜のそのあしたからは早く起き。

「芝浜」って噺は、端折っていうと亭主が心を入れ替える噺なんだけど、これって、三木助本人の個人史と関係深いんですよね。

放蕩者だった三木助が25歳年下の奥さんと結婚して以来、芸に励み名人といわれるようになったものの、58歳で急逝。55歳の時に生まれた息子・四代目三木助はのちに自殺…。

とにかく、山本昌代の本は愛のある一冊です。

年末に聴く「芝浜」の意義って、ひとに「そのあしたから早く起き」と思わせるところにありますね~。嗚呼、今年も反省、と。

三世 桂三木助
クリエーター情報なし
新潮社
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