じぃじ・スナフキンの気まま日記

スナフキン大好き「じぃじ」が、自然とのふれあいや地域の情報を、気ままに綴ります。

2024年秋 紅葉を求めて八甲田登山

2024年10月12日 | 登山・トレッキング
10月12日(土)、山では紅葉が見頃になっているとの事だったので、今朝は早起きをして八甲田登山に出掛けて来ました。
最近は、犬の散歩以外は外に出ないと言う、自堕落な生活を送っていたので、無事に下山出来るのかチョッピリ心配でした・・・。

登山口の酸ヶ湯温泉の大駐車場は、6時前なのに既に満車状態でした。
そして、今朝は放射冷却のせいか、かなり気温が下がっています。(ダウンジャケットを着こみました。)

5時55分、酸ヶ湯登山口から歩き出します。

登山道入口には・・・、こんな看板も・・・、

今年6月に「熊騒動」が発生し、登山道が全面閉鎖されていましたが、9月21日から規制が解除されました。
そのせいか、ほとんどの登山者が「熊鈴」を付けていました。

登山道は、緩やかな登りから始まりますが・・・、前日に雨が降った様で、泥んこ道になっていました。

周囲の木々は・・・、そんなに紅葉している様には見えませんね。

登山口から15分程で、荒涼とした風景が現れました。

有毒ガスで、草木も生えない場所なんですね。

先に進むと、木々の間から少しだけ展望が見られました。

朝日を浴びた、南八甲田の「横岳」でしょうか・・・。
そして・・・、

「ナナカマド」は葉っぱを落とし、赤い実が鮮やかですね。

やがて、荒々しい光景が目に飛び込んで来ました。

「地獄沼」上流の沢です。

大きな岩ゴロの沢を横切って行きます。

少し、硫黄臭が漂っています。
足早に進みます。

岩ゴロの沢を通り過ぎ、上流に登って来ました。

朝日に照らされ、流れがキラキラと輝いていました。

7時40分頃に、「仙人岱ヒュッテ」の分岐にやって来ました。

正面に見える山は、「小岳」です。
少し進み、「仙人岱」の休憩場所に向かいます。

「仙人岱」から見える「八甲田大岳」です。

剥き出しになっている斜面が、登山道です。

さて、ここで少し休憩です。

7時50分頃、「小岳」の分岐にやって来ました。

この辺は、緩やかな登りです。

やがて、尾根の急登が始まりました。

尾根の途中からの風景です。

手前の小ピークには名前が無く、次のピークが「硫黄岳」の様です。
そして、奥には「南八甲田」の山々が連なっています。

そうそう、手前のピークの横には、小さな池があります。
少しアップです。

先程休憩した「仙人岱」の少し上にある様です。
ググッとアップです。

「アオモリトドマツ」に囲まれた風景が良いですね・・・。

そして、西側を見ると・・・、

「岩木山」と、その裾野に広がる「津軽平野」が見えていました。

さて、低木の樹林帯を過ぎると・・・、こんな光景が始まりました。

岩ゴロの登山道と、登山道の崩壊を守る「防護壁?」が続きます。
急登の歩き辛い登山道です。

先に進むと・・・、風景が変わります。

小さな池が現れました。
その近くに、葉っぱを落とした「ナナカマド」がありました。

遠くの「岩木山」を入れて見ました・・・。

そして、上を見上げると・・・、

もうすぐ頂上ですね。

8時40分頃、頂上到着です。

遠くに「岩木山」も見えていますね。
今日は、お天気に恵まれて良かった・・・。

それでは、頂上からの風景です。
先ずは、東側です。

手前から順番に、「小岳」、「髙田大岳」、「雛岳」と続いています。
続いて、北西側です。

左端が、ロープウェイ山頂駅のある「田茂萢岳」です。
その奥には、青森市街地と陸奥湾が広がっています。

今度は、北側です。

爆裂火口の見える「井戸岳」と、その後ろが「赤倉岳」です。

西側に、「岩木山」が見えているので、ググッとアップです。

単独峰の美しさが、際立っていますね。
霞んでいるのが少し残念ですが・・・。

さて、そろそろ下山しましょうか・・・。

8時50分、下山開始です。

下山道の向こうに、「井戸岳」の爆裂火口が迫って見えます。

火口が・・・、何か「ハート形」に見えませんかね・・・。(?)

さてさて、下山道ですが・・・、

こんな感じで、ハードルのような板が剥き出しになっていて、歩きにくくてたまりません。
少し先に行くと・・・。

そうか、階段の土留め板だったんですね。
土砂が流れて、土留め板だけが残っていたんですね。
自然相手の登山道整備が、如何に大変かと言う事が分かりますね。

やがて、「大岳避難小屋」が見えて来ました。

やはり、「井戸岳」の火口は、「ハート形」に見えますよね。

9時20分頃、「避難小屋」の前に下りて来ました。

小休憩です。

10時過ぎ、「上毛無岱」の分岐に下りて来ました。

木道を先に進むと・・・、

「紅葉」の先に「岩木山」です。

少し先に進み、振り向くと・・・、

「草紅葉」と「紅葉」の「北八甲田」です。
そして、今度は・・・、

「丸沼」に映る白い雲と、「アオモリトドマツ」です。

続いて、広い草原に続く木道です。

「草紅葉」と青い空・・・、清々しい気持ちになりますね。

今度は、鮮やかな「紅葉」です。

「ハイマツ」の緑の後ろに、真っ赤な「ナナカマドの実」と、黄色い「ダケカンバ」でしょうか・・・。
目に鮮やかですね。

10時30分頃、「下毛無岱」の階段にやって来ました。

何度見ても、素敵な風景ですね。
少し下りて、アップです。

点在する「池塘」が、アクセントになっていますね。

さて、階段を下りた先から振り向くと・・・、

「大岳」が、「紅葉」のエプロンをしているかの様ですね。

更に先へ進んで・・・、

見納めの、「草紅葉」と「紅葉」の「北八甲田」です。

この先は、低木の樹林帯に突入します。

11時過ぎ、「酸ヶ湯へ1.4km地点にやって来ました。

気付いたでしょうか・・・?
標柱の隣に「鐘」が設置されています。
「熊騒動」があったので、追加設置された様で、標柱の近くには殆んど設置されていました。

11時25分、「城ヶ倉」の分岐にやって来ました。

11時35分頃、「酸ヶ湯」まで500m地点に到着です。

11時45分頃、「酸ヶ湯温泉」の屋根と、駐車場が見えて来ました。

駐車場は満車で、道路脇にも駐車していますね。
紅葉シーズンの三連休に入ったので、登山客も観光客も沢山訪れている様です。

11時55分頃、「酸ヶ湯温泉」の登山口に到着しました。

今日は、お天気に恵まれて最高でしたが・・・、登山靴もズボンのすそも泥んこです。
その上・・・、自堕落な生活の運動不足が祟ってか、下りが続いてからは、右の膝と腿が痛くなり、やっとのことで下山できました・・・。
こんな事で、今後、残りの百名山への挑戦ができるのでしょうか・・・?
チョット心配になって来ました・・・。
そろそろ、本気で筋力と体力のアップが必要ですね・・・。

さてさて、参考に「城ヶ倉大橋」付近の「紅葉」状況をお見せします。

こんな感じで、少し色付いて来たと言う所でしょうか・・・。(これからですね。)

2024年 新緑の久渡寺山へ登山

2024年05月15日 | 登山・トレッキング
5月15日(水)、今日は、「久渡寺山」へ今年最初の登山に出掛けて来ました。

昨年7月に登った、「木曽駒ヶ岳」以来の登山になりました。

その後は、病院通いが続き、犬の散歩以外は、運動らしき事をしていませんでした・・・。
最近は、孫から貰った「風邪?」が長引き、今も時折り「咳」が出ています。
そんな訳で、体力の確認を兼ねて出掛けて来ました。

午前9時頃、石段を登り始めます。

ゆっくりと、息切れをしない程度で登ろう・・・。
とは言っても・・・、

長い石段を、10分掛からずに登って来ました。
お堂にお参りします。
隣りの観音様です。

登山の無事をお願いして、先へ進みます。

やがて、「ミス久渡寺」と言われる石仏の前にやって来ました。

この石仏は特に、「観音様」にしては女性らし過ぎますよね。

そうそう、ここの登山道脇には、色々な「観音様」の石仏が、所々に置かれています。

「ミス久渡寺」の石仏の近くに、分岐の道標が立っていました。

ここは、真っ直ぐ進みます。

道端でお花を発見。

「マイヅルソウ」ですね。
陽を浴びて輝いていました。

先へ進むと、分岐の道標が現れました。

何時もだと、「カモシカの道」を登って、稜線経由で頂上へ向かっていましたが、今回は初めて「太陽の道」を歩いて頂上を目指します。

道が、登山道らしくなって来ました。

少し、甘く見ていた様です・・・。
意外と傾斜のある道が続き、汗だくです。

またもや、道端のお花です。

「ユキザサ」ですね。
そして、陽当たりの良い場所では・・・、

「タニウツギ」が、ピンクの花を咲かせていました。

9時40分前、道標が現れました。

山頂までは、1.5kmだそうです。

今度は、道端に大きな葉を付けた「エンレイソウ」が現れました。

もう、過ぎていますね。
この登山道では、「白花」も含め、「エンレイソウ」の群落が見られるのですが・・・。
今年は、雪が少なかったので、開花も早まったのでしょうね・・・。

陽当たりの良い場所で、「ニリンソウ」が咲いていました。

以前、下の「ビジターセンター」付近で見掛けた事がありましたが、登山道では初めてです。

やがて、小沢にやって来ました。

今回は、上部に残雪も無く、斜面には白い花が見えますよ。
ズームアップです、

おやおや、「ニリンソウ」ですね。
毎年訪れる頃は、この沢には残雪があり、「カタクリ」や「キクザキイチゲ」が競い合って咲いているのですが・・・。
訪れるのが遅すぎた様ですね。

さてさて、この小沢から頂上までが、急登の連続になります。
甘く見ていましたね・・・。
体力の衰えを実感させられました・・・。

10時30分頃、やっと頂上に辿り着きました・・・。

標柱です。

そして、頂上からの展望です。

弘前市街の向こうに、「梵珠山」が霞んで見えています。

そう言えば、頂上付近の植物も何時もと違いますね。
「コブシ」の花が既に終わっていて・・・、

「ムシカリ(オオカメノキ)」の花が咲いていました。

今年は、暑い日も続いたので、大分、植物の生育にも影響が出た様ですね。

10時40分頃、下山開始です。

おやっ!
急登で、下ばかり見ていたので気付きませんでしたが・・・、

ピンクのお花です。
少しアップです。

「ムラサキヤシオツツジ」でしょうか・・・?

そして、今度は・・・、

「ミヤマエンレイソウ」です。
角度をかえて・・・、

逢えて良かった・・・。
意外と、見落として歩いているもんですね。

続いては・・・、

「クルマバソウ」ですね。
陽当たりが強くて、眩しそうでした・・・。

さてさて、11時50分頃、なんとか無事下山しました・・・。

大分、足に来ています。

こんなに体力が激減していたとは・・・。
これからの登山が、思いやられますね・・・。
そろそろ、本気で鍛え直さなくては・・・。

【回想】2015年秋 憧れの剱岳を目指す。

2024年03月20日 | 登山・トレッキング
3月20日(水)、庭の雪は消えてしまい、雪囲いも撤去したのですが、天候が安定せず、雨が雪になったり、陽射しがあっても雲が多くて・・・と、この所、撮影に出掛ける機会を失っていました。
そこで、今回もまたブログ開設以前に登った山を紹介させて頂きたいと思います。

そうそう、デジカメの操作に慣れていない頃の写真もありますので、ご容赦願います。
それでは、2015年の秋へタイムスリップです・・・。

【登山前日】9月15日(火)

「立山駅」近くの駐車場に車を置いて、12時20分発のケーブルカーに乗り込みます。

「美女平駅」からはバスに乗り換え、「室堂」を目指します。

「室堂」が近くなると、車窓から「剱岳」が見えて来ました。

憬れの「山」に近付いて来ました・・・。

13時30分頃、車窓から「室堂ターミナル」が見えて来ました。


13時40分頃、「室堂ターミナル」に到着し、外に出ました。

目の前には、どっしりとした山容の「立山」が、青空の下に美しい姿を見せていました。
お久しぶりです。
2013年7月以来ですね・・・。

さて、少し北東方向をググッとアップです。

明日登って行く、「雷鳥坂」の登山道と、稜線上には「剱御前小舎」が見えています。
あの稜線の向こうで、「剱岳」が待っているんですね・・・。(身が引き締まる思いです。)

さてさて、今夜の宿へ向かいましょう。

道端で、「ヤマハハコ」が咲いていました。

続いては、紅葉と綿毛の「チングルマ」です。

陽射しを浴びて、輝いていました。

そして、こちらでは・・・、

「アキノキリンソウ」でしょうか・・・?
お花があると、嬉しくなりますね。

さてさて、「立山」の麓に、今夜の宿が見えて来ました。

「室堂山荘」です。

14時頃、山荘に到着しました。

移動の疲れを癒やして、明日に備えましょう・・・。


【1日目】9月16日(水)

7時20分頃、「室堂山荘」を出発します。

「立山・雄山」の背後から、陽が昇って来ています。
良いお天気になりそうです。

それでは、「雷鳥坂」を目指して、舗装された道を進みます。

遊歩道を進むと・・・、

道端で、ピンク色の実が目に留まりました。
「ツガザクラ」の実でしょうか・・・?

やがて、「雷鳥沢キャンプ場」が見えて来ました。

大分下って行かなければなりません・・・。

8時20分過ぎ、キャンプ場まで下りて来ました。


案内板がありました。


先に進むと・・・、

あの橋を渡るんですね・・・。

橋を渡ります。


渡った先に、案内板がありました。


そして、少し進むと道標が現れました。

いよいよ、「雷鳥坂」を登って行きます。

登山道脇の赤い実は・・・、

「ウラジロナナカマド」の様ですね。

10時30分過ぎ、後ろを振り返ると・・・、

左奥に「室堂ターミナル」が微かに見え、その下には「地獄谷」から立ち昇る噴煙が見えます。
随分登って来ましたね。
帰りは、ここを下りて、あそこまで登り返すんですね・・・。(大変だ・・・。)

10時40分過ぎ、稜線が見えて来ました。

「剱御前小舎」が、もうすぐですね。

10時50分前、「剱御前小舎」に到着しました。

少し休憩です。

小舎前の案内板です。

ここから、「剱山荘」を目指して下って行きます。

そして・・・、

「剱岳」が目の前に迫っています。
あの山に登れるんだろうか・・・と、少し心配になりました・・・。

登山道を進むと・・・、

「ミヤマリンドウ」の様ですね。(可愛いですね。)

12時頃、前方に「剱山荘」が見えて来ました。

まるで、「剱岳」に続く道の、出発点の様に見えますね。

道端で可愛いお花が咲いていました。

「ミヤマシオガマ」でしょうか・・・?

12時15分頃、道を間違えた様で・・・、

「剱山荘」の上に来てしまいました。

近くに案内板がありました・・・。

先が思いやられますね・・・。

道標です。

こちらに直接下りて来るのが正解だったんですね。

案内板です。

明日は、気を引き締めて登りましょう・・・。

13時頃、「剱山荘」に到着しました。

ゆっくり休んで、明日に備えましょう。

小屋の窓から外を眺めていると・・・、

「ホシガラス」が、「ハイマツ」の実を集めているのでしょうか・・・?
「ハイマツ」の上にいる所を、パチリッ!

意外と可愛いですよね。
もう、冬に向けた準備をしているんでしょうね・・・。


【2日目】9月17日(木)

5時30分頃、「剱山荘」を出発し、第1の鎖場にやって来ました。

各鎖場に、こんな「案内板」が貼り付けられています。

5時50分前、第2の鎖場にやって来ました。

ここを登って、稜線に出ます。

稜線に出ると・・・、

前方に、「剱岳」に似ていますが・・・、「前剱」の様です。

5時55分頃、「一服剱」に到着しました。

しかし、ここで雨が降り出して来ました・・・。
鎖場や梯子は滑り易いので、安全を考慮して、山小屋に引き返す事にしました。

6時5分過ぎ、「剱山荘」が見えて来ました。

そして、稜線から下りる前の風景です。

もう一枚、

「前剱」です。
名残惜しいですが、「安全第一」です。

そうそう、雨は午前中で上がりました。
明日は、晴れて欲しいなぁ・・・。


【3日目】9月18日(金)

5時過ぎ、「剱山荘」を出発しました。
5時20分頃、第1の鎖場に到着しました。

ヘッドライトの灯りで、足場を慎重に確認して歩きます。

5時30分前、第2の鎖場に到着しました。


「一服剱」を過ぎ、「前剱」を目指して進みます。


「大岩」が見えて来ました。


第3の鎖場です。

岩ゴロの鎖場を登ります。

6時20分過ぎ、第4の鎖場にやって来ました。

横に移動します。

後ろを振り返ると・・・、

山小屋方向ですが・・・、「剱山荘」は見えず、中央付近に「剱澤小屋」が小さく見えていました。

6時25分頃、「前剱」に到着しました。

陽も射して来て、明るくなりました。
そして、この先です。

「剱岳」本峰が目の前です。
立ちはだかる様な、絶壁が見えますね・・・。

6時40分頃、下った先に足場の様な細い橋が見え、渡った先は横に移動です。


橋を渡り、第5番の鎖場です。

横に移動して行きます。
その先に第6番の鎖場です。

下って行きます。

途中からの風景です。

中央部分に、「室堂平」が見えています。

続いて、「前剱の門」と言われる鞍部を過ぎ、第7番の鎖場にやって来ました。

ここは、鎖と鉄の杭を使って登ります。
登った先が、「平蔵の頭」と言われる所です。

第8番の鎖場にやって来ました。

下りて、更に横に下って行き、「平蔵のコル」に向います。

やがて、ガレ場を進んで行きます。

前方に、小さく矢印が見えています。

7時35分頃、第9番の鎖場にやって来ました。

「カニのたてばい」と呼ばれる場所です。
先行者がいるので、暫し休憩です。

ここは、鎖と鉄の杭を使って登って行きます。

登った先は、横に移動します。

鎖場は、未だ続きます。


おやっ!?間違えたかな・・・?

下山ルートの「カニのよこばい」に来てしまいました。
でも、頂上の矢印が見えますね、(やれやれ・・・。)

頂上に向け、岩ゴロの道を進みます。


途中、道標が見えて来ました。

「早月尾根ルート」への分岐の様ですね。

8時15分頃、頂上に到着しました。


それでは、頂上からの風景です。
南西(剱沢)方向です。

西側です。

そして、もう一度南西側をアップです。

中央付近が、「室堂平」の様です。

こちらは・・・、

北側だった様な気がします・・・?
雲海に浮かぶ山々を見て、小休憩です。

さて、8時30分頃、下山開始です。

ガレ場が多いので、下山の方が危険だと思います。
気を引き締めて歩きます。

8時45分過ぎ、「カニのよこばい」にやって来ました。

一旦、真下に下ってから、横這いになるのですが・・・、

足が届かず、やっとの思いで下りました。
鎖で横這いした先には・・・、

こんな梯子が待っていました。
そして、こんな岩も・・・、

良く崩れ無いもんですね、(コワッ。)

梯子を下りた先には、トイレがありました。

続いて、第11番の鎖場です、

「平蔵のコル」へ下ります。
こんな感じです。

滑ったら、止まりませんね・・・。

今度は、「平蔵の頭」への登りです。(第12番の鎖場)


上部へ到着しました。

「ケルン」がありました。
一休みです。

さて、先へ進むと、第13番の鎖場です。

「前剱の門」から、「前剱」への登りです。

9時45分頃、「前剱」に到着しました。
「剱沢」方向です。

山小屋が小さく見えますね。
もう少しです。

こんな、ガレ場を登って来たんですね。

先行者がいるので、慎重に下ります。

10時35分過ぎ、「剱山荘」の直ぐ近くまで下りて来ました。

一安心です。

11時10分頃、山荘に到着しました。

山荘脇の案内図と、登山口の案内板を見た瞬間、どっと疲れが出て来ました。
今日はゆっくりと休んで、明日下山します。


【4日目】9月19日(土)

6時30分頃、「剱山荘」を出発しましたが、濃いガスの中で写真を撮る余裕が有りませんでした。
その上、「剱澤小屋」の前を経由して、「別山乗越」に出る予定だったのですが、道を間違えて初日に歩いて来た道を登っていました。
今だったら、スマホの位置情報で分かるのですが、この頃は未だ「ガラケー」でしたので・・・。

8時20分過ぎ、無事?「剱御前小舎」に到着しました。

小休憩し、「室堂平」に向けて下りて行きます。

「室堂」側の斜面も、未だこんな感じでガスっていました。


10時5分頃、「雷鳥沢キャンプ場」まで下りて来ました。

ここからは、登り返しです。

10時50分過ぎ、「ミクリガ池」に到着しました。

空は晴れ渡り、水面には「立山」の勇姿を映し出していました。

11時10分前、「室堂ターミナル」に到着しました。

この後、バスとケーブルカーを乗り継いで、「立山駅」に戻り、帰路に着きました・・・。

今回は、鎖場や岩ゴロ、ザレ場等を数多く歩き、岩場の登山にチョッピリ自信を持てた様な気がします。
何れにしても、「安全第一」ですね。

【回想】2015年夏 上高地から槍ヶ岳を目指す。

2024年03月07日 | 登山・トレッキング
春めいた2月から、3月に入ると一変して冬に逆戻りです。
お天気もハッキリせず、撮影に出掛ける元気も出ません。
そこで、今回もまた、ブログ開設以前に登った山を紹介させて頂きたいと思います。

ブログ開設前なので、写真撮影が登山を紹介するスタンスで撮っていないのをご了承願います。
それでは、2015年の夏へタイムスリップです・・・。

【登山前日】7月26日(日)

15時30分頃、沢渡(さわんど)にある「市営第二駐車場」に車を入れました。

駐車場の隣が「足湯公園」になっており、足湯とトイレが併設されているので、今夜は駐車場で車中泊をします。

それでは、明日の移動に備えて、周辺の散策に出掛けましょう。
先ずは、上高地へのバスが出る、「沢渡バスターミナル」へ行って見ます。

駐車場から、歩いて5分以内で来れる距離でした。

後は、夕食を食べて、ぐっすり眠るだけですね・・・。


【1日目】7月27日(月)

「沢渡バスターミナル」から、早朝のバスに乗車しました。

6時前に、「大正池」バス停に到着し、ここで下車しました。

実は、「上高地」を訪れるのは初めてなので、ここから歩き始める事にしました。

先ずは、「大正池」の風景です。

穏やかな水面に、「焼岳」が映り込んでいました。
「焼岳」も百名山なので、近いうちに登りたいと思います。

そこから、右手側の風景です。

憧れの、「穂高」の山々が見えました。

少し歩き出すと・・・、黄色いお花が咲いていました。

「タマガワホトトギス」と言う名前の様です。

今度は、こんな風景に変わりました。

荒涼とした風景が、「大正池」の成り立ちを物語っている様ですね。

またまた先へ進むと・・・、変わったお花です。

「オニノヤガラ」と言う、変わった生態のお花の様です。

やがて、「田代池」の分岐にやって来ました。

目の前には、こんな風景が・・・、

「田代湿原」だそうです。
「田代池」には行かず、先へ進みます。

おやっ! こちらにも変わったお花が・・・、

「キツリフネソウ」ですね。

さて、6時50分頃に「田代橋」までやって来ました。

この奥には、「穂高橋」と言う名の橋が続いています。
橋の上からの風景です。

「穂高」の山々と、「梓川」です。

対岸を進むと・・・、

お猿さんに出会いました・・・。

少し進むと・・・、

「日本アルプス」を、世界に紹介した「ウォルター・ウェストン」のレリーフがありました。
この方のお蔭で、日本の「登山」が発展したんでしょうね・・・。

先へ進みます。

心地良い風景ですね。
まるで、「森林浴」にでも来た様な雰囲気ですね。

おやおやっ!? 変わったお花ですよ・・・。

「クサボタン」と言う名前のお花の様です。
花弁が、くるりと巻いている所が可愛いですね。

やがて、「河童橋」が見えて来ました。

7時15分頃、「河童橋」に到着しました。

早い時間帯なので、観光客も少ないですね。

橋を渡って、対岸にやって来ました。

「登山案内所」の看板が目に留まりました。
近くで少し休憩をし、先へ進みます。

道端で、紫色のお花が咲いていました。

「ヤチトリカブト」でしょうか・・・?
嫌いな人もいる様ですが、私は変わった形のお花が大好きです。

さてさて、先はまだまだ長いですね・・・。

次は、「明神」を目指します。

またまた、道端で薄紫色のお花を発見しました・・・。

「ソバナ」の様ですね。
まるで、「風鈴」が沢山ぶら下がっている様で、涼し気ですね。

さて、8時20分過ぎ、「明神」に到着しました。

こんな看板がありました。

「明神岳」が「穂高岳」なんですか・・・。
神社に向けて進みます。

途中、「嘉門次小屋」がありました。

あの「ウェストン」の案内人だった人ですね・・・。

さてさて、先ずは池巡りからです。
「明神一之池」です。

大きいですね。
続いては・・・、

「明神二之池」です。
こちらは、まるで「日本庭園」の様ですね。

さてさて、戻って来て「穂高神社奥宮」に参拝です。

意外と小規模な造りですね。

そうそう、戻り道でこんなレリーフがありました。

「嘉門次」さんの碑でした。

さて、10時30分頃、「徳沢」に到着しました。

少し休憩です。

次は、「横尾」を目指して歩きます。

こんな、樹林帯を進みます。

陽射しが和らいで、清々しいですね。

少し進むと、吊橋が見えて来ました。

「新村橋」です。
先に進みます。

11時30分頃、「横尾」に到着しました。

「横尾橋」です。
この橋を渡ると、「涸沢」や「穂高」へのルートになります。
橋の前のベンチでは、沢山の登山客が休憩をしていました。
少し早いですが、「横尾山荘」で昼食を摂ります。


12時15分頃、「横尾」を出発します。
「蝶ヶ岳」への分岐です。

「ここから先は、登山エリアです。」と書かれています。
そう言えば、少し道が狭くなりました・・・。

道端で、可愛いお花を見付けました。

「イチヤクソウ」の様です。

さてさて、道はどんどん登山道らしくなって来ました。

小沢の橋を渡ります。

13時10分、「一の俣」に到着しました。

「常念岳」から流れ出た沢で、少し上流には滝もある様です。

先へ進むと・・・、こんな場所を通り抜け・・・、

更に進むと・・・、

大きな沢が現れました。
こちらが、「二の俣谷」の流れで、「大天井岳」が水源の様です。
少し先に、

「二の俣」の道標がありました。

更に進むと、道端に白いお花が現れました。

「ヤマハハコ」の様ですね。

さて、沢沿いの道を進むと・・・、

こんな標柱が現れました・・・、

「頑張りまっす!」

14時30分、今夜お世話になる「槍沢ロッヂ」に到着しました。

いや〜っ・・・、長かったなぁ・・・、疲れたぁ・・・。


【2日目】7月28日(火)

5時20分、「槍沢ロッヂ」を出発します。

体調は、快調とは言えません・・・。
部屋が暑くて、十分に寝つけませんでした。(寝不足気味です。)

道端のお花が、エールを送ってくれました・・・。

「クルマユリ」ですね・・・。

続いて、白いお花です。

「シロバナグンナイフウロ」の様です。

やがて、「槍沢」の雪渓が現れました。

雪渓を過ぎると、風景が一変しました・・・、

青空が見え、お花畑の中を進みます。

やがて、こんな広々とした風景が現れました・・・、

何か、ワクワクして来ますね。

道端では、「コバイケイソウ」が咲いていました。

蝶々さんが、一生懸命お食事中でした。

9時頃、「天狗原分岐」に到着しました。

体調不良で、予定より1時間程遅れています。
余裕があれば、「天狗池」まで行って、撮影したかったのですが・・・。(残念。)

またまた、道端で白いお花が咲いていました。

「ハクサンイチゲ」ですね。
ミツバチさんが働いていました・・・。

続いて、こちらでは・・・、

「アオノツガザクラ」が咲いていました。
可愛いお花ですね。

やがて、「槍ヶ岳」へ1.25KMの道標が現れました。

ここが、「ヒュッテ大槍」への分岐だったと思われます。
直ぐ近くには・・・、

「坊主岩小屋」がありました。
「槍ヶ岳」を開山した、「播隆上人」が寝泊まりしたそうです。

続いて、12時50分頃、「殺生分岐」に到着しました。

奥に、「殺生ヒュッテ」が見えます。

崖下に小屋が有るんですね・・・。

少し登ると・・・、

今度は、「イワギキョウ」達が賑やかに咲いていました・・・。

やがて、「槍ヶ岳」が目の前に見えて来ました。

先行者の後に続きます・・・。

今度は、「槍ヶ岳分岐」の道標が見えて来ました。

もう少しです。

14時10分頃、やっと「槍ヶ岳山荘」に到着しました。

疲れた〜っ! 大休憩です。

そうそう、「槍ヶ岳」はガスっていたので、明日の早朝に登ろうと考えていました・・・。
所が・・・、15時頃になると晴れて来ました。
慌てて準備をします。
今日、この日のために準備した「登山用ヘルメット」を着用し、携帯用ザックに最小限の装備を詰め込んで出発です。

ただひたすら、岩ゴロの道と、梯子を登ります。
途中の状況写真を撮っている余裕などありませんでした・・・。

15時40分過ぎ、頂上に到着しました。

残念ながら、またガスって来て、展望がありませんでした。
頂上は、あまり広く無いので、記念撮影後は直ぐに下山する事にしました。

そうそう、こんな感じで、登りと下りが別ルートになっているので、そんなに待たされる事はありません。


下山後、振り返ります。

頂上を、ググッとアップです。

登山者が見えますね。

目的を達成したので、今夜はこれで安心して眠れそうです。


【3日目】7月29日(水)

4時50分頃、「槍ヶ岳山荘」前からの風景です。

雲海の向こうが、朝焼けになっています。
そして、少し下の山々では・・・、

「滝雲」が流れていました。

5時5分頃、「ご来光」です。

山好きにとっては、「至福」の一時です。
苦労して登って来た「甲斐」があったと実感する瞬間でもあります。

さて、5時10分過ぎ、下山開始です。

ゆっくりと下りて行きます。

5時30分過ぎ、

「殺生分岐」まで下りて来ました。

少し下った先の風景です。

結構、急な斜面ですよね・・・。
振り返ると・・・、

「槍ヶ岳」と、その肩にある「山荘」が見えました。
あの岩山に、登ったんですよね・・・。

6時10分過ぎ、

「坊主岩小屋」に到着しました。
少し下にあった、「坊主岩小屋」の道標です。


続いて、7時10分頃、

「天狗原分岐」に到着しました。

「槍沢ロッヂ」を過ぎ、10時40分頃、

「二の俣」まで下りて来ました。

10時50分頃、

「一の俣」まで下りて来ました。

11時40分過ぎ、

「横尾」入口まで下りて来ました。

「横尾山荘」で昼食を摂って、大休憩です。
しかし・・・、大分疲れましたし、「上高地バスターミナル」までのコースタイムは、3時間以上です。
と言う事は・・・、私の足では4時間以上掛かると思われます。
そこで・・・、急ぐ旅でも無いので、急遽「横尾山荘」に宿泊する事にしました・・・。


【4日目】7月30日(木)

6時過ぎ、

「横尾山荘」を出発しました。

道端で、ピンクのお花が咲いていました。

「ホタルブクロ」ですね。

6時50分過ぎ、

「新村橋」前を通過しました。

7時頃、

「徳沢」に入りました。

7時50分過ぎ、

「明神」手前の、「徳本峠分岐」に到着しました。

8時前、

「明神」に到着しました。
ここで、休憩です。

8時50分過ぎ、

やっと、「河童橋」が見えて来ました・・・。

この後、「上高地バスターミナル」から「沢渡」に戻り、帰路に就きました・・・。

今回の登山では、今までに経験した事が無いほど、長い距離を歩く事になりました。
この経験が、その後の「奥穂高岳」登山等に、十分活かされたと思っています。

【回想】2016年夏 雲上の稜線を行く(北岳・間ノ岳)

2024年02月03日 | 登山・トレッキング
2月3日(土)、今回は、弘前市の「はるか夢球場」で、今日から開催された「冬の球場アート」の状況を紹介する予定だったのですが、暖冬で積雪が少なく、「スノーアート」が中止となってしまいました。(昨夜から今朝にかけて、若干の積雪があったので、規模を縮小して制作して見たそうですが、今一でした・・・。)

そこで、今回もまた2016年にタイムスリップして、ブログ開設前の登山をご紹介させて頂きたいと思います。

それでは、日本第2位と第3位の高峰、「北岳」と「間ノ岳」の縦走登山です。

■1日目(7月6日)

11時30分頃、南アルプス市営芦安駐車場に到着しました。

観光案内板です。

昼食後、バスで広河原に向かいます。

14時15分頃、広河原に到着しました。

北岳登山口に向けて歩き出します。

前方に、ゲートが見えて来ました。

そして、その左手下には「野呂川」が流れていて、

奥には「北岳」が見えていました。

続いて、「野呂川」に架かる吊り橋を渡ります。

橋を渡った先を右側に進むと・・・、

今夜お世話になる「広河原山荘」がありました。
(「広河原山荘」は、令和4年6月にリニューアルオープンしています。)
夕食は、こんな感じで・・・、

山小屋にしては、豪華絢爛(?)でした・・・。


■2日目(7月7日)

6時頃、山荘を出発して登山道を進みます。

今日の登山計画は、「大樺沢」沿いの登山道を進み、「右俣コース」に折れて稜線を目指し、「北岳」に登頂後、「北岳山荘」に宿泊する予定です。

最初の分岐ですが・・・、

真っ直ぐ進みます。

最初は、樹林帯を進みます。

やがて、「大樺沢」の沢沿いの道になります。

小さな沢を、渡ります。

「白根御池」への分岐にやって来ました。

アップです。

「二俣」へは、3時間だそうです。
(登山地図のコースタイムは、両方とも2時間チョットですが・・・?)

ここも、直進します。

こんな、注意書きの看板が現れました。

そして・・・、

沢沿いの登山道は、こんな感じで続きます。

やがて、6時50分頃、「大樺沢」の右岸に渡る橋が現れました。

橋を渡った先では・・・、

「ミヤマハナシノブ」が咲いていました。
続いて、

「クルマユリ」も、素敵な横顔を見せてくれました。
そして・・・、

「ニリンソウ」も咲いていました。
お花達から、少し元気を貰って進みます。

その後、8時前に「大樺沢」の左岸に渡る橋が現れました。

渡った先の小沢には、残雪がありました。

その近くでは・・・、

「タカネザクラ」が咲いていました。
ここだけ、季節の訪れが遅かった様ですね。

先に進むと、こちらでは・・・、

「ミヤマキンバイ」が、笑顔を見せてくれました。

やがて、進行方向が開け・・・、

「大樺沢」の雪渓が見えて来ました。
その雪渓の先は、「八本歯のコル」に続きます。

9時10分頃、開けた場所にやって来ました。

「大樺沢二俣」の分岐です。

近くでは、

「タカネグンナイフウロ」が咲いていました。
ここで、長めの休憩です。

気温が上がり、陽射しが強いので、少し「お疲れモード」になって来ました。

9時30分頃、稜線を目指して、

「右俣」コースを登り始めます。

途中で、可愛いお花に出会いました・・・。

「ミヤママンネングサ」です。
まるで、沢山の「お星様」の様ですね。

でも、そこからはこんな感じで・・・、

急登が続きます。
大分、ヘトヘトになって来ました・・・。
更に、こんな道が続きます。


11時20分頃、「草スベリ」コースとの合流付近が近付いて来た様です。

空が大きくなりました。
稜線が、大分近付いて来た様です。

ここは、最後の急登でしょうか・・・?

もう、ヘロヘロ、ヨロヨロです。
休憩を繰り返しながら進みます。

12時25分頃、やっと「草スベリ」コースの分岐に辿り着きました。

またもや休憩です。

そこから、東方向に山が見えました。

「鳳凰三山」です。
ググッとアップです。

地蔵岳の「オベリスク」が見えました。
カッコいいですね。

大分疲れましたが、先へ進みます。

「稜線」はまだかなぁ・・・。

道端で、お花が咲いていました。

「クロユリ」です。
標高が高いせいでしょうか、意外と遅くまで咲いているもんですね。

う〜ん!これが最後の登りであって欲しいっ!

ザレた急登を進みます。

13時頃、やっと「小太郎尾根」の分岐に到着しました。

尾根からの風景です。

「仙丈ヶ岳」の様です。
そして、こちらが・・・、

「甲斐駒ヶ岳」ですね。

いやいや、こんなに厳しい登りが続くとは・・・。
甘かったなぁ・・・・。
大分、計画の時間をオーバーしてしまいましたので、計画変更をせざるをえません。
今日は、「北岳肩の小屋」にお世話になって、明日「北岳」と「間ノ岳」に登る事にします。

13時10分頃、稜線を歩き出します。

前方に「北岳」が見えています。

道端で、小さなお花畑を見付けました。

ピンク色のポンポンは、「イワカガミ」。
薄いピンクのお花が集まっているのは、「タカネヤハズハハコ」。
白い鈴の様なお花は、「アオノツガザクラ」です。
元気を貰いました・・・。

おやっ!こちらにも分岐の標柱です。

そして、これから進む「北岳」への稜線です。

まだ、「肩の小屋」が見えませんね。

まさか・・・、

「稜線」の途中に「鎖場」があるとは・・・。

今度は、紫色のお花です。

「オヤマノエンドウ」の様ですね。

そして、やっと・・・、

「北岳ノ肩」の標柱が現れました・・・。

14時20分頃、「北岳肩の小屋」に到着しました。

背後には、「北岳」の岩峰が大きくそびえ立っていました・・・。

夕方、外に出ると・・・、

「ミヤマオダマキ」の花が、3,000mの稜線で健気に咲いていました。

明日は、長丁場になりますが、元気を貰った様な気がします・・・。


■3日目(7月8日)

4時30分過ぎ、小屋の外に出ると、こんな風景が待っていました。

雲海に浮かぶ「富士山」です。
ググッとアップです。

朝焼けのピンク色が、優し気で絶景ですね。
今日は、良い天気になりそうです。

4時40分頃、「北岳肩の小屋」を後にします。

前方には、どっしりとした「北岳」が見えています。

そして、偶然ですが・・・、左手側に日本第一位の「富士山」、右手側には第三位の「間ノ岳」が見え、三座そろい踏みになりました。

薄暗く、足元がおぼつかない中、岩場を登り続けます。

5時20分頃、前方に頂上が見えて来ました。

もう少しです・・・。

足元の岩場で、白い花が咲いていました。

「チョウノスケソウ」の様ですね。

5時30分頃、「北岳」山頂に登頂しました。

右手側の山には、「北岳」の影が映っていました・・・。

続いて、山頂からの「富士山」です。

見惚れてしまいますね・・・。

5時50分頃、まだまだ先が長いので、早々に「間ノ岳」を目指します。

途中の分岐です。

「間ノ岳」までは、2時間だそうです。

そこから少し下った先からの風景です。

これから歩く稜線が見えています。
手前には、赤い屋根の「北岳山荘」が見え、左奥に目指す「間ノ岳」が見えています。
ザレた岩場の急斜面が続くので、慎重に歩いています・・・。

7時過ぎ、「北岳山荘」前の分岐に到着しました。

「北岳山荘」です。

ここからも、「富士山」が綺麗に見えますね。
こんな光景が見られるのが、「南アルプス」の魅力なのかも知れません・・・。

少し先へ進み、後ろを振り返ると・・・、

「北岳」と、そこから歩いて来た道が見えました。
そして、行く手を見ると・・・、

荒涼とした風景が続いています。

8時頃、「北岳」と「間ノ岳」の中間にある、「中白根山」の山頂が見えて来ました。

ここは、先へ進みます。

少し進むと、白っぽい花が見えて来ました。

「キバナシャクナゲ」の様です。
稜線の片隅で、静かに咲いていました。

8時30分頃、またまた後ろを振り向くと・・・、

「北岳」の勇姿と、その奥に「甲斐駒ヶ岳」のピラミッドが見えていました。
そして、行く手には「間ノ岳」の頂上が見えて来ました。

もう少しです。

9時20分頃、やっと「間ノ岳」山頂に登頂です。

先ずは、山頂からの「富士山」です。

直ぐ近くの山の様に、大きく見えています。
そして、北方向です。

歩いて来た稜線の向こうに、「北岳」と「甲斐駒ヶ岳」が見えました。

続いて、北東方向です。

中央部に、「鳳凰三山」が峰を連ねています。

絶景を堪能していたい所ですが、9時35分頃、下山開始です。

10時40分頃、遠くに赤い屋根の「北岳山荘」が見えて来ました。

下山ルートは、「北岳」の右手側に延びる尾根を進みます。

11時20分過ぎ、「北岳山荘」下の巻道までやって来ました。

トラバース道を通って、「八本歯のコル」を目指します。

細い、足場の悪い道を、恐る恐る進みます。

そうそう、こんな木道や梯子が連続します。

こんな岩場にも、花が咲いていました。

小さくて可愛い、「ミヤマムラサキ」です。

まだまだ、足元の怖い木道が続きます。

手摺りがあっても、怖くて体重を掛けられません。

12時50分頃、「八本歯のコル」に到着しました。

ここから、急斜面の「左俣コース」を下って行きます。

足元が滑りそうで、慎重に下りて行きます。

13時30分過ぎ、途中の標柱です。

「広河原」まで3時間だそうです。
このペースでは、最終バスには間に合いませんね。

「大樺沢」の雪渓脇の登山道を下って行きます。


15時10分過ぎ、やっと「二俣」の分岐に到着しました。

最終バスには、当然間に合いそうも無いので、急遽「白根御池小屋」に向かう事にしました。

15時55分、「白根御池小屋」に到着しました。

入口では、受け付けを待つ登山客が並んでいました。

急遽でしたが、無事宿泊する事が出来ました・・・。
いや〜っ・・・、疲れました・・・。


■4日目(7月9日)

6時頃、小屋を出て樹林帯の登山道を下り、帰路に就きました・・・。

何故か、この日の写真が一枚もありませんでした。
余程、余裕が無かったんでしょうね・・・。(?)

そうそう、この山旅も、私にとっては思い出深いものとなりました。
稜線を歩く登山者を、「富士山」がずっと見守っていてくれている様で、それが「南アルプス」の魅力なのかも知れません。

「南アルプス」の百名山は、未だ登っていない山が沢山あり、何れも奥深い所が多いですね・・・。
今後、自分の体力やペースを考え、余裕のある計画で挑戦して行きたいと考えています。