手焼きせんべい処相模原風林堂のおせんべい日記

神奈川県相模原市の手焼きせんべい屋風林堂店主が、おせんべい作りとその周辺について日々のよしなごと書いて参ります。

焼きのり

2011年09月13日 | おせんべい日記

おはようございます。手焼きせんべい風林堂 酒井浩です。

昨夜、相模原では立派な満月が見られました。月見に欠かせないススキは、まだ穂を付け始めたばかりですが、これはからは少しずつ季節が移ってくるのが、実感出来るのではないでしょうか?

今日は、大判ののりせんべい、粒米入りの小粒せんべい、薄焼き醤油、ギフト用ザラメなどを焼きました。

写真は、昨日入荷したおせんべいに貼る焼きのりです。愛知県の海苔問屋さんから、直接買い付けていますが、今回は有明海の海苔でした。


海苔はお煎餅につきものですので、結構な量を消費します。昔のおせんべい屋さんは、やや赤っぽい生の海苔を使うことが多かったようですが、風林堂では、創業以来焼きのりを使っています。
コンビニのおにぎりなどもパッケージが工夫されていて、ぱりぱりしたのりを簡単に召し上がることができるようになっていますが、以前は手軽に食べられるぱりぱり海苔といったらお煎餅の独壇場でした。
その当時から変わらない、米、醤油、海苔の黄金トリオ、これからもずっとスーパースターでいて欲しいと願います。


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海老あられ

2011年09月12日 | おせんべい日記

おはようございます。手焼きせんべい風林堂 酒井浩です。

今日は十五夜中秋の名月を愛でる日ですね。お住まいの場所では、名月に何をお供えされますか?おまんじゅう?お団子? 丸くてもお煎餅を供える方はいらっしゃらないでしょうから、今日はおせんべい屋の出番がありません。

今日は、ギフト用の海苔あられ、薄焼き醤油と海老、砂糖蜜を塗る予定の大判醤油煎餅などを焼きました。9月中旬になって、また夏の暑さと湿気が戻ってきたので、火を使っている間は結構大変です。

写真は、煎ったばかりの小粒の海老煎餅です。生地のうちから海老が混ざっているので、煎っている最中は海老の焼ける香ばしい香りが立ち上ります。
海老の味付けには、風味を殺さないためと、仕上げ後の見栄えもいいことから、普通の濃い口醤油と違う、色の付いていない白醤油を使います。
また、鉄板で押し焼きして、サクサクとした食感に焼いたものは、サラダ仕上げの塩味もよく合います。
駿河湾産桜エビ入り海老煎餅、おすすめですよ。


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ざらめせんべいはスーパースター

2011年09月10日 | おせんべい日記

おはようございます。相模原の手焼きせんべい屋 風林堂です。

9月の週末、そろそろ運動会が予定されているところも増えてきたかも知れない時期ですね。屋外での行事に、晴れは嬉しいですが、気温はほどほどに願いたいところです。

今日は、薄焼きの海老、醤油せんべい、甘辛ザラメと梅ザラメ、サラダ味のえびせんなどを作りました。
八百屋さん果物屋さん、スーパーの店頭には秋の実りが並び始めましたね。食欲の秋は間近に来ています。お茶におせんべいという黄金コンビの出番も間もなくでしょうか。

写真は、半乾きのおせんべいにザラメを付けているところです。焼き上がったおせんべいに醤油タレを付け、特殊な澱粉をまぶします。これは業務用に作られた澱粉で、醤油を糊のように粘らせる効果があり、しばらく放置すると、表面がぺたぺたになってきます。
この状態でザラメや、海苔などを付けるとしっかり付いて、剥がれにくくなると言う訳です。

ちょっと辛めのお醤油にたっぷり付いた甘いザラメ、昔から人気の日本の味ですね。


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のりせんべい

2011年09月09日 | おせんべい日記

おはようございます。手焼きせんべい風林堂 酒井浩です。

今日は9月9日、「重陽の節句」です。別名菊の節句ともいい、菊を愛でる祭でもあるそうですね。今朝仕事中にラジオで聴いた風水の話 「今日は、日本酒に菊の花を散らして飲み干すと開運に繋がります。白は健康運、ピンクは恋愛運、黄色は金運アップになります。」 とのことでした。涼しくなってきた秋の宵、ビールや焼酎、洋酒をご愛飲されている方も、今日は日本酒を開けてみてはいかがでしょう?

さて今日は、海苔せんべい2種類、おぼろ昆布、青のりせんべい、大きい黒ごませんべいなどを焼きました。

写真は、海苔を貼った後のおせんべいが、乾燥機に入っていくところです。金網のコンベアに乗って、この後およそ20分間熱風で乾かします。
他のお煎餅はもっと山になって流れていきますが、海苔はお互いがくっつくと後で剥がれてしまい、商品にならなくなるので、こうしてきっちり並べてから乾燥させます。海苔貼りや乾燥作業、また、最後の袋詰めまで、海苔はとてもデリケートに扱わねばなりませんから、他のお煎餅にくらべやや高価になってしますのですね。


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おせんべい屋の道具

2011年09月07日 | おせんべい日記

おはようございます。手焼きせんべい風林堂 酒井浩です。

深い爪痕を残した台風がやっと去り、秋の空気と入れ替わりました。快晴で爽やかな朝を迎えた相模原です。

今日は間もなくやってくる「敬老の日」イベント用にご注文を頂いた海苔せんべい2種、ザラメ、カレー煎餅2種、海老あられなどを焼きました。

写真はせんべい屋製造に使う機械のひとつで「衛星ほいろ」という道具です。手作業が多いので、機械化されているところは少ないのですが、焼く前の生地を予備乾燥させるために使います。

写真のように、金網で出来た丈夫な筒状容器が沢山収まるようになっていて、それが同心円状に回転する仕組みです。下からガス炎が当るようになっていて、生地の大きさ厚さ、仕上げの案配に合わせ数十分から数時間掛けてゆっくり加熱します。

入れたばかりの生地は硬くぱりっとしていますが、加熱後取り出した直後は、ややしんなりします。この作業を経て、おいしく焼けるよう準備が整う訳です。澱粉の性質を上手に利用した作業ですね。

単純ですが、焼き上がりが決まる重要な行程なので、その日の気候や生地の状態をうまく掴んでいる必要があります。


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