ヤマハ旧車 空冷2気筒 4ストローク1サイクル SOHC GX & XS Heritage Special 破壊ブログ

ポイント式バッテリー点火・セル&キック併用式・リターン式6段変速・前後ディスクブレーキの旧いオートバイです。

ガバナー点検

2018年05月16日 15時17分00秒 | ヤマハ GX
短時間ですが、ついに規定値の回転数でアイドリングが出来る様になりました。
ですが、やはり信号待ちでエンストしてしまったりアイドリングがフラフラします。今回も他に原因があるのでは?と追求します。
以前、点火時期の調整をしましたが、もう少し突っ込んで整備してみようと思います。

どうやらガバナーというパーツがエンジンの回転数に合わせて、進角や遅角を調整している様です。
進角?遅角?何の事でしょうか。調べてみます。
進角とは、簡単に言うとエンジンの回転数が上昇したときに点火時期を普段より適切に早めてあげないと燃焼の工程が追い付かなくなり、燃焼が完全に終わる前に排気の工程に移ってしまう等、様々なトラブルが起こるようです。それを防ぐ為に点火時期を早める事を指す様です。
遅角は逆に点火時期を遅らせる事を指す様です。
いずれにせよ、乗り手の乗り方によって少し調整してあげると良いのでしょう。
私は普通に乗れるだけで良いのでサービスマニュアルの規定値が一番合っています。

という事で前置きがいつもの様に長くなりましたが、ガバナーの点検をしてみたいと思います。
まずは点火時期調整の時と同様にポイントカバーを開けます。次にコンタクトブレーカーを外します。折角、点火時期を合わせたばかりなのですがここは躊躇しません。また合わせれば良いのです。
コンタクトブレーカーが外れるとガバナーが見えてきます。
ガバナーはスクリュー1本で締めて取り付けてありますが、緩める時に一緒にクランクシャフトまで回転してしまうので、クランクシャフトにレンチなどを掛けて動かない様に手で固定しておきます。
無事に取り外せました。
外したガバナーを良く見てみると、これは多分ですが大変です。パーツが欠けているであろう部分がありました。それとも元から欠けている様なパーツなのでしょうか。
ポイントカバーの中などを探してみましたがカケラは見つかりませんでした。
ガバナーを部屋の中に持って上がります。


果たしてガバナーの欠けている部分が原因でアイドリングが安定しないのでしょうか。
とりあえずネットで中古パーツを探してみます。
運が良いのでしょうか。タイミング良く見つかりました。やはりパーツの写真を見ると、欠けていません。
迷わず購入します。
あとはガバナーの到着を待って交換するだけです。これで直れば良いのですが…
次回に続きます。