日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

旅館 玉子湯

2020-10-26 07:00:00 | 温泉・宿

「玉子湯」のある信夫高湯は、蔵王高湯、白布高湯と共に奥州三高湯と呼ばれている。

湯量豊富で400年間、自然湧出の温泉を他の数軒の宿と共に守り続けている。

「玉子湯」は古くからあり、かつては湯治宿だったようだ。

 

福島駅から送迎バスで40分ほどで「玉子湯」に着いた。

大きくて立派な宿で、客室数は49室となっていた。

スタッフが若くてキビキビと動いていたのが印象的だった。

 

宿の裏が広い庭園になっていて、その中に湯小屋が点在していた。

バスの運転手さんが送迎時にいろいろと話してくれ、毎分3,000リットル以上もの豊富な湯量があり、全く手を加えていない自然に湧出した源泉のままの温泉だとか。

泊まった日は満室のようだったが、お風呂の数があるので、人と会うこともなくお風呂に入れた。

すべてのお風呂が同じ泉質で、硫黄の臭いがする白濁した硫黄泉、PH2程度の酸性泉だった。

もちろん源泉掛け流しだった。

 

[瀬音]

女性専用風呂。

 

 

[野天岩風呂 天渓の湯]

同じ場所に「天翔の湯」があり、1日おきに男女が入れ替わりになっている。

 

[玉子湯]

かつての湯治場の雰囲気の残った湯小屋になっていて、中は男女別。

 

[玉子湯の内部]

 

[内湯]

 

これらの他に足湯もあった。

これだけあるお風呂を管理するのも大変だと思った。

 

食事は大広間でいただいた。

最近よくある、座敷にテーブルと椅子だった。

特に特徴のある食事ではなかったが、十分満足した。

 

 

 

温泉好き、特に硫黄泉のような特徴のある温泉が好きな人に向く宿だと思った。

 

 

 

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ホトトギス

2020-10-25 07:00:00 | 植物

 

和名は「杜鵑草」、または「杜鵑」と書く。

若葉や花にある斑点模様が鳥のホトトギスの胸にある模様と似ているということでこの名がついた。

でも葉の斑点は花が咲く頃には消えてしまう。

鳥のホトトギスは「不如帰」と書く。

 

花に鳥の名前をかぶせるのは良くある。

例えば カラスノエンドウ、スズメノテッポウ、ツバメオモト、キジムシロ、サギソウなど。

でもそのままそっくり鳥と同じものは「ホトトギス」くらいだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

種類はたくさんあり、

ホトトギス------代表的で紫の斑点が入る種類。

シロホトトギス------白い花で、斑点はなく「白楽天」とも呼ばれている。

ヤマホトトギス------白地で濃いめの赤紫の斑点がある。

そのほかにもヤマジノホトトギス、タイワンホトトギスなど19種類ほどあり、区別が難しい。

 

 

「ホトトギスの兄弟」という鹿児島県の民話

 

ホトトギスには「弟恋しの花」という別名もある。

ある村に貧しいが仲良しの兄弟がいて、兄の方が病にかかり失明してしまった。

弟は看病しながら兄には美味しいものを食べさせ、自分は木の根や皮を食べていた。

目の見えない兄は弟が美味しいものを食べているのだと疑い、殺してしまった。

その時飛び散った血が兄の目に入り、目が見えるようになった。

その時に兄の目には痩せこけて骨と皮だけになった弟の姿が見えた。

兄は自分が間違っていたことに気づき、「弟恋し 弟恋し」と叫んでいるうちに鳥になってしまった。

鳥になっても叫び続けてとうとう血を吐いてしまい、その血がホトトギスの花になった。

 

 

この民話、鳥のホトトギスのことで、どう考えても最後の一行は、花のホトトギスに無理矢理結びつけているようにしか思えない。

そのあたりのことはどうでもいいが、鹿児島ではホトトギスの鳴き声は「掘って煮て食わそ 弟恋し(おととこいし)」と聞こえるらしい。


 

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大きな公園で

2020-10-24 07:00:00 | 植物

ずっと天気がはっきりしなかったけれど、秋は確実にやってきていた。

大きな公園だけあって、花よりも木が多く、実の付いたものが目立つようになっていた。

 

[ガマズミ]

 

[ソヨゴ]

 

[ハナミズキ]

 

[ニシキギ]

 

 

[ピラカンサ]

 

ここまでは赤い実。

実は赤だけではなかった。

 

 

[ヘクソカズラ]

 

[シロヤマブキ]

 

[お茶の花と実]

 

[コムラサキ]

 

[ヨウシュヤマゴボウ]

 

そして、実のほかにも頑張っていたものがあった。

 

 

[タマスダレ]

 

 

[ヒメツルソバとショウジョウソウ]

 

[コキア]

 

[アメジストセージ]

 

 

 

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越前大野

2020-10-23 07:00:00 | 国内旅行

兵庫県の朝来市にある竹田城は「天空の城」、「日本のマチュピチュ」と言われて有名になった。

以前から気になっていて、いつか行こうと思っていた場所だったのだが、有名になった以降は、報道でも頻繁に取り上げたためか、多くの人が行くようになってしまった。

そうなったら、もともとあまのじゃくな性格なので、竹田城には興味がなくなってしまい、行きたいという気が失せてしまった。

 

それならばと、もう一つの「天空の城」に行ってみた。

それは「大野城」。

織田信長の家臣金森長近により、岐阜県と福井県の県境、越前大野市にある亀山に造られたお城。

 

 

天守閣は再建されたものでも、野面積み(のづらづみ)の石垣は当時のままになっていた。

この日は天気が良くて青空に映えていたが、ここも霧が出たりして、条件が揃うと幻想的な「天空の城」となるようだ。

 

10月20日、「天空の城」が見られたとニュースがあった。

秋の早朝が一番確率が高いとのことだった。

大野城から約1kmほど離れた標高324mの犬山(戌山城址)から見ると良いらしい。

 

(テレビニュースより)

 

越前大野はお城だけでなく、町全体が魅力あるところだった。

寺町通りには20ほどのお寺が並び、それぞれが宗派の違ったお寺となっていて、落ち着いた通りになっていた。

そこを散策したり、重要文化財の「旧橋本家住宅」を見学したりした。

「旧橋本家住宅」は江戸時代中期の建物で、庄屋や地区長をつとめた家柄の農家の家。

昭和になっても使用されていたが、現在は市に寄贈されている。

 

また、越前大野の町で一番気に入ったのが湧水だった。

ここは地下水が豊富で、町のあちこちに湧水がある。

特に、「御清水(おしょうず)」と呼ばれている湧水池はその昔、お殿様のご用水として使われていたことから、殿様清水とも呼ばれている。

飲んではみなかったが、さっぱりとした味の水だとか。

そこは今でも建ち並ぶ民家の人たちの憩いの場になっているようだ。

 

 

 

 

越前大野は旧城下町の風情も感じられ、山の上のお城を見ながらのんびりと歩いていると、あくせくした日常を忘れ、穏やかな気持ちになってくるような感じがする町だった。

 

 

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イタリアゴールデンルートを駆け抜けて⑥ ローマ

2020-10-22 07:00:00 | 海外旅行

ナポリを出てローマに着いたのが午後3時。

それからツアーに組み込まれていたローマ市内観光をした。

トレヴィの泉、スペイン広場、コロッセオを3時間かけて回った。

 

 

[トレヴィの泉]

ローマはどこに行っても観光客でいっぱい。

コインを投げ入れようと前に出るのが大変だった。

 

[スペイン階段]

以前からこの階段では飲食禁止になっていたが、2019年7月からは座ることも禁止になり、違反者には罰金が命じられる。

観光客があまりにも多すぎて、階段が汚されたりしたからだとか。

 

 

 

[コロッセオ]

ローマのシンボルともいえる世界遺産コロッセオ。

約2000年前に建てられた円形の闘技場で、剣闘士と猛獣との死闘が繰り広げられていた場所。

楕円形で、地下1階地上4階建ての建物になっていて収容人数は5万人。

その時代にこれほど大きい建物を造ることができたのには驚いた。

 

 

この日の宿はローマ市内から1時間ほど離れた場所にあった。

やはりツアー代金の関係で市内にホテルを確保するのは無理なのかもしれない。

翌日は1日中ローマのフリータイムだった。

市内まで行くのに駅も遠く、他の交通機関もなく困っていたところ、ツアー客だけでバスをチャーターする案が出て旅行社と掛け合った。

その結果時間を決めてローマまでの往復のみのチャーターバスが確保できた。

 

前日に主だった3ヶ所を回ったので、他のところに行こうと思い、「Hopon Hop off」バスに乗ってみた。

このバスは乗り降り自由で、主な観光地を回ってくれる。

バス会社もいろいろあって選ぶのに迷ったけれど、ちょうど雨が降ってきたので、屋根付きのバスを選んだ。

バスの運行本数は多いので、見どころで降りて観光し、また次のバスに乗るといった感じだった。

 

[コンスタンティヌスの凱旋門]

昨日行ったコロッセオのすぐ隣にあった。

フランスの凱旋門のモデルらしい。

 

[サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂]

エスクィリーノの丘の上にあり、名前は偉大なる聖母マリアに捧げられた聖堂という意味らしい。

 

スペイン階段を上から見下ろしたところ。

 

 

[ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂]

イタリア統一の象徴でもある初代国王、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記の功績をたたて造られた建物。

 

[真実の口]

サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁の内部にあり、数々の伝説を持った、世界的にも有名な場所。

写真を撮るために大勢の人が並んでいた。

 

そして世界の最小国バチカンへ。

 

観光客が入れる場所は、サン・ピエトロ広場、大聖堂、バチカン博物館の周辺だけだった。

サン・ピエトロ大聖堂に入るためには長蛇の列だったが、どうにか中に入って見学できた。

 

 

[サン・ピエトロ大聖堂内部]

 

[ピエタ像]

 

ローマは見どころが多くて、とても1日では回りきれなかった。

それでも一応見るべきところはすべて見て、カルボナーラの美味しいお店にも行くことができた。

これでローマ観光を終え、集合場所でチャーターバスに乗り、ホテルまで戻り、翌日はまたアブダビ経由で帰国した。

 

 

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