工房アパート時々倉庫

仕事半分、趣味半分。

カラスの羽ペン

2020年07月30日 | 作品作り
「羽根ペン」or「羽ペン」、どっちが正解?
早速ググってみたら・・・どっちもあるじゃないか。

本日の話題はYou Tuber的に表現すると
「カラスの羽でペンを作ってみた」ってなことになるんでしょうか。

           🐦

さて、某月某日猫額畑にカラスの羽根が落ちてました。
先月はスズメの頭蓋骨(?)、以前はバッタの交尾にイラガの大群等々。

ポツンと一軒家じゃあるまいし・・・
それはさておき、とにかくカラスの羽根が落ちてたんです。



これを見てピーンと閃くのがソウコオヤジの真骨頂。
「そ、そうだ、羽根ペンを作ってみよう」

世間の殆どのことに情熱と好奇心を失ってしまったのに
時々しょーもない事スピリットがムクムクと・・・。

早速ナイフで切れ込みを入れて羽ペンの完成。
インクは愛用のPILOT万年筆のカートリッジを使用しました。



おっ、ちゃんと書けるじゃないか。
何故か気分は羽根ペンで楽譜を書いているベートーヴェン。

自作の羽根ペンで文字が書けることが分かって
ソウコオヤジの好奇心もこれにて消滅。

なんとも不要不急の毎日だっ!
















カエル前に・・・

2020年07月27日 | 作品紹介
日曜と祭日以外は工房に毎日出勤しておりまして・・・
まず最初にやることは入り口のドアのカギを開けることからスタート。

今は夏場なので、更に2か所のドアを開けてから
工房の4か所の窓を全部開けてから冷房の準備です。

冷房といっても毎度お馴染み「濡れタオル×3」と
年代物の「家庭用」と「工業用」の扇風機が各1台づつ。



これで気化熱がナントカなるとは思わないけれど
タオルからポタポタ垂れる水滴を見ているだけでも・・・

さてこの数か月、ご多分に漏れず当工房も来客がほとんどゼロ。
こちらも3密を避けて外出もほとんどゼロ。

そのせいで、工房ではオリジナル・アート作品が
驚異のスピードで完成するし、ついでに猫額畑のナスは超大豊作。

そんなこんなの毎日で、今は大相撲夏場所中なので
4時半には工房を閉めて自宅へチャリに乗って帰ります。

           🚲

さて、ここでいよいよ「カエル前に・・・」のお話です。
実は以前からノーミソに基礎疾患があると思われるソウコオヤジ。

以前に書いた通り最近は特に物忘れのオンパレード。
工房の窓のカギの締め忘れなんぞ日常茶飯事。

これはヒミツですが、工房の中にはこれから価値が出る
・・・であろう陶器や絵画などの逸品がズラリ。

それに、少なくともソウコオヤジの絵は
生前1枚しか売れなかったゴッホよりは売れている。

だから、しっかりと戸締りをしなければならない。
そこで、作ったのがコレ。



木製洗濯ばさみを赤く塗って「窓」のタグをつけて
ケロッピーの紙粘土をくっつけた「カエル前」クリップ。

普段ソウコオヤジが持っているカギは5種類。
朝工房に来たらまずコレをカギの束に挟みます。

そして、自宅に「帰る前に」カギの束にコレが付いているので
「アッ、そうだっ」と思い出して窓とドアを再度点検してカエルのです。

因みに、紙粘土ケロッピーはYちゃんから貰った
グミの型を使いました。

追伸➔冬場は緑色のストーブ用「カエル前に」のクリップになります、ケロッ。












恐竜鉢製作前後

2020年07月24日 | 作品作り
陶芸らしきものを初めて幾星霜。
図らずも不燃ごみを大量生産してきた黒歴史。

そこから得た教訓は数あれどモノツクリは段取りと実験。
今回の恐竜鉢作りも過去の苦い経験からまずは段取りからスタート。



長男が小学校で使っていた「机の引き出し(?)」に道具を出してみます。
タイルボンド・マスキングテープ・ゴムベラ・大型ピンセット等々。

次は割れて使えない素焼き鉢で色々と実験します。
漆喰の濃度と素焼き鉢の相性、CMC糊の必要性も確認します。



この段取りと実験結果を経て、いざ実作。
後は技術と運次第ですが・・・

実際にやってみると漆喰を塗るゴムベラさばきが難しい。
更に、前回に書いた通り、不測の事態が次々と発生。

ダメだ、こりゃ×3回。
こんなはずでは×2回。

死屍累々の素焼き鉢を積み重ねているところは全てカット。
そして、出来上がった怪獣鉢に自宅で冬越ししたベゴニアを植えたら・・・



以上が約一か月前の恐竜鉢製作奮闘記。
今はベゴニアも1.5倍くらいに成長して花盛り。

さて、次にソウコオヤジが製作した顰蹙モノの植木鉢とは・・・









恐竜植木鉢

2020年07月21日 | 作品作り
さて、久しぶりのタイル植木鉢作りでは勘が戻らず苦戦でした。
割った恐竜のレリーフとタイルのレイアウトも試行錯誤。



どうもティラノザウルス2頭だけじゃ寂しいので
クッキーの型で作った「木」も貼り付けてみました。

次は、鉢底に陶画用ゴム糊をアンモニアで薄めた自作の液を塗り
鉢の上にはマスキングテープを張り付けます。

更に、鉢の内側には一番小さい養生シート(?)をくっつけて
漆喰が内側にかからないようにして準備完了です。



いざ漆喰を水で溶いて硬さを調整、
鉢の表面も霧吹きで湿らせてイッキに漆喰を塗ったのいいけれど・・・



アレアレ、素焼きの鉢の吸水スピードに作業が追い付かない。
漆喰の乾燥スピードってこんなに速かったっけ?

        🦖

右往左往に悪戦苦闘で課題を残しつつも、
いちおうナントカ・カントカ完成しました。



では、いよいよ顰蹙覚悟のタイル鉢作りを・・・
オットその前に、次回は恐竜鉢作りエピソード・ゼロです。











新タイル鉢は・・・

2020年07月18日 | 作品作り
新タイル植木鉢はここからスタート。
まずは、工房の裏手から古い素焼き鉢を探し出すところから。



ホントは新しい鉢の方がタイルも貼りやすいけれど
まずソウコオヤジは古い植木鉢をリサイクルすることに。

限りある資源を大切に、そして不燃ごみの減量化を推進するのだ
・・・と言うよりは、製作途中で失敗するかもしれないのです。

何故かと言いますと、今回はタイルだけでなく
以前に焼いた陶片なども使うから。

具体的にはこういう事でして・・・



恐竜好きのYちゃん達が工房に遊びに来た時に
あげようと思って作っておいた恐竜のレリーフ。

今時の子供たちもステイホームから学校でも忙しいようで
すっかり工房でもご無沙汰になってしまい恐竜も出番ナシなので・・・。

それならば、いっその事ハンマーで砕いて植木鉢に使ってみることに。
ドクロ鉢があるのだから恐竜鉢があってもいいじゃないか。

            🦕

とにかく、陶片の形や厚み、タイルや漆喰との相性などが未知の部分。
古い素焼き鉢といらなくなった恐竜の陶片でまずは実験製作を開始。

来週につづく