スープ皿、ソープディッシュ、焼酎カップ、ボタン
ネームプレート、平皿,三角皿、小皿などなど。
お預かりしていた作品の数々です。
モノによっては一年近くも待たせてしまい
本当にお待たせいたしました。
Tさんが風邪で来られなかった以外は
全部製作者の手元に・・・と言いたいところですが
目立たないので色をつけて欲しいとのリクエスト。
早速いつもの「塗る釉薬」を取り出して
スボイトでたらしながら釉薬をつけて・・・
布でふき取ると、くっきりと文字が浮かんできます。
これを再度窯の中で焼直してみます。
今度は気に入ってもらえるといいのですが。
本日の写真もパソコンの気分しだいで
だましながらアップ出来るものの紹介です。
完全に機械に使われている・・・。
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さてさて、愚痴はこのくらいにして
本日は電動ろくろに穴を開けたスタイロフォームを
ご覧のとおり三ケ所粘土で止めて
カップの内側を削る道具のご紹介。
相変わらずの轆轤技術が未熟で
どうしてもカップなど手に持つ器が
重くなってしまうときにこれを使います。
スタイロフォームの真ん中の穴に
軽くしたいカップを差し込んで
こんな金タワシで内側の土を削り
なるべく150g程度まで軽くします。
ちなみに、このカップは半磁器土。
白衣を着て、マスクをして完全防備で
10個のカップを削ること一時間。
こんなことやらずに済むよう
轆轤の腕を上げようと
つくづく実感しました。
相変わらず過去に撮りためた写真から・・・。
これはいつ撮ったかも忘れたのですが
タタラ作りでコーヒーカップを作っているところです。
これはカップの底とハンドルを切り取っているところ。
ムスコたちが粘土遊びの時に使っていたプラ棒に
更紙を貼って、両脇をスタイロフォームで支えています。
しばらくしてから持ちやすいハンドルに成型します。
石膏型Cに切ったタタラを貼りつけます。
ここで活躍するのがパンストと片栗粉。
これを使わないとタタラは型にくっついて
はがれなくなったり型からぬけなくなったり
大変なことになります。
発泡スチロール箱にしまって乾燥を防ぎます。
続きの写真が見つかったらまたアップします。