悼む人 天童荒太著
全国を放浪し、死者を悼む旅を続ける坂築静人。
彼を巡り、夫を殺した女、 人間不信の雑誌記者、末期癌の母らのドラマが繰り広げられる
去年の4月21日に図書館に予約して。。。ようやくわが家にやって来ました(*^。^*)
分厚くて…読みきれるかな?って心配したけれど。。。。アッと今に楽しく読書(^_^)v
、新聞やTVニュースで見た事件・事故で亡くなった見ず知らずの人を悼む静人…
とっても不思議な行為する、どうしてなの?って先が気になって仕方がない。
何故静人は、使者を悼むのか? カレと出会った人たちの変化は何故?
静人の家族の苦悩は… などなど息つく間もおしくなる読書の時間を過ごしました。
死者を悼む…この人は誰に愛され、誰を愛したのでしょうか?どんなことで感謝されたのでしょう
静人が、その場所で問います。
その問いで、救われる人、反対に辛くなる人。。様々な反応があります。
それは、亡くなった方への関わり方だったり、心情だったりで反応が違う。
本を読み終え、自分の周りで亡くなった人について静人と同じ問いを自分にしてました。
父へ、義父母、友人。。。
あなたのことを忘れません。心に刻みました。 静人の記憶の取り込まれる。。。
とても、心に残る本となりました。 また、いつか読み直しをしたい1冊となりました。
きっと、またこの本から違う場面が見えてくるかもしれないと思います。
その後の静人もとっても気になります。カレは誕生に立ち会えるのかな?