地球の裏を掘るオペレーター

産業新聞によると、コマツは「５G」の実用化に合わせて、建機の遠隔操作の実用化を目指しているという。
また、鉱山機械も同様に、無線で遠隔操作ができるシステムも開発中だそうだ。
これらが実用化されることにより、働き方の常識も変わっていくようだ。

◆あなたもオペレーター
　「スキマ時間で稼ぎませんか」　これは、コンビニのアルバイト募集ではない。
　近い将来の、予想される建設や鉱山の現場の求人サイトだ。
　街中の建設現場でも、遠く離れた（地球の裏側でも）鉱山現場でもインターネット環境さえあれば自宅とつながるのだ。
　なので、子育て中のママさんオペレーターが、育児の傍らオーストラリアの鉱山で鉄鉱石を掘り出す、なんてことも可能だ。

　すでに、ブラジル北部のアマゾン奥地の鉱山では、AI搭載の無人ダンプ３７台の集中遠隔操作が実験中との事。
　オペレーターは、世界中どこに居ても（オフィスでも自宅でも）監視できる。
　働き方改革や、人材難は、我が国に限った問題ではないようだ。
　過酷な労働環境から人間を解放するとともに、建機の稼働率も向上していく。
　そして、事故も減る。
　もう夢物語のようですが、その実現まであと一歩というところまで来ているようです。
　すごく期待して見守りたいものですよね。