花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

夢回唐朝 其之七(中編)

2020年03月25日 | 譚耀文


《 夢回唐朝 》 第7集(中編)


皇上は演奏を終えた媚娘を褒め

「皇上にもらった月下美人の絵を見て作った曲です」 と言う媚娘と楽しそうに話していると



そこにまたおジャマ虫の簫淑妃が...

簫淑妃は、媚娘にかまわず皇上に話しかけて 「月下美人が咲く所を3日以内にお目に掛けますわ」



とか何とかうまい事を言って皇上を連れて行ってしまい、悔しそうな媚娘にドヤ顔をする簫淑妃



う~ん...《 王の後宮 》 にもあったな~ こんなシーン...

こんな時、皇上はオナゴ同士のバチバチに全然気付いてないんだよな~

簫淑妃にバカにされた媚娘は、訪ねて来た殷浩に愚痴をこぼすと、殷浩は媚娘を飲みに誘ってたけど

へ~殷浩と媚娘って幼なじみだったんだ...

でも、この目の細いお子が、あのお目目パッチリの媚娘になるとはとても思えな~い



その頃、簫淑妃は蘇将軍を部屋に呼んで 「3日以内に月下美人の花を私の前で咲かせてほしい」 と言い



将軍が 「いつ花が咲くかは天の采配、それは難しいでしょう」 と言ったら急に怒り出して

「3日以内に月下美人を持って来なければ皇上の雅興を損ねる事になるぞ!」 って言ってたけど...



皇上は一言もそんな事言ってないからな お前が陛下に媚びる為に勝手に大口叩いたんだからな

(と、皇上に成り代わって文句を言っておきます

蘇将軍は娘娘には逆らえず、令牌まで使ってあちこち駆けずり回ってやっと月下美人を調達

全く...簫淑妃め 陛下にいい顔をする為に大将軍までパシリに使うなんて

一方、媚娘は殷浩達とお酒を飲んで 「皇上に喜んでもらうために一生懸命琵琶の練習をしたのに

皇上は口先だけで私を褒めて、簫淑妃と行ってしまった...」 と泣いていると



そこに目の見えない母と幼い娘の花売りが来て、女の子に慰められた媚娘は

花を買ってあげて、お礼に自分のかんざしまであげて見送ったのに...



店を出た所で早馬にはねられて女の子は死んでしまい



怒った南昌王は、少女をはねた兵士を問い詰めると



兵士は 「簫淑妃の命で月下美人の花を探し出し、急いで宮殿に届ける所でした...これは皇命です!」 と...

だ~か~ら~皇上はそんな事は命じてないんだってば~  

まったく  簫良のワガママのせいで皇上まで悪者になっちゃうじゃん

コメント
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