「猫鳴り」 沼田 まほかる著
内容紹介
流産した哀しみの中にいる夫婦が捨て猫を飼い始める。モンと名付けられた猫は、夫婦や思春期の闇にあがく少年の心に、不思議な存在感で寄り添ってゆく。
まるで、すべてを見透かしているかのように。そして20年の歳月が過ぎ、モンは最期の日々を迎えていた。
濃密な文章力で、生きるものすべての心の内奥を描き出した傑作。
内容(「BOOK」データベースより)
ようやく授かった子供を流産し、哀しみとともに暮らす中年夫婦のもとに一匹の仔猫が現れた。
モンと名付けられた猫は、飼い主の夫婦や心に闇を抱えた少年に対して、不思議な存在感で寄り添う。
まるで、すべてを見透かしているかのように。そして20年の歳月が過ぎ、モンは最期の日々を迎えていた…。
「死」を厳かに受けいれ、命の限り生きる姿に熱いものがこみあげる。
「バイバイブラックバード」 井坂 幸太郎著
内容紹介
「理不尽なお別れはやり切れません。でも、それでも無理やり笑って、バイバイと言うような、そういうお話を書いてみました」(伊坂幸太郎)。
太宰治の未完にして絶筆となった「グッド・バイ」から想像を膨らませて創った、まったく新しい物語!
内容(「BOOK」データベースより)
太宰治の未完の絶筆「グッド・バイ」から想像を膨らませて創った、まったく新しい物語。
1話が50人だけのために書かれた「ゆうびん小説」が、いまあなたのもとに
「百万の手」 畠中 恵著
出版社/著者からの内容紹介
家族を助けるため燃え盛る家に飛び込み、そのまま正哉は帰ってこなかった。
親友をしに追いやった放火犯の正体を必死に追う夏貴がつかんだ恐るべき真実とは?
ファンタスティックな長編ミステリ。
内容(「BOOK」データベースより)
音村夏貴は時々過呼吸の発作に見舞われる中学生。
親友正哉の家が火事になり、彼が焼死した。
両親を助けようと夏貴の目の前で燃えさかる火のなかに飛び込んでいったのだ。
不審火だった。嘆き悲しむ夏貴の耳に親友の声が聞こえてきた。彼の遺した携帯から。
そして画面には死んだはずの彼の顔が…。不審火の真相を調べてほしいと彼は言う。
家のなかに火の気はなかったし、消火活動も終盤に近づいて、なお激しく燃え上がった不可解な火事だった。放火なのか?
なぜ正哉と彼の両親は死ななければならなかったのか?携帯から語りかける友人との二人三脚で、夏貴が探り出した驚愕の真相は…?
畠中恵、初の現代小説。ファンタスティック・ミステリ。
ちょいと旅行に3冊の本を持ってお出かけしました。
まず、千歳空港までのバスの中と待ち時間で井坂 幸太郎~
結構前からあったのですが、じっくり旅行の時井坂節に浸るのがwaniko流旅行読書術(笑)
で、その前にこの小説のきっかけとなった太宰治の「グッド・バイ」も読んでおいて読書♪
理不尽な別れを無理やり了承し、笑ってバイバイ。。。。
人生に何度もあることですよね。。。マツコデラックスが思いっきり浮かんでします、見張り人繭美と5人の女性と同時に交際していた主人公星野。
その、5人に別れを言いに行くという全く持って自分勝手な主人公なのですが…なんとも読んで行くと不思議な世界観が広がって行く。
楽しい読書タイムを過ごしました。
続いて読んだのが、「しゃばけシリーズ」の畠中 恵さんの「百万の手」めずらしい現代物。
でも、やっぱり主人公は、しゃばけの若旦那同様、病気がちの15歳の男の子。
彼の出生には、大きな秘密が。。。。
「家族」とは、「生」とは…大きく問いかけてくる1冊でした。
でも、waniko的には…読み返ししたいなぁ~と思う1冊とはなりませんでした。レビューでは、夏貴と義父の続きが読みたいとありましたが…
何か、事件でもないと。。。面白くないかもだなぁ~~~
とっても不思議な世界観を描く沼田まほかるさん~~
この本に登場するモンという猫が、17歳の時から実家で飼っていたい猫マメにそっくりなんです。
ほんの表紙からしてもぉ~~ 本を読んで行くと、益々そっくり。。。。
モンを通して、「生きること」と「死を迎える覚悟」小さく唸りながら読みました。
1話2話と進んで行き、最後の章では飛行機の中でしたがポロポロと涙がこぼれ落ちました。
沼田 まほかるさんの本は、人気があって中々図書館からやってきません(T_T)
今度は、いつ読めるかな??
またまた、旅行で読書 楽しい時間が持てました。
おまけのショット♪JUNくん~カピパラさんになってくれました^m^