趣味・興味プラス挑戦

郷土史、登山、スキーなどを写真と共に書き綴っております

Kennyの歴史探訪取材日記:2013年度の表紙と目次

2013-10-02 10:49:00 | ブロガー:滋賀県の企画

「滋賀県のいいところ」紹介
このページは今年(H.25)訪問の5市町
     全記事への窓口(目次)
です
    滋賀県教育委員会文化財保護課の企画
      ブロガーとして参加させて頂きました


                  瀬田川    
     

         滋賀県のこの企画の趣旨
滋賀県の事をもっと、もっと知っていただこう、を趣旨に
ロガーにも
一役買って貰い情報発信していこう、がこの企画
の趣旨です。
私達、滋賀県教育委員会文化財保護課に選んで
頂いたブロガーの情報が、 そうか 
いっぺん滋賀に行ってみ
るか
、とか
滋賀にお越しの節に何かのお役にたてればと願っ
ております。

   今年6月から探訪と取材をしてきました情報は
  以下の
ところ(ここを)からアクセスして頂けます

    これまでに 高島市(A)、日野町(B)、余呉町(C)、
    近江八幡市D)、大津市(E)の各市、町を訪問
    してきました。

 各市町の特集をご訪問いただくには、それぞれの特集に表紙と目次
 を設けておりますので下の(ここを)
クリックしてご一覧くださいます
   ようお願いします。


             高島市(A)  ここを

              日野町(B)  ここを

             余呉町(C) ここを

                          近江八幡市(D) ここを

            大津市(E) ここを 
  

   では、滋賀県のいいところ(近江の歴史探訪)を覗いてみてください。
           どうかよろしくお願いします          
            

      ご訪問くださいましてありがとうございます 

     


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Kennyの歴史探訪日記:大津市

2013-09-24 09:34:58 | ブロガー:滋賀県の企画

旧南郷洗堰周辺からオランダ堰堤
     を訪ねて:大津市
  大津市(E)探訪の目次のページです
 「近江水の宝」 滋賀県ブランドの歴史遺産です
今日、第一部で取り上げる洗堰(あらいぜき)堰堤(えんてい)
6月以来このブログで紹介してきました長命寺、沖島他各遺産
と同様に近江水の宝、64遺産として選定されています。

滋賀県は、琵琶湖と供に長い歴史を歩んできました。そこで培わ
れてきた琵琶湖と水に纏わる多くの歴史
遺産を次世代に引き継
ぎ、その価値と魅力を全国に発信していこうと、この64の遺産が
選定されました。

 私達ブロガーも、情報発信の一役を担わせて頂いています


        
                           滋賀県が発行の冊子             

      さて、それでは大津市の探索の開始です         
       三回(部)に分けてこのブログでUPします

3部の各日記は下に掲げます目次(ここをリックしてください

1.第1部:  旧南郷洗堰、瀬田川洗堰とオランダ堰堤
 (ここを)     ・洗堰ってなに?台風18号の災害で活躍
                   ・オランダの技術者の指導で出来た堰堤

2.第2部: 
  (ここを)   こんなところがあったんだ
           ・滋賀県にも放水路(豪雨時対策)があった! 
                         (と言うのは東京には巨大な地下放水路があります)
            ・石山寺の傍に複数の貝塚があります 

                    
3.第3部:  
  (ここを)  琵琶湖には人工の出口水路が二つあります
                  ・宇治発電所を動かす
                   ・疎水、京都の水瓶

                   ありがとうございます


          



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Kennyの歴史探訪取材日記:洗堰-03

2013-09-24 09:14:17 | ブロガー:滋賀県の企画

  大津市内にこんなところが!
                第三部 (全3部の最終です)
   =琵琶湖のあと二つの流れ出る川=
   
  それは琵琶湖疎水と宇治発電所石山制水門です


   滋賀県側(琵琶湖)の疎水取水(口)路  (2013年7月撮影)
この川の正面、向こう側が琵琶湖です。

琵琶湖疏水(びわこそすい)
琵琶湖の湖水を京都市へ流すために作られた水路(疏水)です。
京都にとって琵琶湖の水を引くことは昔からの夢でだったそうで、
第3代京都府知事となった北垣国道は明治維新による東京遷都
のため沈みきった京都に活力を呼び戻すため,琵琶湖疏水の建
設を取り上げました。疏水の水力で新しい工場を興し,舟で物資
の行き来を盛んにしようという一大構想だった、とは京都市HPか
らの部分引用です。


       ここからトンネルを経て京都市に流れます (2013年7月撮影)
今回の資料調べで初めて知りましたが、この疎水は第一と第二
の二本の取水口(疎水)があるのですね。

アクセス
ここに掲載した写真の取水口は、京阪電車三井寺駅から歩いて
数分の所に
あります。 三井寺と合わせての散策もいいですね!

京都側です
京都側に関しましては周知の名所ですので、写真とHPの紹介
のみとさせて頂きます。蹴上のインクラインなんかは往時の様
子をCGでもいいから見てみたいものです。


  
                     疎水合流点 (京都市のHPから拝借)

       

                  疎水概念図 (京都市のHPから拝借)
          
(共にクリックで拡大します)
     詳細は:琵琶湖疎水のHP (京都市のHPから)

 宇治発電所石山制水門
大正2年(1913)に運転を開始した宇治発電所(宇治市宇治山田)
への導水路。取水口は瀬田川洗堰の北360メートルの地点で、発
電所まで11キロの水路が通されている。琵琶湖と宇治の標高差を
利用したもので、水路の掘削工事は明治41年(1908)の着工。当
時はかなりの難工事であったという。 (大津歴史博物館の解説を引用)

 
                                宇治発電所石山制水門
      ( 国土交通省近畿地方整備局発行の琵琶湖・瀬田川探訪マップより拝借)


                         瀬田川から宇治発電所への導水路概念図
               
(天ヶ瀬ダムのパンフレットより拝借)
琵琶湖から流れ出る瀬田川から宇治発電所導水路(上の図の赤い線
が築かれている。 これも琵琶湖(瀬田川からの取水ですが)から流れ出
る川であり人々の生活を守る、近江水の宝の一か所に上げられて
いる。

アクセス
瀬田川洗堰(旧南郷洗堰)からバス通りを石山寺の方向へ歩いて
約5分のところです。


 
 発電の役目を終えて宇治川で再び合流する瀬田川からの水
                        (2012年9月、宇治川鵜飼から撮影)

お詫び: 
この第3部(最終章)取材時、
足の古傷悪化(現在完治)のため
      歩行が困難となり全てを探索出来ませんでした。このページの
             記載は文献、ネット情報の引用と過去に訪問時の写真などでの
       情報提供となりました。 また、琵琶湖疏水は今回のコースには
              含まれていませんが(近江水の宝には入っています)
、関連連
       情報として取り上げました。

*****


ブロガーによる歴史探訪情報発信: 私からの発信を終えて
先ずは、今日もご訪問くださいましてありがとうございます。
これまでの情報が、滋賀にいっぺん行ってみるか、とか訪問く
ださいました時に、何かの参考になればこの上ない喜びです。

多くの皆様に訪問頂きました
本年6月に継体天皇を主とした歴史探訪(高島市)から始まり、
日野町、余呉町、沖島周辺(近江八幡市)、そして今回の旧南郷
洗堰、上桐生周辺(
大津市)と、訪問と取材を通してこの私の個
人のブログで情報を発信してきました。 本当に多くの皆様に訪
問頂きました。大変嬉しく、感謝致しております。有りがたく厚く
お礼申しあげます。

最後に
滋賀県教育委員会文化財保護課の当企画の趣旨、「これだけ
多くの貴重な滋賀の文化遺産をもっと全国に知っていただこう」
で、ブロガーにも一役買っていただこう、のブロガーの一人として
認定して頂き厚くお礼申しあげます。


     2013年(平成25年)、10月10日 ブログ管理者 Kenny

 


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kennyの歴史探訪取材日記:洗堰ー02

2013-09-24 08:25:35 | ブロガー:滋賀県の企画

 大津市内にこんなところが!
        
第二部 (全3部)
=豪雨時の放水路、瀬田川沿いに貝塚=


       大津放水路の瀬田川への出口 (月見橋より)

滋賀県にも放水路(豪雨時対策)があった! 
と言うのはTVで見たのですが東京には巨大な地下放水路があり
ます。そりゃなんたって東京は人口密集地、コンクリートの都市で
す。放水路の規模がものすごい他は別に驚くことでもありません。

ところが滋賀県はまだまだ降った水は低い所に流れ、また川幅で
も広げれば余裕があるのかと思っていました。しかし過日の台風
18号で納得でした。でもちゃんと大津市にも放水路があったんで
すね、これは驚きでした。


      東京にある巨大な放水路 右のトンネル自体が地下放水路です

                  東京放水路のHP(国土交通省)

大津放水路
大津市街地の慢性的な洪水被害を軽減するために、大津市南部
を流れる8つの小河川の洪水を中流部でカットし、放水路を通 して、
瀬田川へ流下させる地下トンネル放水路です。京阪石山寺駅から
1分ほど石山寺へ進んだところに放水路の出口があります。月見
橋が掛かっています。じっくり見学できます。案内板がありますが、
ちょっとくたびれていまして、字が見にくかったです。


                大津放水路の概念図 (国土交通省のHPより)

現在、約2.4kmが通水しています。

詳細はHPがあります
 大津放水路のHP(国土交通省HP)

ところで
放水路
って滋賀県には他にもあります。たとえば野洲川下流、琵琶
湖河口に昭和45年(1979)誕生した新しい川、現在の野洲川も放水
路と呼ばれています。このように川を付け替えたり、川幅を広げて放
水する機能を持たせた川は他にもあるのだと思います。

今回、私が興味を持ったのは、全く別の場所に、またトンネルを掘っ
て築いた首都圏外郭放水路に似た滋賀県大津市の放水路なんです。


           野洲市歴史民俗博物館に掲げられているパネルより拝借
                       (黒字の説明は私が書き込みました)


  野洲川は元々、下流が北流と南流の細い二つの川に分れており
増水時に
  その川が溢れることがしばしばでした。そこでこの川の間に新しい川、放水
  路を築きました。


石山寺の傍に複数の貝塚があります 
貝塚とは縄文時代に人々が食べた貝殻の捨場です。 現在の石山
寺の前あたりには、東西約20メートル、南北約50メートルにわたり
貝層が堆積し、淡産貝塚では日本最大の規模。貝層からは人骨や
動物の骨など豊富な遺物が出土。石山観光会館にはぎとった貝層
を展示されています。 この貝塚は市指定史跡です。

これも詳細は石山寺管理のHPをご覧ください
        石山貝塚、蛍谷貝塚 のHP

 
            石山貝塚           
   蛍谷貝塚

石山貝塚は石山寺のすぐ近くに、蛍谷貝塚は京阪電車石山寺
から歩いて2分、大津放水路の隣りです。


                          京阪電車石山寺駅


             周辺の地図(瀬田川流観光境協会のパンフレットより)

              次の第3部に続きます

      今日もご覧くださいましてありがとうございました


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Kennyの歴史探訪取材日記:洗堰-01

2013-09-24 08:25:06 | ブロガー:滋賀県の企画

  旧南郷洗堰周辺からオランダ堰堤
      を訪ねて:大津市

              第一部 (全3部)
 
=洗堰は水門の扉全開  そしてもう
  一か所、こんなところにオランダ人が=


                           南郷・瀬田川洗堰のビデオ映像

台風18号の影響で10の水門を全開した瀬田川洗堰、そして
今は遺跡として保存されている旧洗堰、南郷洗堰の様子を動
画でご覧ください。


                              瀬田川 
 
琵琶湖から唯ー流れ出る川、数々の日本史を物語る瀬田川
です。疎水や宇治発電所への流れは人工的に開いた水路です。    
 
           南郷洗堰(なんごうあらいぜき)、瀬田川洗堰
共に琵琶湖から淀川に流す水の量を調整する堰(水門)です。
南郷(地名)洗堰は旧洗堰です。つまり今は遺跡です。新設の
瀬田川洗堰がその役目を引き継ぎました。 両者は100m位
しか離れていませんので両方を見比べることが出来ます。違い
は前者は手動、後者は電動で全開、全閉に要する時間が前者
2日で後者は30分です。


                              瀬田川洗堰
南郷洗堰
今も旧の洗堰が見学出来るように一部が保存されています。
開閉は木の角材(下に掲げた写真
を人が上げ下げして二日掛か
りでやっていました。これでは急な増水には間に合わず、昭和
36年に新洗堰に役目が移りました。明治38年に設置後約半
世紀も頑張りました。


                              南郷洗堰
このように一部を保存しています。 向こう岸から見学できます。



       南郷洗堰洗堰は角材を上下して手動で水量を調節しました

                  
                      説明板(クリックで拡大します)

瀬田川洗堰、台風
18号の時、下流の被害を防ぐため・・、
台風18号の豪雨は今もその爪痕が至る所に残っています。
取材した9月29日、この洗堰は門を全開して精一杯琵琶湖
の水位を下げていました(写真)。 ところがあの時この門は全閉
していたのです。下流の宇治川、淀川周辺地域を
水害から守
る為です。

一方その時、琵琶湖の水位は報道によるとプラス70cmにな
ったようです。琵琶湖の水位は大抵の場合マイナス値で報告
されています(例:マイナス30cm、40cm)。 なので琵琶湖周辺では
水位上昇で被害も出ています。 そこで今琵琶湖の水位を調整
しているのでしょうね 。この洗堰は本当に重要な務めを果たし
ているのです



         新設の瀬田川洗堰のコントロール機器


           門は全開です。 これは私も初めてみる光景です
                     (私はこの近くに5年住んでいました)
それにしても台風18号は滋賀県にも甚大な被害を齎しました。
この光景はもう繰り返すことのないよう祈るばかりです。

           
              通常水門はこんな具合だと思います
    上の写真: 「水について考える近畿地域会議」のHPページより拝借


                     当然、水門から下流も満水です
私の記憶では通常は中ほどを水は流れて、両端は川底が見
えており、釣り人が糸を垂れています。


         オランダ堰堤
(えんてい)

この洗堰からは少し離れていますが、同じ市内の草津川上流
に造った砂防ダムの事です。オランダ人技術者、ヨハネス・
デレーケの指導の基に、明治22年の竣工しました。特徴は鎧
の堤です。ダムの正面が鎧の鎧板(鎧は小さな板を繋ぎ重
ねて出来ていますよね)を並べた鎧のように見えるからそう呼
びます。


          鎧型堰堤 壁が鎧のように見えますね
大津市の田上山(たなかみやま)などは日本の三大ハゲ山(”ドキ”)
です。昔お寺などの建築に木を伐り過ぎ、おまけにその辺は

崗岩質で木が育ちにくいからです。また花崗岩で土壌がもろくて
砂の流出が多く、周辺のいたるところに砂防の堰堤が築かれて
います。

 
     
      オランダ人技術者、ヨハネス・デレーケと解説版(クリックで拡大)

そこはキャンプ場、湖南アルプス入口
さて、見学と云ってもこのダムだけでは時間ば勿体ないで
すね。そこで、桐生キャンプ場や湖南アルプスと兼ねての
見物などがお勧めです。

 
          周辺の案内板と解説板(クリックで拡大します)
アクセスはJR石山駅、JR草津駅から桐生行のバスが出て
います。 地名は上桐生(かみきりゅう)です。


                      京阪電車石山寺駅
両洗堰と次回案内します大津放水路、石山貝塚、その他有名
な石山寺などを散策するにはこの電車かまたはバスの利用が
便利です。共にJR石山駅から出ています。

   
                      今日は休館日です
ところで・・・、
土日に休館? この洗堰に併設のアクア琵琶は興味深い資料が揃
って
いると聞いています。でも今日(日曜日)は閉まっています。なん
でもこれはここの関係者の判断で土日休館にしているのではないよう
でして、いつぞやの
なんとか仕訳けの命でこうなったとか。 観光地が
休日に店を開けない、
ちょっと理解に苦しみましたな。 

催物のお知らせ: 参加してみませんか
ここに情報提供しています名所探索の紹介です。10月19日に
探訪
【近
江水の宝】瀬田川流域をゆく-唐橋から旧南郷洗堰へが開催され
ます。
参加には申し込みが必要です。詳細は下の案内をご覧下さい

 http://www.pref.shiga.lg.jp/hodo/e-shinbun/ma07/20130807_1.html

                次回に続きます

       今日もご覧くださいましてありがとうございます

コメント (2)
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