手焼きせんべい処相模原風林堂のおせんべい日記

神奈川県相模原市の手焼きせんべい屋風林堂店主が、おせんべい作りとその周辺について日々のよしなごと書いて参ります。

おせんべいの必需品「乾燥剤」

2011年11月15日 | おせんべい日記

おはようございます。手焼きせんべい風林堂 酒井浩です。

すっきり晴れた朝、次第に冷え込みも厳しくなって来ますね。 今日は、醤油せんべいを大中小三種類、粒米入りおにぎりせんべい、カレーを2種など焼きました。昨夜塗った砂糖と抹茶糖煎餅も出来上がります。写真は、おせんべいのパッケージにはつきものの、乾燥剤です。

乾いた食品のパッケージなどでよく見かける乾燥剤、その正体は数種類あると言われていますが、最もポピュラーなのは、石灰乾燥剤とシリカゲルですね。前者は、砕いた石灰岩を通気性のある小さい袋に詰めたもので、大概白い袋状の形をしています。一方シリカゲルは科学的に生成されたもので、小さいボール状で。透明と青粒が見られるのが一般的ですね。

乾燥剤の性能を決める要素は3点あり、吸湿速度、吸湿力、吸湿容量と言われています。これらの能力と、コストのバランスを考え、米菓には石灰乾燥剤が多く用いられます。

石灰乾燥剤は、吸湿すると化学変化を起こし、消石灰へと変わり、外見的には袋がふくらんできて再利用はできません。パッケージを開封され、乾燥剤をご覧になったとき、まだつぶつぶしていたら吸湿能力を保っていますから、別のところに転用できますね。一方シリカゲルは、使って吸湿した後でも、ゆっくり加熱してやることで、湿気を放出するので、再利用が可能になります。今度乾燥剤を手にされた際には、こんな話を思い出して、再利用されたら資源の有効活用にもなりそうです。


手焼きせんべい風林堂のオフィシャルホームページ
●店長酒井浩の私的興味事を中心に書いているブログ相模原徒然
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