趣味・興味プラス挑戦

郷土史、登山、スキーなどを写真と共に書き綴っております

Kennyの郷土史:遺跡・弥生時代の集落と生活 大中の湖

2016-02-27 08:55:27 | 郷土史

                      大中の湖 南遺跡
                               
(滋賀県近江八幡市)

          琵琶湖(内湖)の弥生時代の集落遺跡

           滋賀県にある登呂遺跡、唐古・鍵遺跡に匹敵する
                      Kennyの滋賀から情報発 
                 (このブログの掲載期間:  3月4日~3月9日

 51回企画展 「よみがえる弥生のムラ 大中の湖南遺跡」を見て 
          平成27年7月18日~ 9月23日 (終了しています)


昭和39年
(1946)、大中の湖干拓事業で発見地元小学生の快挙
工事が進み数日前まで湖底だった場所からおびただしい量の土器片が。そして
その下から隆平永宝という古代の銅銭が104枚も出てきました。 これが、この
遺跡発見の発端です。 それは地元 小学生の大発見でした。


       これが弥生時代中期の農耕集落の姿だそうです。 今から2000年以上も前の事です

最初に気づいたのはその小学生で、古銭、土器片の他、その後水田跡、稲束、
木製の農具、獣骨、貝塚、木偶、お墓など、3年に亘る発掘調査で次々と発掘
されていきました。

 
                                                                                     木偶

 
                      獣骨                           木製農具




                         収穫の様子




                           方形周溝墓」 というお墓と推定されている

第51回企画展 「よみがえる弥生のムラ 大中の湖南遺跡」 
平成27年7月18日~ 9月23日まで安土城考古博物館で表題の特別展が開
催されました。 時々車で走っている大中の干拓地、これほど価値のある遺跡
が眠っていたんですね。 

      
                   干拓前の大中周辺 (赤い文字、線は私の追記)
                              (安土城の山の麓まで元は琵琶湖でした)

      
                     干拓された後の大中  西の湖は大部分が残されました
                               

大中干拓地
太平洋戦争後の食糧難対応
として国策で本格的に開始された干拓地です。
今ではお米の栽培は主ではないようで、例えば大中のスイカはとっても美味
しくて有名ブランドです。 

なお、この遺跡は弥生時代に留まらず、縄文時代から鎌倉時代の遺物が発
掘されており、その時代、その地は琵琶湖の水位が今よりも低く陸地(大中
内湖の全体かどうかは聞き漏らしました)であり人が住んでいたことになります。

この大中湖南遺跡は国指定史蹟、そして県の有形文化財にそれぞれ指定
されています。


                    現在はこのような状態で保存されています 2015年9月の撮影




                                    発掘された遺跡の位置

 
                          現地の解説板                  クリックで拡大できます 

                 
                        
 入手の冊子

大中の湖 南遺跡の価値
この時代の考証は発掘に基づく成果からなされるのですが、その評価が大きく
分かれるのが稲作が始まった弥生時代、その一つは、水田跡の区画の大小だ
そうです。

しかし、それらの点は別としても、弥生時代の集落の実態を総合的に明らかに
した
という評価は大きいとのことです。 住居域、生産域、墓域が一体となって
確認できた価値は高く、膨大な出土物がそれを補完していると、この冊子では
述べられています。

                私の過去のブログ:大中の湖と干拓について
                                    この上をクリックしてください ↑

滋賀県は古代遺跡の宝庫、戦国時代だけではないんです!
この大中の湖南遺跡の他、滋賀県には野洲川(沿い)に下之郷遺跡服部
遺跡
(共に守山市)といった学術的に大きな意味のある遺跡があります。また
別の機会に取りあげたいと思います。

引用資料: よみがえる弥生のムラ: 滋賀県立安土城考古博物館 編集・発行
        シンポジューム、レジュメ: 近江弥生時代を考える(H.28年2月)
        講演会、レジュメ: 大中湖南遺跡(H.27年8月)


お断り: 
ここに記載の内容、殆どの写真は上に掲げた冊子、特別展期間中の、
      また別の機会の講演、頂いたレジュメから引用させて頂きました。 聞
      き違いや勘違いで間違いも多々あるかと思いますが、素人の興味と
             どうかお許しください。


             今日もご覧下さいましてありがとうございました


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Kennyのスキー場便り:今庄365

2016-02-20 10:23:54 | スキー

          今庄365スキー場
      
このスキー場のHPでは2月29日で営業終了となっています
                          お出かけ前にはご確認くださいね
 
                  
       私の住む野洲市(滋賀県)から近く、緩急のゲレンデ
が嬉しい
                        この日記の掲載期間: 2月26日~3月3日)

今シーズンもお世話になってきました
野洲市から名神高速、北陸自動車道を敦賀ICまで走り、1時間30分でもう到着です。

このスキー場ではこんな楽しみがあります。 次の3枚の写真です


                 そのー1 年寄りにも安心の緩急、そして結構長いゲレンデ

それと、このスキー場は2月半までスキー客、オンリーなんです。 年寄りにはあの
ザザーっという音に敏感でして・・・(怖~) 。 ボーダーさん、m (_  _) m


                         そのー2    この絶景、白山です 何度見ても飽きませんな~

昨年、何年ぶりかで快晴、高山植物、百花繚乱の中を歩いてきまして、なもんで、
今回もしみじみと眺めてきました。


                     そのー3  雪面の美   リフトから鑑賞のスキー場ならではの景色


午前7時過ぎ、
野洲市を出発です


                           名神、彦根ICを過ぎると、伊吹山の全景が目に入ります


                                      同、米原ICから 霊仙山 が


                           北陸自動車道、木ノ本ICに近づくと 横山岳 が


今シーズンはどこもかしこも雪不足
雪が少ないは良かった、困ったの両方ですが、私、車にスキーを積んでいるときは
後者派です。 



                           刀根SAから  これってこれで豪雪地帯? 2月でこの景色

私、ほぼ半世紀前、この刀根から10kmほど南の湖北(滋賀県)に住んでいま
して2月と云えば豪雪の中、凄まじさの記憶が染み付いております。それが近年
は根雪という現象もなくなりました。それにしても今シーズンは超異常ですな


                ところが今庄は違います。 トンネルを抜けると一変します 道路脇に雪が!


                          国道365号線を更に進み、スキー場入り口ではもう雪国

スキー場に到着です


                       駐車場は除雪されて、その雪がうず高く積まれています


             センターゲレンデ  午前9時、まだスキー客は少なめです


雪面をカンバスに、心が癒されます(がさつな私でも・・・)
スキーリフトから、雪面に木漏れ日のグラデーションを楽しめます。そこは動物
たちの住処、可愛い足跡も嬉しいです。




スキー場の様子、白山の眺めはビデオ映像で

         今庄365スキー場から 白山が綺麗でした
   
               ここをクリックして、ご覧くださいね 



 
         今日もご覧下さいましてありがとうございました         


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Kennyのぶらりカメラを提げて:柚子の里、水尾 京都

2016-02-14 10:39:20 | 郷土史

    柚子の里、水尾を訪ねて 京都市

               道路はすべてかなりの坂道
             なので自転車がない町
              柚子の畑がここかしこ
              平安時代のお話、清和天皇陵
            (この日記の掲載期間:2月19日~2月25日)

そこで今日は、水尾集落の清和天皇のお話です


                           清和天皇陵    宮内庁の下 管理がゆき届いています


山里 水尾、私には懐かしい、都会っ子には雑踏から解放されて
カメラ仲間と久しぶりに日帰りで、撮影と柚子風呂につかり、とり鍋に舌鼓を打って
きました。 山国育ちの私にはこの山里は見慣れた風景ですが 、水尾にもやはりあ
りました、郷土史。 この地の歴史をしっかりと見てきました。

ありました、当地、水尾の郷土史、清和天皇陵
柚子の里、といっても私は作品撮影はそっちのけで水尾の迷路のような坂道を駆け
巡り、その日の最大の目的、
清和天皇稜とゆかりの神社仏閣 を訪ねてきました。

天皇陵は山の中腹にあり、登山では誰も付き合ってくれません(笑) 下山後、集落
の中にある神社、お寺を見学の後、複雑な、そして坂道の帰り道で迷った ことから
宴会ぎりぎりに民家に生還、柚子のお風呂はカットです。でも鍋とお酒の時間にはち
ゃんと着席です。 これが本当はこの日一番の楽しみなんですな~(笑)  

 

第56代 清和天皇陵

出かける前にちょっと調べてみると、清和天皇の陵、霊廟がある。 これはまた皇位
継承に破れてこの地にと、陵のある清和山の中腹まで登山です。ところがこの天皇
の場合は後継争いとう程のことではなくて、病床にあった文徳天皇の後継に生母の
父、藤原良房の権威で3人の兄を退けてわずか9歳で即位させたとのことです。
850年頃、平安時代初期のお話です。

その後、清和天皇は27歳で第一皇子で9歳の陽成天皇に譲位して出家、畿内巡幸
の後、水尾に入りこの地を気に入り隠匿の場としたのだそうです。

大事な事を書き忘れてました。清和天皇は後世、武門の棟梁となる清和源氏の祖
なんですね。 ブログ仲間からコメントを頂き、急遽追記しました(2月20日)



                                      清和天皇陵の全景


                                       陵は円丘  (公式形式での分類だそうで)


                                                       菊の御紋


陵への道は完備、でも結構な登山です


                       水尾集落のメイン道路(府道50号線)から清和山に入ります

 
                                          さすがは宮内庁、整備も見事です


            霊廟(陵)がある中腹から集落を    柚子風呂、昼食の民家から約30分                         

                           清和天皇の解説:ウィキペディア


 清和天皇社 清和天皇を祭神

 
                                                    清和天皇社

 
                        清和天皇社 解説              クリックの上、拡大してご覧下さい ↑ 



清和天皇社は水尾の氏神であり、境内には摂社として四所神社が祀られています。


円覚寺


    もともとは鴨川の東(平安神宮あたり)にあり清和天皇も一時住んだお寺。 この地に移された

応永27年(1420年)に洛東の円覚寺が焼失すると、水尾山寺が円覚寺の名を継承し、
水尾の円覚寺は延宝7年の大火で焼失したが、約100年後の安永5年に再建された。
(ウィキペディアより)


 
                           円覚寺の解説            クリックの上拡大してご覧ください  ↑

何々天皇がこの地に住まわれたとのお話ってたまに聞きますよね、
実は私が生まれ育った湖北、菅浦(滋賀県長浜市西浅井町)にも淳仁天皇のお話
があります。 ご参考までに私の過去のブログを引っ張り出
しました。 ちょっと覗い
ていただければ幸いです。

      私の過去のブログ: 淳仁天皇 管浦 (滋賀県 西浅井町) のお話
                                           ここをクリックしてください ↑   

柚子の里、柚子畑
確かに柚子の畑が広がっています。 栽培も日本1,2の歴史を有しているそうです。
そして水尾の民家で柚子湯、食事を用意して、山里でゆっくりとしてもらう憩いの場、
おもてなしをしておられます。 予約が必要です。 ところでなぜ水尾に柚子が? 


                                             柚子の畑

水尾へは、


                          JR嵯峨野線 保津峡駅 からバスで約20分

JR保津峡駅から公共機関(バス)の便は少ないです。 私達は今回お世話になった
「水尾荘」に送迎を
お願いしました。 


                               今日もご覧下さいましてありがとうございました  

 


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Kennyのスキー場便り:びわ湖バレー

2016-02-03 14:24:52 | びわ湖バレースキー場

         びわ湖バレースキー場  (通称ビワバ)
           =滋賀県大津市=
                       我が家から見えるスキー場
                   いいでしょう!
                     本当にありがたいです
                                     Kennyの滋賀から情報発信
                                   (この日記の掲載期間:2月12日~2月18日)
 

   
                          我が家から びわ湖バレースキー場 が真正面に見えます


                                              三上山山頂からびわ湖バレースキー場

比良山系、蓬莱山(左のピーク)打見山(右のピーク)を結び、また両山の向こう側
の谷に下って幾つものゲレンデがあります。 でも自然現象って不思議ですね、
1時間で辿れる位置にある私の町、野洲市は庭に薄く雪のある日が年間数日
です
がここには標高があるとは云えスキーが出来るほど雪が降るんですよね。

       
            ビワバから野洲川(洪水を防ぐ放水河川として新設の)、その向こうに三上山

ちょっと運動がてらに、「三上山登山」 にするか 「ビワバ」 か!
それほど近いんです、私の家から。 琵琶湖大橋を渡って1時間、もうゲレンデ

に立っています。 自宅からスキー場が見えます。 すっきりと晴れているし、今
日はビワに行くかと実に、スキーリゾートに宿泊しているような贅沢なお話です。 

 
                      ビワバレストランで偶然出合った社友   即仲間入り

社友と和気藹々、スキー場で偶然
昨シーズンから新しいスキー仲間に入れて貰いました。ある日ビワバでお昼、
一人
気分よくどんぶりを食っていると、見たような、向こうのテーブルからも同
様に!そのおじさん
達は会社の元スキー部。 

昨年のその日も声を掛けてくれました。 私は在職時、真似事程度に会社の行事
に参加して彼らのお世話になっていました。なもんで今、
私がスキーをやっている
とは思っていなかったようです。10数年ぶりの再会でした。

                           
今シーズンは1か月遅れのビワバ集合
ビワバも他のスキー場と同様雪不足。頑張って人工雪で1月に入り開場してくれ

ました。早速私が偵察に。十分楽しめると仲間に連絡。そして4度、5度と日を合
わせての滑走です。


         真っ白のゲレンデ 今朝(2月18日)のびわ湖バレースキー場 のライブカメラより拝借

びわ湖バレースキー場
地元、滋賀県はもとより、京阪神地区、他からのスキー愛好家が集まります。お昼
そこで知り合ったのでしょう、スキー談義でひと時を過ごす幾つもの集まりが出
ています。滋賀県南部でスキーが出来る、実にありがたい事です。


                                 自宅からの途中、スキー場、比良山系が白く


スキー場は今シーズン雪確保がお仕事  感謝します


                           この日はまだ雪不足で、このゲレンデは人口雪です

でも、私の印象、滑った感覚では天然雪と全く変わりません。十分に堪能です。毎回
10時半から15時位までスキーとカメラを楽しみ私は引き上げます


                        この日は天然雪もしっかりと。 おちびちゃんもご機嫌な様子


                      打見ゲレンデ(手前)とホウライパノラマゲレンデ       

麓から120人が乗れる大型ゴンドラで 4,5分、 もう打見ゲレンデです。 


                             冬山はやらない私、スキー場で味わっている樹氷です  
   
樹氷、たぶん間違いないと思います。その夜下界でも小雪がちらつきました。山は雪でした。
   その雪がまつわり付いているのでしょう。霧氷が出来るほどの低温、風ではありませんでした。
   もっとも望遠レンズでの距離で、遠くからの景色です。
 

余談です: もっと来なあかんよ   到着の駐車場での会話
ある日、初対面の京都から来られたと言う方と並べて駐車。早速会話が始まります。

今日は何度目?に私、まだ二回目と。そうか、もっと通わなあかんな、 どっちみち
家にいてもやることないんやろう からな、と。


うっ!、思わず ハイ、そうしますと、お答えしておきました(笑)


でー、仲間 & Kennyの滑りです

 
                 MTK氏                                       SMZ氏

 
                    TSR氏                                    Kenny

スキー場の風景







上下の写真はリフトに乗っている間に撮影しました。雪面をカンバスに影が綺麗です。
そしてウサギなど(などで済ませます。他は知らないんです)の足跡が雰囲気を盛り
たててく
れます。




     帰路、琵琶湖大橋を渡り、湖岸道路を走ります。なぎさ公園のハナナが満開でした (2月8日現在))
                          正面の山並みが比良山系 山のピークがびわ湖バレースキー場です

 
               びわ湖バレースキー場
 ゲレンデからの展望
          
↑  ここをクリックしてください

             今日もご覧くださいましてありがとうございました 

                          次週は 柚子の里、水尾(京都市)の旅日記の予定です


 


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