平成27年6月28日(日) 広島市西区アルパーク天満屋の隣にある広島サンプラザで正午より
パイプオルガン&クラリネットのとても素晴らしい音色の演奏がある。
ピアノは一般のホールでもよく見かけるがパイプオルガンとなると特別な場所で聴くしかご縁はない。
縦に長く備え付けられているのでその指定場所に演奏者が来ることしかできないのである。
広島サンプラザのグランドロビー(レストランの前)正面に巨大なパイプオルガンが演奏者を
待っているその演奏者は、パイプオルガンでよく知られている「吉田仁美」先生で日頃は
いろんなところでご活躍くされご多忙のようである。
本日は、お迎えしての演奏者は、XXXXXXさんでクラリネット奏者である。(クラリネット奏者という
名前にしておこう)
最初は、「吉田仁美」先生のパイプオルガンソロ演奏コーナーで4曲演奏され、その後
クラリネット&パイプオルガンの共演が行われる。とても聴くだけで感動させられ胸ドキドキする。
パイプオルガンはそう滅多に聴く機会はないので「生演奏」を思う存分聴くチャンスである。
「吉田仁美」先生の楽曲の解説からはじまり順次ソロ演奏スタートで最初の演奏はオープニングに
ピッタリの「トッカータとフーガ ニ短調 BWV567」で豪快な演奏。
ウエストミンスターの鐘は、何回も聴いたことのある学校の授業のはじめと終わりのチャイム
の「音」だったのね。知らなかった。余りにも聴き慣れていてこの曲とは驚きです。
みなさん知っていましたか?この後曲の演奏が続きます。
クラリネットとの共演では、「ガボット」、「クラニネットポルカ」は、定期演奏会やクラリネットの
コンサートで何回か聴いたことがあるでしょう。
「ガボット」は、クラリネットとパイプオルガンの共演は最適ですね。ゆっくりとしたリズムは、
非常に落ち着きパイプオルガンの低音の部分を聴くたびに感動します。
「クラリネットポルカ」は、大変大好きな1曲です。とてもリズムが速くて聴くたび自分がリズムを
とるような曲。明るくて「未来」や「希望」を与えてくれますね。クラリネット奏者さんありがとう。
プログラムには、ありませんが吉田仁美先生が「カパティーナ」という曲をご用意され、
静寂間に包まれての共演は、2分少々でありますが眼(まなこ)をとじて聴けばあの70年前
広島に原爆投下され罪のない市民が大勢犠牲となった1945年8月6日(私は生まれている
はずもない)を両親から聞いた様々なイメージで思い出す。決っして2度あってはならない。
広島原爆の惨禍は、広島の地より全世界へ恒久平和(永久に変わることのない平和のこと)
の願いとして本日、この広島サンプラザ様のグランドロービーより演奏者2人よる
パイプオルガン&クラリネット奏者の共演で広島被爆70年を迎えての「祈りの響き」が
全世界へ発進されました。
原爆で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
頭を下げて「カパティーナ」を祈りの気持ちを込めて合掌ください。