税金で買った本 11巻 新刊
原作、ずいの
本好きヤンキー石平くんが
ある日の図書館内で“図書館向上委員会ごっこ”
漫画、系山冏
本好きヤンキー石平くんが
図書館でバイトする図書室あるある漫画。
ある日の図書館内で“図書館向上委員会ごっこ”
を皆んながしていて『何それ?』と思う
石平くん。
そういうDVDがあるらしい。
図書館の休館日に月一で
休館日でないと出来ないことや後者やらを
しているが、バイトだから自分だけ呼ばれて
ないことに気がつき
仲間外れみたいで寂しいし悔しい石平くん。
そのDVDを見ることが出来ると教えて貰い
1人で見ながら、そういうことじゃなーい!と
思う寂しがり屋な石平くんなのでした。
ある女子高生が推しが勧めてた新刊小説を
発売日に買おうと本屋に行くが
新刊小説の高さにビックリする。
友達に図書館で借りれば?と言われ
続きも聞かずに猛ダッシュ。
発売日だから1番に借りれると思ったら、
リクエストがあったら新刊の発売前から
予約を受け付けており13番目と言われる。
しかも貸し出す準備をしてからの貸出しなので
1番であって今日の貸出しは無理だったことを
教えてもらう。
ショックを受ける彼女に
通ってる学校が隣町なら隣はの図書館でも
貸出しカードが作れて、
隣町の図書館は発売日から(購入してから)の
貸出し予約受付のハズと教わり
隣町にダッシュしようとするが
生徒手帳を忘れてることに気づいて
取りに戻り何とか3番目の予約を
ゲットしたのでした。
ちなみに、
新刊リクエストして1番の予約をしていたのは
石平くんでした。
ここから長編の「読書感想文編」へ。
読書感想文が嫌いな石平くん。
そして読書感想文の推薦図書についてるマーク
が気になる石平くんは色んな人に聞いたり
調べたりしてみる。
あれ、牧羊神パンだそうです。
それがわかって終わりじゃないのが石平くん。
『なぜ牧羊神?』と調べることに。
すると“たのしい読書感想文の書き方”という
アニメ動画をみつけ、
その“ぱーんちゃん”というキャラが
石平くんが働く図書館のキャラ
“ほーんちゃん”に似てて(名前も含め)
絵が白井さんの絵っぽい。
しかし声は聞き覚えがない。
それが気になりながら寝落ちした石平くんは
夢の中で“ぱーんちゃん”から三つの試練を
出される。
ぱーんちゃんの正体が気になりつつも、
牧羊神パンの神話を調べる石平くん。
そして牧羊神パン=山羊座と気づき、
自分が山羊座だから
山羊座の絵柄の下半身が魚の理由を
調べたことがあることを思い出し
色々繋がるが余計に腑に落ちない石平くん。
さらに牧羊神パンの神話を深掘りしようとして
予約して借りた本のタイトルも牧羊神パンと
関係があることを知る。
読書感想文コンクール入賞者に
牧羊神の像と言葉が贈られることを知り
実物が見たいと思う石平くんに
じゃあ入賞してみたら?と言われる。
あーゆーのは才能ある人のモンだから無理だ
嫌だと言う石平くんだが、
早瀬丸さんも白井さんにも才能あると思うと
言われるが信じてないご様子。
どうやら、あの新刊の作者は
石平くんの父親で母親との離婚後は会ってない
ようです。
しかも母親はDV男とかに引っかかるので
お金がなくても父親が暮らしていたかった
ことを言った時に、血が繋がってないことを
知らされていた。
そんな慕っていたのに血が繋がってない
父親が出した新刊小説の内容は
母への未練が透けて見え、
出てくる風景は見知ったもので
なのに自分は登場しない。
父親は自分をどう思っていたのか…。
色んな想いを抱え、
父親の小説の読書感想文を書いて
父親を訪ねて読んでもらう。
そして、なぜ自分は出てこないのかを聞く。
父親がちゃんと自分のことを大切に思っていた
ことがわかり、
そして、これからも大切にしたいと
思ってくれていることがわかる。
さて “ぱーんちゃんは誰” 問題の方ですが、
やはり絵は白井さんが書いたもので、
中の人(声)は石平くんの学校の
図書室司書さんだった!?
というところで以下次巻です。
かなり端折りました。
もっと丁寧に石平くんの過去や
父親との関係や石平くんの環境や育ち方や
読書感想文コンクールの意義や
実は身近にコンクール受賞者がいたこと
なんかも描かれてます。
いつもほのぼのなので
シリアスを芯にした長編で
ドキドキ読ませて貰いました。
この漫画らしい、
石平少年にとって救いのある決着で
本当に良かった。
次巻では、
ほーんちゃんが大暴れしてくれるのかな。
楽しみです。
裏表紙かわいい。