ヤマハ旧車 空冷2気筒 4ストローク1サイクル SOHC GX & XS Heritage Special 破壊ブログ

ポイント式バッテリー点火・セル&キック併用式・リターン式6段変速・前後ディスクブレーキの旧いオートバイです。

クラッチワイヤーの取り回し

2018年05月08日 23時56分00秒 | ヤマハ GX
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とりあえず走れる様になったところで、何だかクラッチが重いなぁ?と思う様になりました。以前に乗っていた1300C.C.のオートバイは油圧式のクラッチレバーだったので操作は軽かったのですが、GXはワイヤー式です。ワイヤーの油が切れているのでしょうか?
ワイヤーに注油して様子を見ますが、何も変わらずです。
ということは、ワイヤーの取り回しでしょうか?
こんな感じでワイヤーがついていますが…




サービスマニュアルと比べると、どうやらワイヤーの通し方が違うようです。
早速ワイヤーを正しい通し方にしてみたいと思います。ですが、どうやらタンクを外さないと出来ないようです。色々ホースとか繋がっていますが、ガソリンとか漏れたりしないのでしょうか?
フューエルコックという機械から、2本のホースが出ています。写真には写っていませんが、細いホースはエンジン側と繋がっています。太いホースは何やらキャブレターという機械と繋がっているようです。



もう少しマニュアルを見てみると、細いホースは負圧ホースというらしく、エンジンが何かを吸い込もうとする力をホースを使ってフューエルコックに伝えているようです。
GXのフューエルコックは負圧式というらしく、エンジンから来る負圧で、フューエルコックの中の弁を開いてキャブレターにガソリンを送る仕組みになっているようです。
なるほど。という事はエンジンが掛かっていなければ、ホースは2本とも引っこ抜いてもとりあえず大丈夫そうですね^_^
念のために雑巾などを下に敷いておきます。
フンッ!と引っこ抜くと少しガソリンが出て来ました∑(゚Д゚)
エンジンは止まっているのに!と、少し焦りましたが、すぐにガソリンは止まりました。どうやら、ホースの中に少し溜まっていたガソリンが出て来ただけの様です。雑巾を敷いておいて良かったです。
そしてタンクを外します。



何だか少しバラバラになって来ました。ちゃんと元に戻せるのでしょうか(-.-;)y-~~~
こんな時はスマホが役に立ちます。パシャパシャ写真を撮っておきます。そして、ワイヤーを然るべき場所に通し直します。


さあ、ワイヤーもメーカーの指定通りの通し方に戻った所で、タンクなどを組み付けて元に戻します。意外と写真を見ずに元に戻す事が出来ました。ついでにハンドルが少し低めだったので、前もって購入しておいた、アップハン用セットバックホルダーというパーツを取り付けてみました。


では、ワイヤーの操作具合はと言うと…
バッチリ軽くなりました( ̄∀ ̄)
慣れない為にかなり時間を使いましたが、その甲斐があったようです。
ワイヤーもスッキリしました。


ほんの少しだけですが、また一つ乗り易くなりました(^ ^)