三日間の「箱を開けると」シリーズは箱
と中味で作品になっていたのですが、最後
はまだどのように作品にしたら良いのか
迷っている箱の紹介です。
さて何の箱でしょうか・・・と言ってもここに
書いてあるとおり「弁當入箱」です。江戸時代
のお殿様達のお花見などで使われた豪華な
弁當箱は知っているのですが、これは裏書
きに大正四年と書かれているので残念ながら
そんなに古いものではありません。
蓋を開けると中は四人分の弁當箱が出て来
ます。数年前によく行く藤岡市の骨董屋で確か
四千円くらいで買ったと思います。状態もそれ
ほど悪くないので実際に弁當箱としてお花見
にでも行ってみたいものです。
昔から骨董品というよりは「古いもの」が好き
で桐生骨董市などにも行きますが、昔の人が
日々の生活の中で使っていた「息遣い」のよう
なものがタイムスリップして感じられると、この
弁當箱のようによく使い道も考えずに買って
しまいます。ちなみに、現在はこの弁當箱は
以前紹介した果物ケシゴムや野菜マグネット
の入れ物として使っています。