じぃじ・スナフキンの気まま日記

スナフキン大好き「じぃじ」が、自然とのふれあいや地域の情報を、気ままに綴ります。

戸来岳に登って来ました・・・。

2020年09月07日 | 登山・トレッキング
9月6日(日)、新郷村にある、東北百名山の「戸来岳(へらいだけ)」に登って来ました。
天気予報では、天気も良く、新郷村の気温が30℃を下回る予報だったので、体力確認の登山にしようと出掛けました。

「戸来岳」は、「大駒ヶ岳」と「三ツ岳」の二山を総称して呼ばれていて、「三ツ岳」が最高峰になります。

弘前の自宅を4時に出発し、登山口駐車場には6時頃到着しました。
しかし、ここでアクシデントです・・・。
駐車場脇のトイレが、閉鎖中でした・・・。(ゲゲ~ッ!)
少し戻って、キャンプ場跡らしき所で炊事の準備をしていた方に声を掛けると・・・、ここのトイレは閉鎖中で、道の駅に戻るしか無いとのことでした・・・。
そう言えば、トイレの前は草ぼうぼうです。
キャンプ場も、あまり使われていない様で、炊事をしていた方は車中泊の様でした・・・。
道の駅にキャンプ施設があるので、使われなくなったんでしょうね。
と言う事で、結果的に「道の駅しんごう」で用を足しました・・・。(最新の情報収集が必要ですね。)

さて、6時40分、駐車場を出発です。
夜中に雨が降ったのでしょうか?下草が濡れていましたので、レインパンツを履いて出発です。(スパッツを忘れました・・・。)
林道を進むと、直ぐ登山口が見えて来ました・・・。

登山口です。

登山口脇には、「日本一のダケカンバ」の案内板がありました。

どんな木か楽しみですね。

広い、林道の様な登山道を、緩やかに登って行きます。

7時頃、「水場」に到着です。

どうも、沢水をパイプで引いて来ている様です。

7時40分前に、上の林道に出ました。

近くに道標がありました。

林道を左に進みます。

間も無く、登山道の分岐です。

案内板です。

「イチイ」と「コメツツジ」が、保護植物だそうです。

さて、登山道を進みます。

歩き易い登山道が続きます。

7時45分頃、分岐に到着です。



右に登って行きます。

所々で、背の高い笹が現れます。


また、案内板がありました。

反射して見づらいですね。

さてさて、急登が始まりました。

刈られた笹で、滑って登り辛いです。

坂道の途中で、黄色い物が目に入ったので、ズームアップです。

「トチ」の実の様ですね。
鈴生り状態ですね。

さて、登山道は少し緩やかになりました。
目の前に、大木が現れました。

「ブナ」の木の様です。
植生豊かな森なんですね。

9時10分過ぎ、「日本一のダケカンバ」にやって来ました。

幹が、結構太いですね。

実は・・・、ここまで来る途中で、疲れて何度か休みました・・・。
私の体力の無さもありますが、なかなか侮れない山です。

「大駒ヶ岳」山頂に向けた急登です。

上を見上げて、もう直ぐだ・・・、と思うと「術中」にハマります。
これからが、以外と長いのです・・・。
急いで登って見上げると、似た様な光景が繰り返され、ペースが乱れる原因になる様です。

おやっ、白いお花が咲いています・・・。

「ウメバチソウ」でしょうか・・・?
アップです。

可愛いお花ですね。
蟻さん達が、お食事中です。

そして今度は、道端に蝶が・・・?

「クジャクチョウ」の様ですね。
食べ物や、水が有りそうには見えないので・・、羽根を乾かしているのでしょうか・・・?

さてさて、9時45分頃、やっと「大駒ヶ岳」に到着です。

出発の遅れを差し引いても、大分遅い到着です。

標柱の傍に・・・、

「ムシカリ(オオカメノキ)」の実の様です・・・。
赤い実に、少し元気を貰いました。
大分、「ヘロヘロ」状態ですが、「三ツ岳」を目指します。

少し雲が出て、行く手は霞んでいます。

鞍部まで、150m程下り、そして160m程登り返します。

鞍部に向け、下って行きます。


途中で、薄紫色の可愛いお花が咲いていました・・・。

「ツリガネニンジン」でしょうか・・・?
癒やされますね。

さて、雲が晴れ、「三ツ岳」へのルートが見えて来ました。

途中から、大分キツそうですね。
でも・・・、

「十和田湖」が、薄っすらと見えていますよ。
山頂からの絶景を、期待して進みましょう。

さて、最鞍部に到着です。
見上げると・・・、

やはり、頂上直下がかなり急登になりそうです。

休んでは登りの繰り返しが続きます。

一番の急登斜面です。

石ゴロでは無いので、足元は良いのですが、土と草の斜面なので滑ります。

急登を終えると、前回登った「十和利山」への分岐に到着です。

「十和利山」方向です。


11時過ぎ、やっとの思いで「三ツ岳」山頂に到着です。


山頂では、「ご褒美」が待っていました・・・。

先程は霞んでいた「十和田湖」が、クッキリと見え、そしてその右奥に「岩木山」が見えます。
期待どおりの絶景です。

「岩木山」をズームアップです。

優美な山容ですね。

では、山頂からのパノラマです。
先ずは、東方向から。

左の山が「大駒ヶ岳」です。
続いて、南方向です。

右が「十和利山」、中央に「十和田湖」です。
そして、東から北方向です。

「八甲田連峰」は、雲の中です。

もう一度、「十和田湖」方向です。

お天気に恵まれ、感謝です。

さて、少し休憩です。

座る所が無くて、「三角点」に座って一休みです。(ごめんなさい。)

休憩していると・・・、

「キアゲハ」の様です。
こちらも、羽根を乾かしているのでしょうか・・・?

さて、そろそろ下りましょうか・・・。

下って、「大駒ヶ岳」へ登り返します。
大分、しんどそうですね。

11時20分過ぎ、「大駒ヶ岳」を目指して下山開始です。

急斜面を下ります。


途中で、「三ツ岳」に登って来る夫婦連れ(?)と、「大駒ヶ岳」から「三ツ岳」を目指して下ってくる女性二人連れとすれ違いました。
日曜日なので、登る人がいるんですね。

さてさて、休んでは登り、登っては休みの繰り返しで、12時25分に「大駒ヶ岳」に戻って来ました。

かなりしんどい状態です。
座る場所は・・・、

道標脇の草の上に座りました。
行動食の、小さなパンを食べて休憩です。
眠くなりました・・・。(軽い熱中症でしょうか・・・?)

12時40分頃、下山開始です。

そうそう、標柱の傍の木は「イチイ」の木です。
東北の、1000m超えの標高なのに、「ハイマツ」の木ではないんですね。
凄い生命力ですよね。

さて、途中の急斜面からです。

下に下りて、森の中を歩いて・・・、まだまだ先は長いですね。

足が大分疲れて来ました・・・。
角度によっては、太股がツリそうになります。
急な登りや下りが、鈍った身体に効いて来た様です・・・。

途中で、休んでは居眠りをし出す始末です。

14時20分、分岐まで下りて来ました・・・。

既に、下山予定時間を1時間以上オーバーしています。

途中から、両足の親指の付け根付近に痛みが出て来ました。
どうも、靴擦れの様です。
「甲高・扁平・外反母趾」の足なので・・・、靴に足を合わせている状態ですから、無理も無いですね。

さて、14時25分過ぎに、林道の分岐に到着です。

もう少しだと言い聞かせて歩きます。
登りでは、緩やかな道だと思っていましたが、以外と急です。
道幅が広いので、錯覚するんでしょうね。

やっとたどり着いた途中の水場で、タオルを濡らし、顔と首を冷やしました・・・。

少し下った先の、倒木に座って休んでいると、夫婦連れ(?)の登山者に追い付かれ、追い越されました・・・。
不思議そうな顔をしていました。
あと少しなのに、何でこんな所で休んでいるんだろうと思ったんでしょうね。

15時25分、登山道入口に下りて来ました。


そして、駐車場に到着です。

到着後、道の駅に急ぎ、15時40分頃に下山通知をしました。
そうそう、妻から5回も電話が入っていましたよ。
実は、「コンパス」と言うシステムで、登下山通知(登山届の代替です)を行っているので、下山通知が遅くて心配になったのでしょうね。

久々に、「ズタボロ」、「ヘロヘロ」の登山でした。
今回の登山で、自身の体力の無さを、痛感させられました。
でも、絶景を見られた事が、一番の思い出になりました・・・。

なお、今回は下山が遅くなったので、残念ながら温泉での入浴を諦め、自宅に直帰しました・・・。(残念。)