2019年5月の記録を季節外れだけど投稿する。
奥武蔵の山はもっぱら冬に歩いているが、新緑のころもいいのだろうとまだ歩いたことのない鎌北湖から桂木観音までの尾根を歩いてみた。
武州長瀬に8時前について、そこから毛呂山総合公園まで40分ほどかけて歩いた。
総合公園の入り口から鎌北湖へと車道をはなれて畑の中の道を歩いているとメスのキジが畑を歩いていた。
このあたりは大八木と呼ばれているが、3月下旬から4月上旬はウメやサクラ、ハナモモなどが花盛りでとてもきれいなところだ。
これはのちに2021年3月27日に訪れたときの写真。とてもいいところでしょう?
もちろん5月には花は終わっていて季節は新緑へと移っている。
鎌北湖に近づくと林間の静かな散策路になる。
道端には古いお墓か石碑と思われるものなどもみられる。
たしかハルゼミが鳴いていたような気がするが、はっきり覚えているわけではない。
とても気分のいい散策路だ。
この道は、鎌北湖の土手にぶつかって、その土手を登っていく。
ここも桜が植わっているが、もちろん花はない。
でも新緑の枝が湖面にのびて鎌北湖を包み込んでいた。
アザミや黄色い花が咲く草むら。
浅い緑色が春らしさを演出している。
ヤブデマリがあちこちに咲いていた。
鎌北湖から少し奥に歩くと小さな集落があった。ここは鎌北というところ。
鎌北湖の名のもととなった地区だ。
その鎌北から左の山道に入り、エビガ坂をめざす。
20分ほどで稜線上の峠エビガ坂に到着。
ここから稜線を北西方向にたどって歩いた。
しばらく歩くと左手から奥武蔵グリーンラインの車道が近づいてきた。
グリーンラインの近くの峠。「十二曲」と道標の柱に手書きしてある。
ここからはしばらく車道を歩いた。
道路から「一本杉峠」の道標にしたがってふたたび山道にはいる。
途中で、主稜線から北へとわかれる尾根道にはいるとその奥に周囲の木よりも太い一本の杉の木が目に入った。
まわりの木はまだ若いようなので、きっと周りが植林されるまでは一本杉としていい目印になっていたに違いない。
西武秩父線にそって便利な稜線から地味なコースに入っているのだが、予想外なことに前後にハイキングの人の姿が見える。
一本杉峠からしばらく下ると「カイ立場、笹郷峠」と手書きされた峠にでた。
毛呂山の阿諏訪地区と越生町の黒山を結ぶ峠だ。
尾根をそのまますすむと写真のように岩の手前に注意看板がたっていた。
反対側が落差がある岩場になってロープが設置してあったが、岩の脇を安全に通れるので私はそこを通った。
峠から20分ほど歩くと鼻曲山だ。
山といっても尾根の上のちょっとしたふくらみだ。
鼻曲山の先は30mほどの急な下りとなっていた。
鼻曲山から15分くらいのところに送電鉄塔があった。
その少し先に四等三角点があった。現地には山名の表示はないが昭文社の地図では「椎ノ木山」となっているところらしい。
地理院の地図で368.3mとなっている三角点だ。
この先でコアジサイが咲いていた。
うすい青みがかった花が少し薄暗い林間でみるととても印象的だった。
三角点から15分ほどで車道のある天望峠についた。桂木観音までもう少しだ。
車道を歩くと遠回りなので峠から先も山道を歩く。
12時少しすぎに桂木観音下に到着。
ツツジの花が咲いて緑あふれる桂木観音。
いつも冬に来ていたので印象がまったく違うのに驚いた。
シンプルな姿の観音堂。
ここからは何度も歩いている虚空蔵尊への道をたどって越生駅へとむかった。
虚空蔵尊へむかう道のほとりにもコアジサイが咲いていた。
山道から里に出たところにある虚空蔵尊。
あとは山すそをたどって農家や民家が点在する山里を越生駅へとむかう。
2019年のこの時は、越生駅の建物は昔の建物だった。今は建て替えられて変わってしまった。
武州長瀬駅から越生駅まで5時間20分ほどだった。
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