平成28年9月4日(日)
神楽 ファン様いつも訪問ありがとうございます。
そして、ホールを貸していただきました湯来町。
神楽のセッティングをしてくださいました関係者様。
素晴しい「舞い」を演じていただいた各神楽団様。
ありがとうございます。
・日時:2016年9月3日(土)
開場17:00 開演18:00 終演予定22:40
・場所:広島市湯来福祉会館「サンピアホール」
・住所:広島市佐伯区湯来町和田333
・電話:0829-40-6016 湯来交流体験センター
・司会:斉藤裕子アナウンサー
・主催:湯来町神楽連盟(大森・下五原・水内神楽団)
湯来町神楽連盟会長 山本様 開会のご挨拶
★**☆**★第40回湯来町神楽共演大会★**☆**★
出演神楽団の皆様
●プログラム
1「四方祓」 水内神楽団 (広島市佐伯区)
2「源頼政」 大森神楽団 (広島市佐伯区)
3「葛城山」 水内神楽団 (広島市佐伯区)
4「紅葉狩」 下河内神楽団 (広島市佐伯区)
5「大和葛城」 宮乃木神楽団 (広島市安佐北区)
6「将門記 滝夜叉」下五原神楽団 (広島市佐伯区)
下河内神楽団、宮乃木神楽団は特別出演。
あらすじ、解説、物語は、各神楽団のプログラムまたは神楽解説のネット等による
著作引用です。
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No.1 「四方祓」 水内神楽団 (広島市佐伯区)
神楽の奉納にあたり、初めに舞われる神楽で、神楽殿の四方を清め、舞殿の四方に
神々の御降臨を願います。神楽団員、一般観覧者もはらい清め、神楽舞を滞りなく
繰り広げるための儀式舞です。
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No.2 「源頼政」 大森神楽団 (広島市佐伯区)
平安時代中期、丑の刻になると一団の黒雲が御所を覆い、時の帝堀河天皇は決まって
うなされるということが毎夜続いた。重臣たちは帝の心をお慰めしようと大酒宴を
催そうと考え、その準備を楓姫(かえでひめ)に命じる。楓姫は都より料理の名人・
猪乃早太(いのはやた)を呼び出し、料理を作らせる。
その最中、御殿に頭は猿で胴は牛の如く、手足は虎に似て尾は大蛇の姿をした
怪物が現れ、早太を襲おうとしたが、楓姫によって追い払われて、住処である
東三條ヶ森へと逃げ帰る。帝より怪物退治の勅命を受けた弓の達人・源三位頼政は、
楓姫とともに東三条ヶ森へ赴き、日ごろより祈願する弓矢八幡の御神徳を戴き、
見事これを退治する。その怪物は、鵺(ぬえ)であった。
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No.3 「葛城山」 水内神楽団 (広島市佐伯区)
土蜘蛛と葛城山との違いは?ものがたりは同じ!
大和の国は葛城山に古くより住む土蜘蛛の精魂が、胡蝶という侍女に化して、
典薬の守の使いと偽り源頼光に毒薬を飲ませ命を狙おうとしたが、正体を見破られ
伝家の宝刀『膝丸』で一太刀あびせられ、土蜘蛛の精魂は葛城山へ飛び去ります。
源頼光はこの宝刀を『蜘蛛切丸』と改め、四天王に授け、土蜘蛛を退治するように
命じます。四天王は葛城山に向かい土蜘蛛の妖術に悩まされながらも激闘の末、
これを退治するという物語です。
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No.4 「紅葉狩」 下河内神楽団 (広島市佐伯区)
奥州会津の生まれで大自在天魔王の血を受け継ぐ更科姫はこの世を魔国に
しようとして都へ出るが、陰陽師に正体を見破られ信州戸隠山へと追いやられてしまう。
信州戸隠山の奥山に住みついた更科姫は庶民に災いを為した事が都へ聞こえ、
勅命を受けた平維茂・藤原三成は信州戸隠山の奥山へ向かいます。
道中道に迷った平維茂らを更科姫は紅葉狩の酒宴をはり誘い込み、酒に酔い伏した
平維茂らの命を狙おうとするが、八幡大菩薩が降臨し救われる。
神剣を授かった平維茂は見事鬼女を成敗するという物語です。
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No.5 「大和葛城」 宮乃木神楽団 (広島市安佐北区)
この演目は日本神話「神武東征」によって生まれたとされる「土蜘蛛」と「大和・葛城山」
の伝説をもとに創作された宮乃木神楽団さんのオリジナル演目です。
初代天皇・神武に滅ぼされ、わずかに生き残った土蜘蛛は大和・葛城山に隠れ
住んでいました。幾世代も怨念を背負い続けた土蜘蛛は平安時代中期、
都の守・源頼光を祟ります。ある夜、病に苦しむ頼光に土蜘蛛の精魂が近づき、
襲いかかりますが、伝家の宝刀・膝丸(ひざまる)で斬りつけ、難を逃れます。
自分の病が大和・葛城山に棲む土蜘蛛の仕業と見破った頼光は、その太刀を
蜘蛛切丸(くもきりまる)と改め、四天王の渡辺綱と坂田金時と共に葛城山を
目指します。蜘蛛の妖術との激しい戦いとなりますが、蜘蛛切丸の威徳を持って
見事退治するという物語です。
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No.6 「将門記 滝夜叉」下五原神楽団 (広島市佐伯区)
この演目は、平安時代の承平・天慶年間、関東下総において、立ち上がった人物、
平将門の生涯を描いた「将門記三部作」、(前編)・(後編)に続く、(最終編)と
なる物語です。平将門は、天慶の乱において、同族平貞盛、藤原秀郷によって
討ちとられます。数年の後、敢え無き最後をとげた、父将門、兄良門の無念を晴らすべく
五月姫は、再び下総、相馬の地で数多手下を従え、朝廷に背き天下を乱します。
これを重く見た朝廷は、将門残党征伐の勅命を発し、大宅太郎光圀を差し向けます。
相馬古御所で、里の娘に化けこんだ滝夜叉にたぶらかされんとする光圀ではあったが、
同道した貞盛の助けにより、これを打ち破り、光圀は陰陽術を駆使し、妖術を使う滝夜叉
を見事征伐します。