芥川賞・直木賞の受賞者が発表になった。読んでいない作品なので判断保留ですが、エキサイトの「メッタ斬り!版 第133回 芥川賞、直木賞選考会」を読む限りでは、期待薄かな・・・。
まだ、大森望さんのコメントだけで、豊崎由美さんのコメントがアップされていないのだけど、待ち遠しいところ。
芥川賞・直木賞の話題なんて、綿矢りさ、金原ひとみのときが例外で、世の中的にそんなに注目を集めるものでもないなあとい . . . 本文を読む
先日12日、深夜24:29から放送のTBSの番組「バースディ」に尾上菊之助が出演した。もちろん、現在、歌舞伎座で上演中の「蜷川歌舞伎・十二夜」が話題の中心。
番組ではこの芝居に賭ける菊之助の並々ならぬ熱意と奮闘ぶりが映し出され、正直なところ、それほど番組に期待していなかったわたしにとっても、とてもいい番組に思えた。
歌舞伎に馴染みのない方々には地味に映る存在かもしれないのだけど、尾上菊之助とい . . . 本文を読む
ちょっと、時機を逸してしまった感があるのですが…。個人的には、「ライブ8」や「ほっとけない世界の貧しさキャンペーン」で語られる、「アフリカの貧困を救え」という趣旨に必ずしも反対ではないのですが、なんとなく違和感が残るのも確かなんで、敢えてコメントを。
わたし自身のことで言うと、現実の裁判闘争なんかを続けている人にカンパをしたことは何度かある。それは現実にかかる訴訟費用や生活費などの困窮が理解でき . . . 本文を読む
ニュースを知ってちょっと驚いた。中野駅の北口にある有名店でいつも混んでいるこの店。中野という立地もあるし、すぐ閉まってしまうという印象もあって、わたしは入ったことがないのだけど、「青葉」系と称するラーメン屋もいろいろあるしな…。
ところで、いわゆる「ラーメン戦争」というのはどのくらい継続してるんだろうと疑問に思う。私がいっとき好きだった新大久保の「竈(かまど)」というラーメン屋さんの場合、人気に . . . 本文を読む
例によって、本屋さんをぶらぶらしていたら、ピンクの表紙に松方弘子とおぼしき顔。というわけで、買ってしまいました、季刊「21プリンツ」の安野モヨコ特集号。
割とはまりやすい人間なんで、はまったらとことんという感じなんですが、この特集号で面白かったのは、彼女の好きな映画、音楽、本を紹介してるコーナー。
映画ではデビット・リンチ、京マチ子、鈴木清順、(市川崑は旦那の影響?)。音楽ではキュアーとニルヴ . . . 本文を読む
ジャズ界の大御所に対してこんなことを言える義理じゃないのだけど、「ソニー・ロリンズ、日本で引退公演」という記事を読んで、「まだ引退してなかったんだ!」と思ってしまったわたしはいい加減なジャズファンですね。
正直なところ、癖の強いものが好きだったわたしには、力の抜けた感じのソニー・ロリンズのサックスのよさがなかなか解らなかった。でも、突然開眼したのは、有名な「サキコロ(サキソフォン・コロッサス」で . . . 本文を読む
しんいちろうさんからTB頂いて、読んでみました、文藝春秋8月号の記事『花田家 血の秘密』。もっとストレートに書いてるのかなと思ったら、巧妙に仄めかしてるという感じですね。実をいうと、以前書いた記事(貴乃花はハムレットか)は、知ってて書いてました。(笑)それも、割と信用できる筋からの情報で。
マスコミだって知ってる人間が多いはずなのに、なにやら分別臭い説教を貴乃花に浴びせていることに、憤りとしゃら . . . 本文を読む
じつはある知り合いに「是非読んで感想を!」と頼まれて読んでみたのですが、これがとても面白かった。この本、保守系論壇誌(例えば『諸君』とか。)のオヤジの説教より百倍説得力がありますね。
この本の筆者は元・風俗嬢なんだそうで、彼女の「現役」時代であるバブル期と現在を比較したところで、現在の風俗事情を描いている。つまり、男性側からのものでもなければ、フェミニズム系の女性学者の見解でもない、限りなく現場 . . . 本文を読む
先日の『さくらん』に続いて安野モヨコの本。これも面白いですね。何よりまず表紙がよい!
週刊誌編集部を舞台に、思いっきりワーカホリックな女性編集者、松方弘子がヒロイン。登場人物の名前がなぜか全員、東映系の役者に由来しているらしいところが不思議な感じ。
じつはわたしも以前はまさに「働きマン」でした。働きまくって、サプリメントや薬を飲んで、睡眠削ってた。そういう状態でなくなって初めて、「よく働いてた . . . 本文を読む
昨夜、放送されたフジテレビの番組『僕らの音楽』は、向井秀徳×椎名林檎。貴重な二人の共演もあって、「時間が短い!」と思える番組でしたね。
番組中、「夢は?」という質問に「再婚。」と答えた林檎嬢。お子さんは林檎嬢のことを「母(はは)」と呼ぶそうで、「母、何その服!」と言ったりするんだとか。「息子に妹を」というのは現実的な夢ですよね。一方、「映画を作りたい」という向井さん。これは塩田明彦監督の影響なん . . . 本文を読む
基本的にオリンピックだのワールドカップだのには興味のないたちで、スポーツのために夜更かしなどしない「非国民」なわたしですが、ロンドン五輪から野球とソフトボールが除外されると聞いて、正直、え~って感じだ。
ソフトボールなんて五輪のおかげで興味の持てた種目だし、じつは野球より楽しんで観ていたくらい。宇津木麗華のコメントなんか気の毒な感じが残った。
衝撃!ソフトボール存亡の危機 (スポーツニッポン) . . . 本文を読む
ここのところ、夜にブログを更新しようとすると、更新が反映されるのに時間がかかったり、記事が消えてしまったり、はたまた同じ記事が「二重投稿」状態になるなど混乱が続いている。初めてのことでもないので、馴れてしまった感もあるのだけど、やっぱり正直怒ってます!
深夜帯に閲覧などが遅い状態について その2
さすがに、夜か早朝ぐらいにしか更新やコメントを入れることはできないし、ブログのことくらいでストレ . . . 本文を読む
今日からテレビドラマの方も始まるということですが、『ドラゴン桜』最新刊の感想です。
以前の記事でも書いたとおり、そろそろ今の登場人物では話を転がしていくのも限界かななんて思っていたら、案の定、新しい登場人物が出てきましたね。(ネタばれになるので、これ以上書きません。)今回のテーマは「夏休みの勉強法」ということなんですが、考えてみればもう7月ですよね。今年もはや半年が過ぎたってことですが・・・。
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村上龍の代表作『コインロッカー・ベイビーズ』がアメリカで映画化されるそうだ。キャストは、浅野忠信、ビンセント・ギャロ、リブ・タイラーら。あんまり好きな小説ではないんだけど、豪華キャストだし楽しみではあるな・・・。
『コインロッカー・ベイビーズ』が米で映画化!?
本音をいってしまえば、アメリカ人に『ブレードランナー』みたいな映画にされるぐらいなら、大友克洋、作画・監督で映画化してもらいたい気もす . . . 本文を読む
漫画家の永島慎二が亡くなったそうだ。わたしの場合は、BSマンガ夜話で取り上げられた「漫画家残酷物語」くらいしか読んだことがないので偉そうなことはいえないのだけど・・・。
永島慎二氏が死去 私小説的漫画で一時代築く
岡田史子の作品集もそうなのだけど、絵柄は今見ると古く感じなくもないのに、なぜか後ろ髪引かれる作品だったのが、「漫画家残酷物語」。個人的には、「坂道」という作品のパンフォーカス風な扉絵 . . . 本文を読む