<4.28>
産卵始まる
ヤマサナエの羽化撮影後は上流に向かってダビドサナエの産卵狙い。生殖活動が始まっているか微妙な時期です。
正午を過ぎて産卵を6回見ました。飛来は4♀のようで、動きが激しく最長30秒、大半は数秒で姿を消します。
産卵開始から間もない様子で、あるいはこの日が初日であったのかも。卵は写せていません。
12時15分頃 鮮やかな黄色の若い♀の産卵 15秒で姿を消す
約15分後 多分同じ♀が30秒間産卵
道を挟んだ林縁に止まって産卵終了
12時45分頃 次の♀が飛来して枯葉の上で30秒間産卵
14時を過ぎて漸く姿を見せた♂
2024.4.28 神奈川県
<4.28>
早い羽化進行
概して遅い時間帯に羽化するヤマサナエ。10時でも十分のはずが、到着時には翅が伸長した個体ばかりでした。
朝から気温が高く最低16℃、最高27℃。日射しをまともに受ける石にいた♀の羽化進行の早さには驚きです。
今季のサナエの羽化時期は順調とはいえませんが、ヤマサナエは例年どおりのようです。
9時45分頃 ♀羽化 到着が遅れた
約10分後 いかにも進行が早い
約25分後 早くも開翅
暗い場所で2頭の羽化 上♀ 下♂
2024.4.28 神奈川県
<4.25>
ピークを過ぎて
ホソミイトトンボの池。毎年オツネントンボを撮っていますが、行った日が悪かったか、今季は出が今一でした。
ピークを過ぎて連結態が少なくなっていますが、午後になって同じ一角で交尾と数対の産卵が見られました。
交尾態
連結産卵
当所で殆ど見ないホソミオツネントンボが単独産卵。♂はどこに行っているのか1頭も見ず。不思議な光景です。
<ホソミオツネントンボ> 単独産卵
2024.4.25 東京都
<4.25>
夏日
3日間日射しがなく、気温急上昇の予報です。ホソミイトトンボの活性化を期待して都下の公園に行きました。
10時過ぎの到着時、この日を待っていたかのように随所で生殖活動が展開されていました。最高気温26℃。
今年初めての汗をかきつつも、あまり労せずして綺麗なブルーの個体を撮影できるのは有難いことです。
草叢の交尾態
水辺の交尾態
連結産卵 好む産卵基質は水面に浮いた枯茎
11時半頃、ある一角に連結態が集まってきて、同じ枯茎で最大7対の集団産卵が見られた
正午になるとすべての連結態が姿を消し、以後、産卵に来ません。何故か午後は対岸に集合場所が変わりました。
1対が産卵を始めると2対が飛んできた 縄張り♂の干渉が多くここでは3対まで
2024.4.25 東京都
<4.21>
定位から
昨日撮影したヒメクロサナの羽化は殻から脱出後でしたが、何時もの撮り難い場所よりポジションが良好でした。
当たり年でピークを過ぎた可能性もあり、連日、同じ渓流に行きました。昨日よりも2℃程低く正午で20℃。
薄日が射すものの気温が上がらず、10時半になってから♂の羽化を発見。しかし、昨日と同じ進行段階でした。
一ついれば付近を探すのが鉄則。せめて休止から撮りたいものです。好運にも定位した個体が目に止まりました。
10時35分頃 ♀羽化 定位
斜面の不安定な枯葉に掴まっている 上の枯葉にも羽化殻
10時50分 裂開
10時54分 翅を抜く
10時57分 後肢が抜ける 裂開から休止まで約7分間 休止期も約7分間
11時4分 脱出開始 完了まで時間がかかり8分を要した
11時15分頃
11時35分頃
12時5分頃 定位から1時間半 飛立ちの約10分前 これにて移動
昨日より1時間遅れで最初に見つけた♂。これがいて同じ斜面の近くにいた定位の個体の発見に繋がりました。
10時30分頃 ♂羽化
10時50分頃
11時15分頃 開翅 なかなか飛ばす30分後に飛立ち
飛立ち後の着地 羽化場所の近くに一旦止まることが多い
定位からの♀の開翅を待っていると、現地で合流の知人が手招きしてくれたので見に行くと面白いシーンに遭遇。
例年、羽化をよく見るポイントですが、冒頭の♀を撮影していた11時頃に定位した模様です。
12時10分頃 同じ杉の枯れ枝で2頭が羽化 上♀ 下♀ 進行状況は2頭ほぼ同じ
12時23分 ♂が先に開翅
12時34分 ♀も開翅 ♂は上に這い上がって移動 飛立ちは♂40分、♀47分
2024.4.21 東京都