ヤマハ旧車 空冷2気筒 4ストローク1サイクル SOHC GX & XS Heritage Special 破壊ブログ

ポイント式バッテリー点火・セル&キック併用式・リターン式6段変速・前後ディスクブレーキの旧いオートバイです。

フューエルタンクとリヤフェンダーの錆取り

2018年05月18日 18時49分00秒 | ヤマハ GX
前回の整備でGXはついに最高で9秒間程アイドリング出来る様になりました。ガバナーが到着するまでの間、他にアイドリングを不安定にしている原因を探ります。

キャブレターを分解・清掃したときに、フロートチャンバーボディーの中に錆の粉の様なものが沢山入っていたのを思い出します。
もしかしたらタンクの中が錆びているのでは?と中を覗き込みます。







やはり、かなり錆びていますT_T
ガソリンを入れる時は暗かったのと、タンクの中を気にしなかったので錆には気付きませんでした。
コレはダメだろうと思い、錆取りをする事にします。
必要な物は、錆取り剤(もの凄く高価)(*_*)とタンクの穴を塞ぐ適当なゴム栓↓です。


まずはタンクを取り外します。すると、中でカラカラと音がします。覗き込むとフューエルコックのフィルターが外れています∑(゚Д゚)
コレではフューエルタンクの中の錆が全てキャブレターに入っていってしまいます。
という事で、ついでにフューエルコックも後で分解・清掃する事にします。

取り外したタンクを風呂場に持って行き、中に錆取り剤とお湯を混ぜた物を満タンに入れてゴム栓をします。


タンクは逆さまにして暫く放置します。
その間にフューエルコックを取り外して分解・清掃します。
綺麗になったところで、タンクの中で泳いでいたフィルターを耐油性のボンドで接着します。




錆が取れるのを待つ間に丁度良いタイミングで、先日ネットで購入しておいたリヤフェンダーが届きます。
GXを買った時にはリヤフェンダーに車載工具を入れる為のトレーが付いていなかった為、いつか車載工具入れのトレーが付いているものに付け替えようと思って購入しておきました。
早速、交換しようと届いたリヤフェンダーを手に取ると…





残念な事に裏側がビッシリ錆びています_| ̄|○



錆取り剤はあと少ししか残っていないので、何か代わりに良いものは無いかとネットで情報をを集めます。
すると、良い情報が目に着きました。サンポールで錆が取れる様です。コレは安く買えます。サンポールで錆を取った後にはマジックリンで中和させると錆が再発しにくいようです。早速買いに行きます。

リヤフェンダーの錆取りをします。時間は掛かりますが、面白い様に錆がどんどん取れます。
全て錆が取れたところで、少しだけ取っておいたフューエルタンクの錆取り剤でコーティングし、車体に取り付けます。






新品の様に綺麗になりました\(^ω^)/
そして、車載工具を載せます。


コレで、やっと出先でも少しは整備出来ますね
ε-(´∀`; )


そして…
放置していたフューエルタンクの中を覗いてみると、凄く綺麗になっていました(*´∇`*)
少し取っておいた錆取り剤でコーティングをして車体に取り付けます。


さあ、全てのパーツを取り付けたところでエンジンを掛けてみましょう( ̄^ ̄)ゞ
暫くエンジンを掛けていなかったのでチョークを使います。


GX「キュルキュルキュルキュルドルルル!!」
良い掛かり具合です( ˆoˆ )/


チョークを戻します。


GX「ドドドドドドドッドッドッドッドッドッ」


アイドリングが始まった。1秒経過、2秒経過、3秒経過…。GXは超弩素人整備なのになぜゆえかアイドリングした…。4秒経過。しかし、GXはアイドリングを止めない。錆取りにどんな効果があろうと…9秒だけアイドリングできるGXをどんな方法で整備しようと、GXはもらった9秒という時間だけアイドリングをブチかますだけだった。

5秒経過。

(私が思うたしかなことはGX!エンストした瞬間、私はたぶん…プッツンするだろうということだけだぜ。)

6秒経過。



7秒経過。


私「8秒経過!ウリイイイイヤアアアッーエンストするなよォォッ!」


GX「ドッドッドッドッドッドッドッ」



私「9秒経過…!やった…終わったのだ!GXはついに我が超弩素人整備のもとに完治したのだッ! キャブレターオーバーホール・左右の同調ッ!!点火時期・バルブクリアランス調整ッ!フフフフフフ…整備に便利な
センタースタンドパワーッ!
これで文系大学卒業の機械音痴の私でもこのGXを整備出来ることが証明されたッ!とるにたらぬ工具どもよ!支配してやるぞッ!!我が「サービスマニュアル」と「ネットの情報」のもとにひれ伏すがいいぞッ!」


その時、GXの車体が小刻みに震えた…。


GX「ドッ…ドッ……ドッ……ドドッ……ドッ…」


私「11秒経過だぜ。自分でアイドリング出来る時間はそこまでのようだな、GX!」


GX「!?ドッドッドッドッドッドッ…!!」


エンストしそうになったエンジンが持ちこたえます。


私「私がチョビッとスロットルを回した…9秒の時点でな…そしてエンストを回避出来た…やれやれだぜ…どんな気分だ!?ド素人整備しかされてねえのにアイドリングさせられる気分はよ?これからッ!エンストするまで!1秒もかからねーぜッ!」


GX(チョ…!チョビッとッ!ば…ばかな!…スロットルを回したただとォ………?チョビッとッ…!スロットルをッ!9秒アイドリングした限界直後の時点で………!!)


アクセルを戻します。


GX「ドッドッドッ…ぷすっ」


という訳で今回の整備でもアイドリングの安定感は変わりませんでしたT^T
原因はやはりガバナーなのでしょうか…
次回へ続きます。