平成21年5月までに、裁判員制度が実施される予定になっている。
あと2年と迫って、アンケートによる調査結果等によると、出切れば参加したくない方が70%を超えていることが判り、不安を拭ったり仕組みや流れを理解してもらう為に、いろんな方法でPRが行われている。
その一つが、『評議』というこちらのビデオである。
裁判員制度とは、国民が裁判員として刑事裁判に参加し、被告人が有罪か無罪か、またはその量刑を裁判官と共に決めていく制度だそうな。
裁判官3人に対し裁判員が6名、または裁判官1名に対し裁判員が3名の場合もある。
その裁判員とは、選挙権を有する国民で一定の基準をクリアした人の中から、くじで選ばれるらしい。
対象となる事件は、殺人、強盗致死傷、危険運転致死、身代金目的誘拐、保護者責任遺棄致死等の国民の関心の高い重大な刑事事件とか、、、。
そして実際の仕事としては、①公判に出席、②評議、評決をする、③判決宣言、の大きく3段階。
ふぅ~、パンフレッドを読んでみるだけでも責任重大で、ため息が出そうな役割である。
『評議』というビデオでは、初めて任命された6名の裁判員が戸惑いながらも徐々にそれぞれの経験や知識を生かして裁判官と共に一つの判決に至る様子が描かれている。
あちこちで上映会が催されたり、または裁判所でもビデオが観られるようだ。
その他、法曹関係者による模擬裁判やらパンフレッド等にも目を通して、もしかしたら選ばれるかもしれない時のために、今から少し知識を得ておくのはどうだろうか。