<8.30>
状況一変
栃木のカトリヤンマの交尾撮影の出直しです。5日前は交尾を目撃しせんでしたが、状況が一変していました。
探雌行動が活発で、強引に♀を連結するシーンが展開されています。気温は前回より5℃位低い31℃で推移。
午前中は、交尾態の着地を見失うか撮れない場所ばかりで焦燥感が募りますが、辛抱強く待つのみです。
13時半頃、抜けた場所の目の高さに止まっていた交尾態を発見。探索して約2時間半が経過していました。
交尾態
警戒して樹上に飛ぶ
さらに移動して落着く
一度撮影すると肩の荷が下ります。不思議なもので、この後の1時間で次々に交尾態が撮影できました。
こういう日もあるのでしょうが、これだけ撮影できたのは初めてのこと。以下、撮れる所にいた5対の様子です。
13時59分 交尾態になり約30秒間低い位置に止まる
14時11分 樹上にとまっていた交尾態を発見
14時25分 すぐ近くの樹上にも交尾態が止まっていた
14時33分 交尾態で飛来してやや低い位置に止まり約2分で飛ぶ
14時41分 次も交尾態で飛来して低い位置に止まる
警戒して樹上に飛び落着く
♂ 静止
♀ 静止
2018.8.30 栃木県
<8.29>
いつもいるとは
オオルリボシヤンマが産卵する池塘では、10時頃から正午にかけてネキトンボが何度も飛来して産卵しました。
昨年は、時期か気温の影響なのか目撃していません。いつもいるとは限らず、連結態には必ずレンズを向けます。
ただでさえ動きが激しいのに縄張り♂に干渉されて変則的に飛び回り、ヒットするかどうかは運次第です。
連結産卵
多くは連結を解いて単独産卵に移行します。縄張りの♂が産卵中の♀を捕捉するシーンはまず目撃しません。
連結を解いた直後の♂
♀ 単独産卵
2018.8.29 静岡県
<8.29>
いつもの光景
ルリボシヤンマの高原、毎年同じ池塘にオオルリボシヤンマが現われます。何故か産卵するのはいつも1♀のみ。
縄張りも1♂、11時過ぎに姿を消し14時半頃、再び飛来しました。動きが緩慢になってきたところを撮影。
♂ 飛翔 縄張り行動
9時50分頃の到着時、産卵中の♀と追尾の♂がいました。産卵は11時過ぎまで続きましたが、追尾は数分間。
♀が移動すると追うものの、侵入するルリボシヤンマを追い払う方に余念がありません。
産卵する♀と追尾の♂
♀ 飛翔 産卵移動
♀ 産卵
2018.8.29 静岡県
<8.29>
風強し
今年も高原のルリボシヤンマに行きました。ワンパターンではありますが、ホバリング撮影が一番の楽しみです。
炎天下であった昨年より気温が低く、風があって比較的凌ぎやすい天候。気温は29℃で推移。
午前中は数が少ないうえ風に流されてホバリングが安定せず、撮影中にピントが微妙に合わないのが分かります。
13時を過ぎて風が治まると個体数が増え、長いホバリングをする個体が見られました。
♀の目撃は少なく産卵は草陰に潜り込むので撮影できていません。交尾態は高く林の樹上に消えるばかりでした。
♂ 飛翔
以下、ストロボ撮影です。
争って水没した♂
2018.8.29 静岡県
<8.27>
追跡
猛暑日の連続で、ミルンヤンマが産卵するか不安ですが、朝方に賭けました。先週行った日は姿を見ていません。
1♂、1♀を撮影して、気温が上がった14時前に退散。最高気温35℃、谷の中でも30℃に達しました。
9時40分頃、産卵場所を探して下流から遡上する♀を発見。産卵を開始するも、落着く気配なく近寄れません。
約2分間後に飛んで、すぐ上の枝で休止。この♀を追跡することにしました。
♀ 産卵
♀ 静止
約3分後、腹部の屈伸を始めました。産卵に飛立つ前によく見る行動です。珍しく40秒近く続きました。
3分半程の休止で飛び立ち、約2分間、崖沿いに転々と移動して産卵場所を探しているようでした。
結局、最初に産卵した朽木に戻りましたが、30秒程で飛んで下流に向かいます。
♀ 産卵
後を追うと朽木に着地してやや落着きました。それでも産卵時間は約2分間。
産卵を中断してすぐ上の枝に止まったので再開を待ちましたが、数分後、奥の枝に移動して産卵終了でした。
♀ 静止
移動後
落着いて産卵するには時期が早いようです。午後も産卵する♀がいましたが、気付く前に飛ばれ消えました。
高い崖の枝にぶら下がる♂
2018.8.27 神奈川県