ちょっと歩いてこよう、でも険しい山
比良山
武奈ヶ岳(1140m)を最高峰に幾つもの山が連なる比良山系
Kennyの 滋賀から情報発信
(この日記の掲載期間:8月21日~8月27日)
歩きたくなった
今シーズン、まだ伊吹山に登ったきりでうずうずと。そんな時、タイ
ミングよく友からメールが入った。 どっか歩かへんか? 二つ返事
で数日後にはもう登山道。そこは比良山。 今までに何度登ったか
だけれどやはりまた行きたくなる山です。(この登山は7月です)
比良山の名物登山コース:青ガレ 正面谷にあります
イン谷ー正面谷ー八雲ケ原ー北比良峠ーダケ道
天気次第では釈迦岳ー大津ワンゲル道下山の山行計画が生憎午後
から崩れてしまい、ショートカットしてダケ道を下りました。
今回のコース(青いマーク)
比良山では最もポピュラーなコースの一つ
出発です:8時15分
バス停、イン谷口(ここに車を止める)から先ずは正面谷の取り付きを目指
します。なだらかな、そして緑、川のせせらぎ、さえずりと、雰囲気を楽し
みながら30分ほどで大山口の分岐(青ガレ、金糞峠方向とカモシカ台、
北比良峠の)です。この日は結局はここに戻り(下山)ました。
今日の登りはここを左側に道を取り、正面谷へ
正面谷、青ガレに入ります
正面谷、結構険しい登りの連続です
比良山系はどのコースも急登の険しい山で、遭難話も時に聞きます。
我々は爺さん・婆さんの登山好きの集まりで、常に慎重に行動です。
やがて 青ガレ(ガレ場) が見えてきます
ガレ場:石や岩が堆積していて、歩きにくい斜面のこと。崖の下や沢の側面、
源頭付近の崩壊した礫地。 青ガレの「青」はどこから?
このようなガレ場を約20分登ります
その昔、がけ崩れが起こり土は洗い流されてこのようにごろごろと岩の
重なったガレ場が出来たのでしょうね。比良山を歩いているといつ崩れ
てもおかしくないような急斜面の箇所を通ることが度々あります。
麓の琵琶湖の向こうに 青く比良山系 天山(野洲市)山頂から
南北約20km、東西約15kmの山地。北北東-南南西方向に走る2本の稜線からなる
同上 田中山(野洲市)山頂から
ところで比良山という山があるの? ないんです。
琵琶湖西方に位置する滋賀県を代表する連峰名で なだたる山には武奈
ケ岳(1214.4m)・比良岳(1051m)・打見山(うちみやま1103m)蓬莱山(ほうら
いさん1174.3m)などがあります。比良の暮雪として近江八景の1つにも数
えられました。
春先には、比良八荒(ひらはっこう)と呼ばれる地域独特の風が吹きます。比
良八荒とは、琵琶湖上と比良山地の温度差によって生じた風が、突発性
の季節風となって吹き荒れる局地風のことです。(びわこビジターズビューロー
のHPより抜粋引用)
先の台風・豪雨でかなり登山道が荒れました
予め三上山仲間のU女史よりお聞きしていたので迷わぬよう、滑り落ち
ないように気を配ります。
(特に下りの登山客は迷い易いようなので)赤いテープを数か所付けました
金糞峠到着です:10時15分 ここまで2時間
金糞峠
北比良峠へは尾根を歩かず、金糞峠を少し向こう側に下り、八雲ヶ原へ
のルートを取ります。このルートは初めてで、谷合に小川、樹齢を重ねた
大木、さえずり、といい雰囲気です。
樹齢?
八雲ヶ原: 11時 到着
八雲ヶ原
こで昼食タイムです。先客が一組おられました。
ここは元スキー場でもありました (2004年に閉鎖) ゲレンデの名残
追加掲載: 8月23日、再登山時、撮影
この背後に主のゲレンデがありました。よく通ったもんです。
ガスがかかり始めました。天気予報も下り坂。やむなく行程変更で北比良
峠からダケ道の下山にしました。途中多少の雨。でも少し降っても登山道
に水が流れてきます。要注意ですね。
北比良峠への途中の光景。先の台風の時に崩れたそうです。
懐かしい
ケルン、ロッジもここにありましたね。そしてここはゴンドラの山頂駅跡です。
ダケ道を下山
こんな登山道が結構続きます 急坂道です
往路に通った大山口に帰ってきました
元のイン谷に下山です:13時45分
5時間15分の登山でした。 歩き応えがあり心地よい疲れ。そしてこの後
は湯とお決まりの別のコースへ・・、はい、杯です(笑)
ここちよい疲れ、今日も下山まで息が上がる、しんどい、などはなく楽しく
歩くことが出来ました。 野洲市の山、三上山、三上山仲間のお陰です。
今年も今までに周辺の山も含めて70回以上は登っています。
比良イン谷口バス停 駐車場(スペースは数台です)
なお、今日のこのコースを歩く場合はここから更に大山口方向に進んで
途中のトイレのある駐車場が便利です。
今日もご覧くださいましてありがとうございます