観音寺城、安土城を凌ぐ?
なんとこの城、至る所石垣、また石垣
4年間の再調査で新しい発見です
♪ Kennyの滋賀から情報発信 ♪
(この日記の掲載期間:4月5日~4月11日)
400百年以上も前に積まれた巨大な石垣
(伝池田丸から下ったところの大石垣)
観音寺城跡の探索
今回の探索もいつものように滋賀県の専門員さん
のご案内で私、Kennyはこれで3度目の訪問です。
兎に角 城のある繖山(きぬがさやま)一帯、至ると
ころに石垣があります。中には高さ7mを超える巨
大な石垣が何か所もありしっかりと残っていました。
これではとても外敵も侵入は出来ないです。これは
もうかなりの感動ものでした。
この日も大勢の歴史探索愛好家が集まりました
平成20年度から4年間に亘り実施された何度目か
の発掘調査によって新たな石垣も沢山発見されて、
観音寺城の実像が更に明らかになりつつあるとのこ
とです。
こんな具合でした
今回の探索はこの4年で見つかった(さらに調査を進め
ての意)石垣を主として案内して頂きました。私も3回
目の探索で初めて見る大規模な石垣ばかりで、この
城は安土城をも凌ぐと云われる堅固な城、要塞であ
ったんだと実感しました。
下部に段を付た非常に珍しい石垣が発見されました
(おおよそ伝平井丸の近くです)
講師の計らいで(希望者は)ちょっと険しい道なき道を藪
漕ぎをしながら下り 最近発見された珍しい作りの上の
写真に見る石垣を見てきました。石垣の下方に段が入
っています。
見てきた幾つかの石垣、その他
城山を登り始めてそろそろ石垣が見えてきます
この長くて高い石垣(左) 城内では一番大きな石を使用
崩れしままに、何百年もの歴史そのままです
地下通路跡? 矢穴
ありました! 先に習った矢穴、このお城では石垣の
殆どはこの山の中にあった石が使われているそうです。
そう云えば、周囲には大きな岩が山肌から露出してい
ます。 (矢穴:石を割る時にクサビを入れる為に空けた穴)
以下の説明文は:ご参考までに
滋賀県教育委員会文化財保護課の専門員さんが4年
に亘り発掘調査された調査結果を正確に情報発信す
る為に以下の文章は当日配布されたレジュメをそのま
ま引用させて頂きます。(中略や一部表現は変えています)
平成20年から4年間の発掘調査
観音寺城は中世近江を支配した守護佐々木六角氏の
居城です。標高432mの繖山(きぬがさやま)一帯に郭
が広がる大城郭で、安土城以前の城としては例外的に
石垣を多用しているのが大きな特徴です。
観音寺城の縄張り図(各屋敷の配置図) 拡大出来ます
(地図の上でクリックしてください)
今回の探訪は石垣に注目
この探訪では、専門職員の案内で現地に残された観音
寺城の遺構を訪ねます。観音寺城の特徴である石垣に
注目し、城内各所の石垣の様相を見学します。
なんといってもこれだけの石垣群を見せられたら これは
もう観音寺城の往時の姿や、中世近江を支配した佐々
木六角氏の隆盛を疑う分けにはいきません。(この部分は
Kennyの印象です)
伝布施淡路丸
上の写真の郭は本丸跡であってもいいほどの広さと
石垣、土塁構造だと専門員さんの解説です。しかしそ
の本丸は山の深い土塁を兼ねた尾根伝い伝伊庭丸、
伝三国丸とにさらに西に進んだところにありました。
(この部分もKennyの理解です)
今回の特徴 (上に地図があります)
21年度には郭の森林伐採によって新たな見学場所が
加わりました。伝本丸跡・伝平井丸跡・伝池田丸跡は、
繖山の南西尾根筋に展開する中心郭群で、建物礎石
のほか、下方に広がる郭群が見学できるようになりまし
た。北端の尾根筋にある大土塁跡には、南側に大見付・
伝馬場丸・伝伊庭丸・伝三井丸・伝馬淵丸といった郭群
が並ぶ。
北端の尾根筋 大土塁の上を歩いています
複雑な虎口で、石垣を後で継ぎ足したようだとか (本丸)
繖山山頂から東に延びる尾根筋の東端の郭群にある伝
布施淡路丸跡・伝目賀田丸跡は、六角氏の家臣の布施・
目賀田氏の屋敷跡といわれているが、 その位置から見
て、観音寺城の東端を防御する役割を担ったものと考え
られる。
観音寺城跡に関するKennyの過去のブログは ここを
独り言:お礼の言葉に代えて
石垣見たとてなに嬉しかろー♪ 竹田の子守唄ではないですが、
退職して暇になっても困るなーと。湖北への帰省時、安土城跡の
ところで冒頭の写真にあるようなるリュックを背負った集団に出会
い、この探索の存在を知り、もう3年になります。
今私はそのリュックを背負って集団の中にいます。県や市、町の
自治体でこのような催しを開いてくださり大変感謝しています。
元々、郷土史でもと思っていましたので有り難い機会に恵まれま
した。私のブログもどうしても探索日記が多くなります。たくさんの
訪問者をお迎えしています。ありがたく、厚くお礼申しあげます。
今日もご覧くださいましてありがとうございます