《 A計画 》 第23集(後編)
王子の病室を訪ねたクソ親父が医者に 「定国の病状はどうなんだ?」 って聞いたら
医者は 「それが...普通なら2~3日で薬が効いて病状が回復する筈なのに、また中毒症状が再発してる
今、彼の血液を採って詳しく検査してるところだ...」 って...
そりゃそうだろ
オマエんとこの看護師が毎日モルヒネ注射してるんだからよ~
オマエも全然気付かないなんて、ホントいい加減な病院だな
眠ってる王子の手を取って話しかけるクソ親父は
「オマエはとっても強い子だ...こんな事で負ける訳がない...絶対克服できる!」 って励ましたり
「毎日オマエが心配でよく眠れない...心臓も悪いし、血圧も高い...もう疲れたよ」 って愚痴を言ったり
「治ったら私の仕事を手伝ってくれ...一緒に笑って、一緒に囲碁をして、一緒に花を見よう...」 って...
王子の事を助け出してくれなかったけど、心から王子を心配してるのがよく分かったので
クソ親父って呼ぶのは撤回して...今からまたお父ちゃんと呼ぶことにします
お父ちゃんの声に一瞬だけ目を開けたけど、またすぐに眠ってしまう王子...
このままじゃ王子が死んじゃうよ~
早く誰かクソ兄貴の悪事に気付いて~~
病院の帰りに馬車の中から、クソ兄貴と辮髪クソヤロ~が一緒にいる所を見てしまったお父ちゃんは
部屋にクソ兄貴を呼んで 「もう袁世凱とは手を切った...オマエも今後一切関わるな」 って言ってたけど
従順なフリをしてるけど...ソイツ...袁世凱と組んでアンタの財産を乗っ取る気満々ですゼ...
そして王子のお母ちゃんは、王子の回復を祈るために、家に道士を呼んで祈祷を始め
因縁を付けてきた第一夫人とケンカになり、慌てて止めに入るお父ちゃん...ヤレヤレ...
怒りが収まらない第一夫人にクソ兄貴は 「最近父は身体の調子が良くないようだ...
機に乗じてあの母子を追い出して、父の財産を全部手に入れるつもりだ...」 と話すコイツもコイツだけど
それを聞いて 「何があっても私はあなたの味方よ」 って言うクソババアもクソババアだな...
この親にしてこの子あり...所詮は財産目当てなのか...
一方、病院に行けない曼妮に頼まれて王子に千羽鶴を届けに行った侍女の小芳は
部屋に入って来た看護師が 「禁断症状の苦しみはモルヒネを打てば楽になりますよ」 と言って
王子にモルヒネを注射するところを見てしまい、早速家に帰って曼妮にこの事を報告!
でも...曼妮はお花畑ちゃんだから、きっとクソ兄貴に全部喋っちゃって万事休すか...と思ったら...
「きっと誰かが看護師に指示してるはず...でも証拠もないし安邦に話しても信じてもらえない...」
と、しばし考えて小ラッパに助けを求めに行ったけど...お花畑ちゃんにしてはグッジョ~ブだな
そして、すぐ病院に行った小ラッパが王子を救出しようとしてると
あの看護師と医者が来て、人を呼ばれて騒ぎになってしまったので
王子の耳元で 「定国安心しろ、必ず助けに来るからな」 と言い残して逃げる小ラッパ
そんな王子がピ~ンチな状況だってのに...煩悩の渦に巻き込まれていくワタシ
だって...小ラッパが弱って苦しそうな王子を抱き起してるなんて...萌える
苦しそうに喘ぐ王子がすごく色っぽくて...萌える~
王子、苦しいですか? 服...脱ぎましょうね
(笑)
でも...小ラッパがこの陰謀に気付いてくれたのは本当にうれしいんだけど...
この騒ぎで病院も警備を強化しちゃったし...王子も別の病室に移されちゃったし...
何より、この事を知ったクソ兄貴が、バレそうで手を引きたがってる看護師を脅して
「モルヒネの量を増やせ」 って命令してるし...早くしないと王子が殺されちゃう~
そして、王子の病室に落ちていた折り鶴を見つけて、曼妮が王子に会いに来たと勘繰ったクソ兄貴は
曼妮を激しく責め 「オレを騙していたのか?まだ定国の事が好きなのか?」 と嫉妬で怒り狂い
「もしオレを裏切ったらオマエをメチャクチャにしてやる!オマエはオレのものだ」 って
本性を露にして嫌がる曼妮に襲いかかってたけど...
オマエ...そんなに自分に自信が無いんだ...小っちゃいヤツだな...