<8.2>
遅いスタート
猛暑日が続きますが、そろそろ行かないと出遅れてしまうオナガサナエの産卵。雷雨の確率予報を見て決行です。
昨年の川に行くと、流れがかなり変化していて怯みました。16時前から待って17時を過ぎても飛来しません。
諦めかけた17時15分に最初の♀が飛来、遅いスタートで18時までに5♀が産卵しました。最高気温35℃。
17時15分頃 最初の♀ 50秒間産卵 気温は31℃に下がっていた
17時21分 2番目の♀ 30秒間産卵
17時42分 3番目の♀ 1分10秒間産卵 産卵時間が長い分卵塊のヒット率が上がる
17時48分 4番目の♀ 50秒間産卵
17時56分 5番目の♀ 40秒間産卵
2024.8.2 埼玉県
<8.8>
早い時間から
今季はヒメサナエの産卵に縁がなく、オジロサナエは外せないと何度か行きましたが、空振りの連続でした。
結局、前回から2日後のオナガサナエの産卵撮影です。朝方の雨で湿度が上がって蒸し暑く、川は少々増水気味。
曇天で、16時過ぎから数頭が産卵して大いに期待したところ、17時を過ぎてからは飛来せず拍子抜けでした。
しかし、17時半になると10分間に産卵が集中してチャンスが到来しました。最高気温33℃。
16時10分頃 まだ明るいうちに飛来した♀ この時点で33℃
16時半頃 2分20秒間の長い産卵 しばし上から撮影
卵塊が大きくなる前にぽたぽた落下させていた
別個体 約40秒間の産卵
少し離れた場所に現われた♀ 10秒程で飛び去る
♂の目撃はこれのみで10分程で姿を消す
17時頃から約30分間はまったく産卵しませんでしたが、♂が去ると4♀が続けて飛来。気温は31℃に低下。
狙いは卵塊の落下ですが、写し込むのはタイミングの運次第。後で見てがっかりすることが殆どです。
17時30分頃 水面すれすれで産卵する♀
17時40分頃 通常パターンの水面から数10㎝の高さで産卵
最後に複眼と卵塊の双方にピントがきた
2023.8.8 埼玉県
<8.6>
猛暑日の夕方
猛暑日でも夕方には産卵に来るオナガサナエですが、道中が異常な高気温ではおいそれと行くことができません。
気温が低下する日を待って行きましたが、予報に反し最高気温36℃。各所で発生した雷雨は運よく免れました。
17時を過ぎてから♀が飛来。大半の産卵は50秒から1分間、卵塊が大きくなる前に落とす個体ばかりでした。
当所ではあまり見ない♂が3頭現われた影響なのか動きが激しく、1♀は産卵前に交尾態で上空に消えました。
17時40分頃 産卵ピーク時の♀ 猛スピードで飛び回って産卵場所を定めるとホバリングを始める
17時50分頃
翅がかなり損傷した個体も見られ、ピークは過ぎている様子
縄張り占有の♂
護岸で静止する♀ 産卵することはなく、何のために流れに来たのか疑問
2023.8.6 埼玉県
<8.6>
出が悪い
ヤブヤンマの池を後にして2時間程かけて移動。猛暑と大気不安定で敬遠していた3週間ぶりのオナガサナエです。
約2時間待機して産卵の目撃は2♀。物足りませんが、2頭目が大きな卵塊を造ったので気分よく帰還できました。
度々の雨で川はやや増水したまま。夕方は曇天で27℃、最高気温と変わらず。
最初の♀は16時10分頃に飛来して約50秒間の産卵。卵塊がある程度の大きさになると振り落としていました。
まだ明るいと判断してストロボなしの撮影に拘りましたが、曇天下で見た目より暗く読みが甘かったようです。
♀ 産卵
次の♀は17時20分頃、飛来から飛び去るまで約1分30秒のやや長い産卵で卵塊が落下したのは2回。
最初に形成した卵塊はこれまで見たなかで最大級の大きさです。かなり暗くなりストロボなしでは撮れません。
ホバリングして卵塊形成を始める
15秒後
20秒後
25秒後
40秒後 卵塊が大きくなると前後に動く
50秒後 落下直前で腹部が微妙に動いている
再び卵塊を形成
2回目は20秒で卵塊が落下
20秒程ホバリングを続けた後、打水して飛び去る
2022.8.6 埼玉県
<7.23>
大暑(その2)
15時でオジロサナエを断念して、夕方のオナガサナエの産卵撮影に移動。最初の産卵は16時40分頃でした。
川がやや増水しているなかで3♀が飛来。2♀はコオニヤンマが捕食しようと追い回し落着いて産卵できません。
撮影したのは1♀で約1分間の産卵行動でした。気温はあまり下がらず17時で32℃。
♀ 産卵
2022.7.23 埼玉県
約2週間前に撮影した静止する♀です。
林縁にいた若い♀
2022.7.10 埼玉県