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わけのわからない横文字は世の中をどう変えるのか

2020-01-09 07:43:15 | 日記
このままAI(人工知能:これはなんとかわかります)が発達していけば、早ければ数年後にはわれわれ人間の生活は、
パラダイムシフト(劇的な変化)を迎えるのだそうだ。
このシンギュラリティー(技術的特異点)によって、AIを搭載した高度な処理機構を持った機械が出現し、さらに拡大したとき、
人々の職場が奪われていくと危惧されているらしい。
そんな不安と疑問に、歴史学者の加来耕三氏は明確に反論してくれた。
氏はもちろん技術論を理解しているわけではない。
しかし、歴史から視点のみでこう語っている。

◆過去にも何度もあった、パラダイムシフトとシンギュラリティー
 歴史の流れは人体のメカニズムに似ているという。
 生まれて成長し、壮年期を迎え、やがて衰亡していく。
 この流れに、時代も国も個人も組織も変わりはないようです。
 歴史は繰り返すように、シンギュラリティーも実は繰り返してきたのです。
 そうではない、今回のシンギュラリティーは過去とは比べ物にならぬほどの変化だとの説もあるでしょう。
 しかし、新技術が登場したときは、常にそのように受け止められていたものです。

 過去の多数のシンギュラリティーの内、ひとつだけを例に挙げてくれました。
 明治5年の蒸気機関車(鉄道)の開業は、日本人の生活様式を一変してしまった。
 歩く、駕籠に乗る、馬に乗る、人力車に乗る、船に乗る、これらの選択肢の多くが激減しました。
 駕籠かきも、馬子も、人力車夫も、船頭も仕事を奪われていったことは容易に想像できます。

 しかし、史実はこうです。
 北前船を運行していた海の富豪たちは、鉄道に投資し鉄道会社の運営に参画していきました。
 そして彼らだけではなく、新たな投資家も鉄道沿線に紡績工場を建設し、雇用を生み出し、街を作り、食堂ができ、
 手工業を大型化にすることによって、多くのビジネスチャンスを生み出したそうだ。
 
 つまり、なくなる仕事はあるが、新しい市場が発生し雇用もまた発生するということらしい。
 ということで、過剰な心配は無用のようです。
 でも、そういった場面で大きな成功を掴めるかどうかは、やはり個人の努力と資質に依るのでしょうね。