<6.4>
交尾二態<葦原の交尾態>
5月下旬の梅雨入り宣言後も6月上旬は晴天続き。気温上昇の予報で午前中限定でアオヤンマを見てきました。
クロスジギンヤンマの飛来に反応して葦原から飛び上がっても外に出てくる♂は少なく、静止も撮れない雰囲気。
狙いをクロスジギンヤンマに切り替えて何気なく葦原を眺めると、何と3m程先に交尾態が止まっていました。
交尾開始済みでいつ終わっても不思議なく、焦ってテレコンを装着。結局、交尾解除まで約20分ありました。
交尾態
2013.6.4 東京都
<6.9>
交尾二態<樹上の交尾態>
5日後、再びアオヤンマの撮影に行きました。探雌行動がいよいよ本格化しています。最高気温は29℃まで上昇。
午前中、葦原のなかで交尾成立を目撃しましたが、隙間から僅かに確認できる程度。よくあるパターンでした。
チャンスは午後に到来。池を回っている時、葦原から飛出した交尾態が20m程先を横切って樹林に向かいました。
探し出す自信はなかったものの、あっさり発見。やや高い位置ですが、以前から撮りたかった樹上の交尾態です。
予想より早く交尾を解き、交尾後の連結態を撮り損ないました。前回同様、意表を突かれての失敗でした。
交尾態
♂ 静止 捕食
2013.6.9 東京都
<6.4>
水辺の休止
アオヤンマの池で探雌するクロスジギンヤンマが一時停止。シーズン当初はあまり見ない水辺での休止です。
♂ 静止
2013.6.4 東京都
5日後の当地での撮影です。終盤近いのか静止する♂によく出会います。
♂ 静止
2013.6.9 東京都
産卵に集中
1週間前の西多摩ではサラサヤンマの産卵にすっかり翻弄され、多産する栃木の湿地に撮り直しに行きました。
遠いのに加えてスズメバチが多いのが難点ですが、交尾は兎も角、産卵だけはすっきり撮りたいものです。
狙いを定めた場所で待機すると、♂のいないタイミングを見計らって樹上から降りきた♀が産卵を始めました。
♂に見つかって逃げるまで約6分間、体を回転させながらじっくり産卵。初めて余裕をもって撮影できました。
♂が♀を叩き落として連結、狭い空間を猛スピードで周回して交尾態で上空に飛ぶシーンも目撃しています。
♀ 産卵
動くに動けず
♂ 飛翔
♂ 静止
待ち伏せして♀を手中にした♂
2013.6.8 栃木県
<6.1>
散々待たされて
6月初日、サラサヤンマの撮影に西多摩に行きました。以前から情報を得ていましたが、今回が初めてです。
簡単に見られるはずのヤナギ林に姿がありません。当地の出現は早めでもまだいるはず。来るまで根競べです。
正午頃、♂より先に♀が現われて産卵しましたが、泥濘に足をとられ前進するのに苦労するうち逃げられました。
約1時間半待って、漸く縄張り飛翔が始まり、湿地奥の明るい林縁で飛んだり止まったりする綺麗な♂を撮影。
入り口に戻ると♀が飛来しましたが、再び逃げられ、産卵が撮れたのは1カットのみでした。
♂ 静止
♂ 飛翔
♂ 静止
♀ 産卵
2013.6.1 あきる野市
アオサナエ
渇水した埼玉の河川中流域、流れの集まるスポットが限られ、数頭のアオサナエが縄張りしていました。
♂ 静止 縄張り行動
ホンサナエ
例年なら、もう少し下流にいるホンサナエが、アオサナエの近くにいました。
♂ 静止 縄張り行動
ダビドサナエ
正午前後に、ダビドサナエが一斉に出てきました。
♂ 静止 縄張り行動
ヒメサナエ
草叢から飛び出した羽化直後のヒメサナエ。今後オジロサナエ、ミヤマサナエ、コオニヤンマの順に羽化します。
♂ 羽化直後
♀ 羽化直後
ミヤマカワトンボ
ミヤマカワトンボの交尾を期待していたのですが、残念ながら見られませんでした。
♂ 静止
♀ 静止
アオハダトンボ
かなりの数のアオハダトンボが見られましたが、まだ若く草原の中ばかり。渇水の影響で産卵場所が心配です。
♂ 静止
♀ 静止
2013.5.25 埼玉県