ハイガクラ 1〜7巻
漫画、高山しのぶ
ファンタジー漫画。
四凶と呼ばれる四神によって支えられた世界、
そのうちの二神が逃げ出し危機に。
その身代わりの人柱にされた
育ての親である神獣の白豪を助けたくて
歌士官になった一葉が主人公です。
歌士官は逃げ出した様々な神を連れ戻すため
歌と踊りで首飾りの “斎” に封じて
国に納めたり従神として使ったりする。
一葉は白豪を人柱にした仙人や歌士官たちに
苛立ち毛嫌いしてるけど、
白豪を助けるためには四凶を捕まえるのが
1番手っ取り早いため
嫌々 歌士官をやっています。
一葉は、口が悪く手も出やすいけど
情に厚く真っ直ぐなタイプ。
(ちょっとBLEACHと一護を思い出した。
名前もちょっと似てる。)
一葉に、歌士官になるよういって、
弟子にしたのが八仙の1人 藍采和。
一葉の従神は、
記憶喪失になってる滇紅、
水が苦手な花果、
途中懐かれた雷獣の子ども流。
最初の方は、
一葉がワンマンで人の話を聞かず
ポンコツ歌士官で弱い神は捕まえられず、
強い神獣ばっかり従神にしてて、
世間知らずで無知なため、
行けと命令されたとこに嫌々行って
何で行かなきゃいけないのか
何をするために行くのかも聞かず
四凶を捕まえたいしか考えてなく
成果を上げることなく帰ってくるため
読んでてサッパリわかんなかったんです。
内容わかんなくても
キャラが魅力的だったというわけでもなく、
あと少し読めばわかるのか?わかるのか!?
と読み進めて5巻ぐらいから
一葉がやっとこさ色んなことに疑問を持ち
知ろうとしてくれたので
少しずつわかりだした感じです。
そして、
やっとこさ『自分は何者か!?』と
疑問に思ってくれました。
一葉は白豪が守るたまごが
人型で感情を持ったモノで、
一葉の育ての親として
愛情を持ってると思われた白豪は
役目を全うしてるだけだったという衝撃。
そして、逃げたニ凶は一葉を食べて
力を手に入れようとしている可能性が。
(まだニ凶は一葉がたまごと気づいてないと
思われますが。)
ちょっと周りを見れるようになった一葉は、
白豪は助けなくても
彼が本気出せば勝手に逃げ出すことも
世界を壊すことも出来ることがわかっても、
なぜ人型になったのかは
白豪にもわかってないのでそれを知りたいし、
師匠の藍や西王母たちことも大切に思ってるし
引き続きニ凶を捕まえたいと決意したとこで
以下次巻って感じです。
ある意味、7巻までが序章といえるかも。
最初は
苦手なタイプの主人公だなと思ってたけど、
やっとこさ応援したくなる主人公へと
脱皮してくれた感じ。
ファンタジーな国ですが、
ベースは中国(出てくる料理が中華)なので
コレを書くのに名前の漢字を出すのが大変で
必要最低限の人物で書いてみました。
一葉の頑張りを楽しみに読みたいです。