■ 移動編
8月31日(金)、朝8時30分発のフェリーで、利尻島から稚内に向かいます。
稚内から、「ウトロ」に向かう途中、宗谷岬に立ち寄りました・・・。
「日本最北端の地」の碑です。
近くには、「間宮林蔵」の像も建っていました。
「サハリン」でしょうか・・・。
遠くに、陸地が見える様な気がしますが・・・?
そうそう、海が遠浅になっている所があって、そこで、鳥が餌を狙っていました・・・。
「サギ」に見えるのですが、海にもいるのでしょうか・・・。
さてさて、夕方は、道の駅「かみゆうべつ温泉 チューリップの湯」で汗を流しました。
この道の駅には、こんな施設もありましたよっ。
鉄道ファンなら、喜びそうですよねっ。
そして、目的地の「ウトロ」には、夜10時30分頃到着です。
(翌日撮影です)
9月1日(土)は、移動の疲れがあったことと、朝方、小雨や霧雨が降っていたことから、休養日にしました。
■ 羅臼岳登山編
9月2日(日)、朝4時40分頃、岩尾別温泉ホテル「地の涯」に到着です。
登山口は、ホテルの右手奥側です・・・。
前回の私の様に、ホテル手前の左手側に行き掛けた人達もいましたよっ。(親切に教えて上げました。)
さて、ホテル右手側の横を通って、裏側の「木下小屋」にやって来ました・・・。
ここが、登山口です。
4時50分頃から、登山開始です。(リベンジ開始です。)
樹林帯の登山道を、大きなジグザグで登って行きます。
今回は、ゆっくりとしたペースで登って行きました・・・。
今日は、曇り空で、風があります。
前回の様に、汗が噴き出す様な事はありませんでした・・・。
そろそろ、尾根が近付いて来た様です。
「オホーツク展望」に到着です。
周りに樹木があり、展望は開けません。
樹林帯の尾根を歩きます。
登山道は、良く整備されていて、以外と歩き易いです。
「650m岩峰」に到着ですが・・・。
「岩峰」が見当たりませんでした・・・。
「弥三吉(やさきち)水」に到着です。
ここを、登山道整備工事の方々が、ベースキャンプにしていましたよっ。
「弥三吉水」の案内板と、水口です。(少し薄暗いので、ブレてしまいました・・・。)
登山道脇には、こんな感じで資材が置かれていました・・・。
結構、広範囲にありましたので、ヘリで運んで、人力で移動させたのでしょうか・・・?
そして、登山道は、この辺から緩やかになります。
おぉ~っ!、突如、「大蛇」や「ネッシー」が現れました!?
「ダケカンバ」の木の様です。(驚きました・・・!?)
「極楽平」に到着です。
今度は、「仙人坂」です。
ジグザグに高度を上げて行きます。
「銀冷水」と言う、水場に到着です。
小さな、沢の様な感じで流れ出ています。
この辺で、標高も頂上までの距離も、半分を超えました・・・。
整備された登山道を、何とか快調(?)に登って行きます。
相変わらず、ガスッていて、風が強いです。
樹林帯の中を歩いているので、風の影響はあまりありませんが、気温が低い様です・・・。
「羽衣峠」と言う、割れた案内板がありました・・・。
「峠」ですが、緩やかに登って下ります・・・。
「大沢入口」に到着です。
ここは、例年7月いっぱいまで雪渓になっている様です。
前回だと、雪渓歩きだったかも知れません。
雪渓より、こちらの登山道の方が歩き易くて、結果オーライかなっ・・・?
しかし、風がかなり強いです。
暑がり屋(?)の私は、まだ大丈夫ですが・・・、少し濡れ、寒くなって来ました・・・。
大沢の上部が見えて来ました・・・。
凄い風です。吹き飛ばされそうです。
写真中央部に、薄っすらと見える大岩の影で、レインウェアを着込みました。
登りが続き、なかなか「羅臼平」には到着しません・・・。
油断すると、身体を持って行かれるくらいの強風です。
「リンドウ」が咲いていました・・・。(蕾ですねっ)
お花は、数種類咲いているのですが、風と霧雨のため、ほとんど写真が撮れませんでした・・・。(カメラは曇り、身体は揺れるし、撮影できる状況ではありません。)
さて、やっと「羅臼平」に到着です。
登山道を開いた、「木下弥三吉」の碑がありました・・・。
そして、知床ならではの「クマ」対策、「フードロッカー」の案内板がありました。
こちらが、「フードロッカー」なるものです。
そうそう、こちらでは「鮭」の遡上が始まったのか、河口付近に釣り人が沢山います。
釣り人が釣った魚を、「クマ」が横取りして行った事件が発生したと、道の駅に張り紙がありましたよっ。(コワッ!)
さてさて、ハイマツの平原の中を、頂上目指して歩き出します。
風に吹かれ、ヨロヨロです。
ここまでに、数名の方が途中で諦め、下山して行きました・・・。
私は、行ける所まで行こうと、「神様・仏様・ご先祖様」に祈りつつ、足を運びます。(?)
ハイマツの平原です。
結構、風の緩衝に役立ってくれました・・・。
「岩清水分岐」に到着です。
少し登って、「岩清水」です。
岩から、水滴が滴り落ちて来ています・・・。
飲めるほどの量では無いと思いますが・・・?
ここを過ぎると、ハイマツの間の岩場を登って行きます。
お花が咲いていました・・・。
「イワブクロ」の様です。
頂上直下の岩場です。
私は、ストックを登山道脇に置いて登りました。
手足を総動員で、岩場を登ります・・・。
こんなに凄い山だとは、思いもよりませんでした・・・。
頂上では、風に飛ばされない様に、岩にへばり付く様に登りました・・・。
頂上到着です。
当然の事ながら、展望はありません・・・。
直ちに下山です。
そうそう、下山途中、私がレインウェアを着込んだ、大沢の大岩の陰に人が数名おりました・・・。
良くよく聞いていると、「一般男性登山客1名が、低体温症で動けなくなっている」とのことでした。
周りに居たのは、登山道工事の関係者の方々でした・・・。
結果的に、「低体温症」になった方は、工事関係者の方々に付き添われ、「弥三吉水」まで下りて、そこからヘリコプターで運ばれた様です。
実は、一行に「弥三吉水」手前で追い抜かれました・・・。
私より早いとは・・・。(???)
さて、「仙人坂」を過ぎた辺りから、天候が良くなって来ました・・・。(下界は晴れていたのでは・・・?)
「650m岩峰」を、少し下った所からの展望です。
オホーツク海が見えました。
さて、14時10分頃、登山口まで下りて来ました・・・。
ホテル裏の駐車場には、消防車両や警察車両がありました・・・。
無事、ホテル前の駐車場に帰って来ました・・・。
これで、北海道の「日本百名山」9座を、全山登頂完了です。(2015年7月:大雪山、今年の7月:5座、今回:3座)
北海道は、移動距離が長い上に、登山口から頂上まで、距離の長い山が多かった様な気がします。
そう言う意味で、結構大変な登山旅行でした。
先ずは、安全にリベンジ及び目標を達成でき、「神様・仏様・ご先祖様・家族皆」に感謝です。(拝)
そうそう、温泉は、前回もお世話になった「夕陽台の湯」に浸かりましたよっ・・・。