- 開催概要
5月17日(金)17時30分から進交会館において、34人の出席のもと、仁井幹事長の司会で開催された。講演に先立ち、東島会長から挨拶があり、スマートグラスを使っての母校不正入試の件と6/1の本会総会の件の話があった。後者については、作家伊東潤氏の大隈公に関する講演や懇親会もあるので、締め切りは一応過ぎているが、失念していた方などぜひ参加してほしいと呼びかけがあった。その後、川田博幸さん(78年政経卒)の講演「ヤクルトの海外事業に携わって-20年の海外駐在-」に入った。ヤクルトの成り立ちと駐在各国の紹介など、関心度の高い話で、興味深く聞き入り、多くの質疑応答があった。講演後、新しく参加された方の自己紹介(萩原康行氏、宮岡栄一氏)があり、閉会後、中華店「香巴拉(シャンバラ)」で懇親会が行われた。
- 講演の主な内容
- 1930年、京大代田稔医学博士が微生物の研究から乳酸菌の強化培養に成功。
- 1935年、福岡で乳酸菌飲料「ヤクルト」が誕生し、製造、販売開始。
- そこには、予防医学を重視し、”健腸長寿”(腸が丈夫→健康長寿)と”誰もが手に入れられる価格で”との考えが基底にあった。
- 1940年頃、各地に販売や製造の会社が雨後の竹の子のように誕生。
- 1955年、ヤクルト本社設立、全国の販売会社を統括。
- 宅配のみ→ヤクルトレディの誕生、ガラス瓶容器→プラスティック容器などの経過があり、今日に至る。
- 現在、世界40の国・地域で「現地主義」で販売。1日平均4千万本(日本含む)以上になっている。
- コロナ禍のときは、効用があるとの噂や水替わりに飲んだ人もいて、よく売れた。
- 講演者は、ヤクルトで台湾に6年、インドネシアに10年、シンガポールに4年駐在。この各国・地域の事情が、表や写真を使いながら紹介された。
なお、ほかにも、海外・国内に滞在した経験が多いので、何かお役に立てればとのことでした。
文責 飯田光雄 写真 稲葉昌史 記 仁井淳二
講演者 川田博幸氏
初参加者 萩原康行さん
初参加者 宮岡栄一さん
東島会長挨拶
会場参加者
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