今回も「名酒を嗜む会」の酒蔵見学会高木和男世話人の計らいで10月6日(土)に
(株)瀬戸酒造店へ第24回例会兼酒蔵見学会を21名の参加者で実施した。この酒造店
も足柄上群開成町にある酒蔵で、丹沢山系の深層地下水を仕込み水に使用し酒田村酒米
で酒造りを慶応元年に創業し、途中自家醸造を中断後近年再始動した伝統ある老舗酒造
店である。
先ず到着後2班に分かれて、当家自慢の名酒の試飲に続き醸造工場の見学を行なった。
試飲では酒田錦、あしがり郷(風の道、月の歌)、セトイチ(手の鳴る方へ、はるばる、
いざ)他に舌鼓を打った。また工場見学では麹が外菌に侵されないよう(箱麹法による
丁寧な製麹)入室前に手を洗浄消毒し、ビニール上着、帽子、マスクをしたのはその意味
では珍しかった。若干40歳半ばの森社長による和釜の蒸米技術等丁寧な製造工程の説明
を受けた。
その後創業時の茅葺屋根の古民家で昼食宴会に入り、高木さんの司会で笠間代表、森
社長の挨拶に始まり名酒を嗜みながら楽しい懇談が続いた。今回は参加者から森社長に
酒造りの真髄についての色々な質問も出て有意義な見学会となった。
最後は名酒を手土産に久保田正さんによる記念写真に収まり散会した。
「名酒を嗜む会」世話人 日髙俊典記