<7.28>
交尾態探しに難航
昨年、久々にキイトトンボを撮影した都下の公園の様子を見に行きました。11時前から産卵が多数見られ健在。
まずは交尾態ですが、池を囲む草原が草刈りされた直後で広く分散している気配。午前中は目撃しませんでした。
産卵している連結態はどこで交尾しているのか、探し回って正午過ぎにやっと1対を発見。気温は32℃。
交尾態 これでは見つけ難い
池の藻が除去されたようで産卵場所は石の苔位しかありませんが、多数の連結態がたくましく産卵していました。
連結産卵
産卵移動
以下の♀は緑色型
連結態 連結してもすぐに交尾しないので難儀
♂ 静止
♀ 静止
<ショウジョウトンボ> ♂ 静止 暑さの象徴
2021.7.28 東京都
キイトトンボの後はタイワンウチワヤンマの撮影に行く予定でしたが、あまりの暑さに気力が失せました。
産卵の期待度は小さいのであっさり断念。代わりに昨年の当地で撮影したショウジョウトンボ♂との絡みです。
<タイワンウチワヤンマ> ♂ 静止
2020.8.3 東京都
<7.26>
朽木での産卵
前回から11日後、再びネアカヨシヤンマの撮影に行きました。前回はすべて生木で、朽木での産卵撮影が目的。
午前中の目撃はなく、午後から断続的に♀が飛来して2、3頭が同時に産卵する時間帯もありました。
湿地の水が少し減ったためか、生木での産卵は見ません。気温は32℃で推移。以下、順不同で産卵の様子です。
♀ 産卵
別個体
別個体
別個体
別個体
3♀の産卵 ほぼ同時に飛来して2♀は一瞬で飛び1♀が落着いた
泥土に産卵する♀がいました。産卵に適した朽木が多い当所では見ることが少ないシーンです。
泥土への産卵
高い梢の若い♀です。しばらくして♂に見つかりましたが、飛び回って逃げきり、再度近くに止まりました。
若い♀の静止
♂に追われて移動した後 産卵ピーク時も参加せずに止まったまま
♀ 複眼が傷んだ個体 これも高い梢に静止
探雌行動は樹上を中心に行われ、高い梢で静止する♂が見られました。気温が低めで降りてくる個体はなし。
♂ 静止
2021.7.26 埼玉県
<7.25>
1秒間の連結
後一歩気温上がらず、ぶら下がりが不調です。気温がやや下がる予報で約2週間ぶりのヤブヤンマに行きました。
10時半頃の到着時、産卵を終えた♀が梢に飛び、正午過ぎに1♀が産卵。その後、産卵ラッシュになりました。
13時半から15時半頃は、常時2、3♀が産卵する滅多にない状態。結局、最高気温は33℃まで上昇。
午前中に2回探雌した1♂は止まったままでしたが、14時半頃に飛来した♂が産卵中の♀を追いかけました。
連結には成功したものの、♀が抵抗して1秒間で水面に落下、♂は断念し交尾ならず。いつもの光景です。
連結態 連結の瞬間 ♀は激しく抵抗
♂は腹側 直後に水面に落下して♂が飛立ち、♀も水没前に飛ぶ
3♀が並んで産卵 中央は複眼が青い個体
右側の2♀
青い複眼の♀はやや老熟 珍しいわけでないが、今季初めての目撃
緑色が目立たず褐色みを帯びた複眼の♀
以下、同時に入り乱れて産卵したので個体の識別が困難。順不同です。
♀ 飛翔 産卵移動
♀ 静止 産卵後休止
別個体
♂ 静止 若い個体
樹上を見上げると、何とコシボソヤンマが止まっていました。当地で見るのは初めてで、どこから来たのか不明。
<コシボソヤンマ> 未成熟♂のぶら下がり
2021.7.25 東京都
<7.22>
最初で最後
気温の上がり具合は絶好、埼玉のぶら下がりです。まずは、昨年当地で撮っていないマルタンヤンマ♂狙いです。
32℃の11時半頃、到着早々目立つ場所の♂を撮影。しかし、目撃はこれのみ。まさか最初で最後になるとは。
気温が上昇しても見られず、数時間無駄にしても撮れているので余裕。15時に断念しました。最高気温35℃。
♂のぶら下がり
2021.7.22 埼玉県
<7.24>
この日も1頭
2日後、マルタンヤンマの若い♂は今のうちと、都区内の公園に。午前は曇りがち、気温が低めで何も見られず。
12時半過ぎ、やや高い梢に♂がぶら下がっていました。この日も目撃したのはこの1頭でした。最高気温34℃。
♂のぶら下がり
しばらく腹部を反らせる
2021.7.24 東京都
<7.20>
存在感
カラカネイトトンボの沼、存在感があるのはルリイトトンボですが、本命の探索で撮影する余裕がありません。
離れた草叢から沼まで、至る所で連結態が飛び回っていました。どこで産卵するのか今回も不明のままです。
交尾態
連結態
連結態に向き合う♂
♂ 静止 縄張り争いは見られない
モウセンゴケに捕まった♂
2021.7.20 岩手県