<9.14>
関西の青色型
朝晩は凌ぎやすくなっても日中は真夏の気温が続いて空振りの連発。遠征しても外す確率が高く、悩むところです。
3年ぶりに、関西の標高が高い池でほぼ安定して生息するオオルリボシヤンマの青色型♀の産卵撮影に行きました。
池は水位が低く、枯れたコウホネが目立つのは酷暑の痕跡でしょうか。現地は平地より4℃程低い27℃位。
この日の産卵は13時半からと14時45分からの各々45分間に集中して数頭が同時に飛来するパターンでした。
前半の方が多く、ピークと予測した15時半以降はほぼ飛来なし。目撃は10頭に届かず低調のまま終了しました。
コウホネの茎で産卵 当地では殆どが関西特有の青色型♀
池端の土手でしばし落着いた♀
腹端までが青色斑の検証
1♂が時々池を巡回し、他の♂が現われると追い払い、追われた方は定石どおり上空を旋回して様子を窺います。
♀が複数飛来すると上空の♂も追尾しますが、♂♀とも少なく追尾飛行は15時からの10分間に限られました。
追尾飛行 ♀は唯一目撃した当地では珍しい緑色型
♀は大概コウホネの葉の下に潜り込む
産卵移動する♀
15時を過ぎるとオオアオイトトンボの生殖活動が活発になりました。9月中旬の季節感を取り戻した一時です。
<オオアオイトトンボ> 交尾態
2023.9.14 兵庫県