勝利を手にする条件

誰しも負けるよりは勝ちたいものだ。
また、当然に失敗よりも成功を求めている。
そのためには、どんなタイミングでどう行動すべきか、そんな回答のひとつとして、
マキャベリ（１５～１６世紀のフィレンツェ共和国の官吏）は、「君主論」の中で、こう言っている。
元々は「君主論」なので、リーダーシップのあり方を説いたものだが、一般人にも十分に参考になる。
プレジデント誌から引いた。

◆慎重であるよりは果敢であるほうがまだ良い
　戦う時は、時期尚早だからとか、条件が整ってからなどと、準備万端を期してはいけないそうだ。
　果敢に打って出た者にこそ勝機が訪れるとマキャベリは言う。
　凡人は、戦う前に何事にも完璧を期したいと考えるものだ。
　しかし、慎重にあれこれと考えすぎると、結局は行動せずに終わってしまうものだ。
　どこかで踏ん切りをつけて前へ進まなければ、勝利を手にすることはできないのです。

　ノーベル賞を受けた先生たちもおっしゃっています。
　果敢に攻め続けよ（大村先生）。
　研究（ビジネスマンと置き換えてもよいかな）は柔らかい頭とあきらめない執着が必要（吉野先生）と。
　つまり、完璧ではないことを承知の上で、勇気を持って動き出す。
　そして、行動の途中で修正しながら目的達成までやり続ける。
　どうやら、それが勝利を手にする条件のようです。