じぃじ・スナフキンの気まま日記

スナフキン大好き「じぃじ」が、自然とのふれあいや地域の情報を、気ままに綴ります。

「平ヶ岳」に、登って来たよっ!

2019年07月23日 | 登山・トレッキング
関東付近に、梅雨前線があったり、台風が朝鮮半島を北上すると言う、何とも悩ましい天候の中、奥只見の「平ヶ岳」に登って来ました・・・。

通常の「鷹ノ巣ルート」だと、歩行時間11時間以上で、テント場や避難小屋も無く、かなりハードルの高い山です。
そこで今回は、通常ルートでは無く、最短距離の「中ノ岐登山口」から登る事にしました。
この登山口を利用するには、「銀山平温泉」にある宿に宿泊する事が条件になりますが・・・。

台風が来ているし・・・、でも、宿のキャンセル料を払うのも・・・、と悩んでいると、家族からは「止めたら」と言われる始末です。(心配してくれて、有難う・・・。)

さて、頼りの「登山天気」の情報が、出掛ける前日から、山コンディション「B」となった事から、出発する事にしました・・・。

7月20日(土)、銀山平温泉の「湖山荘」に到着です。

ログハウスが2棟見えます。
そして、本館ともう1棟のログハウスです。

そうそう、写真の左端にある四角い物は、大きな水槽なんですよっ。
中には・・・、

大きな、ニジマスとイワナがいましたよっ。

さて、午後2時頃到着でしたが、宿のご配慮でチェックインOKでした・・・。
今夜の宿泊場所は、このログハウスです。

「駒ヶ岳」と言う名前が付いていました。
2階の、11畳の部屋に一人です。
1階には、他のお客さんが入ります。

夕食は、5時30分からだそうです。
内風呂がありますが、近くの温泉の無料入浴券を頂きましたので、早速出掛ける事にしました・・・。

歩いて、1、2分の所にある、ここです・・・。

「白銀の湯」と言う温泉で、お風呂は2階にあります。
ゆっくり出来て、良い温泉です。

さて、夕食です。

こんな感じです・・・。
小さなグラスの「梅酒」も付いていました・・・。
この後・・・、

味噌汁と、山菜の天ぷらが出て来ました・・・。
そして・・・、

名物のソバも出て来ました・・・。
やっと、食べ切りました・・・。(満腹です。)

この夕食時間中に、明日登山するお客さんへの注意事項や、登山コースの説明がありました・・・。

朝4時に、マイクロバスが出発で、登山口には5時15分頃到着の予定だそうです。


7月21日(日)、登山当日です・・・。
バスに揺られ、林道を1時間も走りますから、車酔い寸前でした・・・。

バスは、予定どおりの時間で、登山口に到着です。

仮設トイレが、3基設置されていましたよっ。
用を済ませてから出発です。

空は薄曇りですが、何とか持ち堪えてくれそうです・・・。

5時20分頃、登山口を出発です・・・。


先ずは、沢の橋を渡ります。

水量が多いと、橋が流される事もあるそうです。
橋の向こうに見える、2本のワイヤーは、水量が多くて沢を渡れない時に、「緊急用滑車」で使用するそうです。

橋を渡ってからの写真です。

今日の流れは、大丈夫そうですねっ。

そして、橋を渡って直ぐに、「水場」がありました。


さて、ここからが本格的な登りになります・・・。

そして、いきなり急登です。


途中に分岐があり、「ヒカリゴケ」の生える洞窟があるそうです。

余裕があったら、帰りに寄りましょう・・・。

さてさて、急登が続きます。
道は、泥んこだったり、大きくえぐられていたりと、悪戦苦闘です・・・。
写真を撮る余裕もありません・・・。

5時50分過ぎ、「五葉松」に到着です。

小休憩です。
こんな、張り紙がありました・・・。

少し、ペースが速かったかなぁ・・・。?

6時30分過ぎ、「クロベの大木」に到着です。

ここでも、小休憩です。
そして、ここにも張り紙が・・・。

急登は、2時間続くそうですから、まだ半分です・・・。

「ゴゼンタチバナ」が咲いていましたよっ。


そして、「シャクナゲ」も咲いていました・・・。


「マイヅルソウ」もありましたよっ・・・。


おやおや、今度は珍しい物が・・・、

「ギンリョウソウ」です。
久々に見ました・・・。

そして、「イワカガミ」の花です。

ピンクの可愛いお花ですねっ。

こちらは・・・、

「ウラジロヨウラク」でしょうか・・・。
標高の低い所では、もう、花は終わりの様ですねっ。

長い急登ですが、所々でお花達から元気を貰って、我慢、我慢で登ります・・・。

後方の視界が開けました・・・。

残雪の山々と、稜線を越えて流れ出す「滝雲」が見えました・・・。
山に来て良かったなぁと思う光景です。

しかし、身体は・・・、既にヘトヘトです。
湿気が多いせいでしょうか・・・?
今回は、夏山対策として、半袖のシャツにアームカバーをして、汗止め用のヘッドバンドも付けて登っているのですが・・・。
汗が、顔から噴き出て来ます・・・。

おやっ!張り紙です。

もうそろそろ、急登も終わりの様です。

そしてこちらでは、「ウラジロヨウラク」が今が盛りと咲いていました・・・。

少しの標高差で、こんなに違うんですねっ。

目の前が開け、木道が現れました・・・。

急登終了です。

道端では、「シャクナゲ」の花が歓迎してくれている様です。


そして、こちらは・・・、

「タテヤマリンドウ」でしょうか・・・。
木道脇で、沢山咲いていました・・・。

8時丁度、「たまご石」の分岐に到着しました・・・。


「たまご石」は、小高い山の向こうにあるそうです・・・。


「たまご石」に到着です。

一つの岩が、どうしてこんな形に成ったんでしょうねっ。??
もう一枚です。

池塘と「たまご石」です。
この写真が撮りたくて登って来ました・・・。(感動ですっ!)

さて、平ヶ岳に向かう木道です。

あの山を越えて・・・、
向かう先です・・・。

やっと、山容が見えて来ました・・・。

さて、山を越えた辺りで、「シャクナゲ」の花が声援を送ってくれました・・・。

もう少しですねっ。

下って、登り返して・・・、山頂は正面です・・・。


大きな池塘が現れました・・・。

池塘の近くで、「チングルマ」が最後の力を振り絞って咲いていました・・・。


やがて、雪渓が現れました・・・。

ゆっくりと、慎重に歩きます・・・。

雪渓を下りると、「コバイケイソウ」が咲いていました・・・。

アップです。

可愛いお花が、沢山付いていますねっ。

さてさて、こちらでは・・・、

「ハクサンコザクラ」でしょうか・・・。
ハート型の花びらが可愛いですねっ。

8時30分頃、「水場」に到着です。


少し進むと、「シラネアオイ」の花が、ひっそりと咲いていました・・・。


そして・・・、

「ショウジョウバカマ」の花は、もう花期が過ぎた様です。

こちらは・・・、

「ミツバオウレン」でしょうか・・・。?
こちらも花期が過ぎている様です・・・。

「姫ノ池」への分岐に到着です。

「姫ノ池」は、帰りに寄りましょう・・・。

少し進むと、こちらでは「アカモノ」が咲いていました・・・。

可愛いお花ですねっ。

おやおやっ!またもや「ギンリョウソウ」です。

こんなに団体さんでいるとは・・・。
色は、真っ白では無く、少し青味がかっています。

さてさて、9時丁度に頂上三角点に到着です。


本当の頂上は、アンテナの様な物が立っているこちらだそうです。


さて、大休憩です。

それでは、頂上からの光景です。
北東方向です。

東方向です。

南東方向です。


9時30分頃、下山開始です。


下山途中で、「姫ノ池」に立ち寄りました・・。

写真の木道を真っ直ぐに進むと、「鷹ノ巣」側の登山口に行きます。

さて、「姫ノ池」と「平ヶ岳」です。

この光景も、憧れだったんです。
来て良かった・・・。

そして、「姫ノ池」付近の池塘群です。


さてさて、下山です。
12時30分までには、戻らなければなりません・・・。

かなり、足に疲れが来ている様です・・・。
休憩中、膝を少し傾けたら、太股が攣りそうになりました・・・。
初めての経験です。
「ヤバイヨ!ヤバイヨ!」状態です。

所々で休憩を入れ、ひたすら下ります。

やっとの思いで、沢まで下りて来ました・・・。

水場で、冷たい水を一杯。
美味しかったです・・・。

さて、橋を渡ります。


途中の木に、「鐘」が吊るされていました・・・。

朝には、気付かなかったなぁ・・・。
「カーン」と鳴らして通り過ぎます。

12時20分頃、登山口に到着です。

時間には間に合いましたが・・・、どうも、私が一番遅かった様です。

さて、休んでいる暇はありません。
「湖山荘」さんが用意してくれた、キュウリの塩漬けを頬張りながら、クツやスパッツの泥を洗い落とします。

いや~っ!疲れました・・・。
帰りのバスでは、ほとんど眠っていました・・・。

しかし、想定以上に天候に恵まれ、最高の登山日和でした・・・。
改めて「来て良かったぁ~っ!」

宿に到着後、前日に入浴した「白銀の湯」で汗を流しました・・・。

その後、小出にある「道の駅 ゆのたに」で車中泊をしました・・・。


予定では、続いて他の山にも登る予定でしたが・・・、朝起きても、体調がぱっとしませんし、天候は、週末近くでないと良くならない様です。
7月22日(月)、帰路に就く事にしました・・・。

どうも暑さに弱く、軽い熱中症の様です。(微熱がありました・・・。)

まっ、山は逃げませんから・・・、また来ましょう・・・。